お名前.comでは、新たに誕生するドメインの取り扱いを随時追加しており、580種類以上のTLDを扱っています。2020年11月4日からは「.law」の受付が開始されました。「法律」を意味する「law」は、法律に関連する個人や企業、組織のみが申請できる登録要件があります。登録には弁護士や法律事務所、ロースクールなどの資格・認定が必要なため、法律に関する情報を発信するWebサイトなど、法律家としての安心感や信頼性を持たせたい場合に適しています。これまであった「.lawyer」（弁護士）より3文字と短くて覚えやすく、「.com」や「.net」よりは空きが多いので、望んだドメイン名にしやすいでしょう。

また、2020年12月18日には「.new」、2021年1月26日からは、「.gmo」の受付も開始されています。「.new」ドメインは、Webブラウザーのアドレスバーに「○○.new」と入力してアクセスすると、さまざまなサービスや指定のアクションをすばやく実行できる、Googleのサービス「.newショートカット」の機能が活用できるドメインです。Googleが管理する「.new」ドメインが一般開放されたことで登録可能となりました。

「.gmo」は、IoT機器専用のドメインです。IoTデバイスを取り扱う企業で、かつWebサイトやメールアドレスでは利用不可という、ちょっと変わった要件が指定されています。今後5Gの普及に伴い、さらに活用が期待されるIoT機器メーカーは、大量にある各機器のIPアドレスを管理しなければならなくなります。お名前.comを運営するGMOインターネットは、この大量のIPアドレスをドメインが管理することが有効であると考え、保有していた企業名TLDの「.gmo」を開放したとのことです。

新規ドメイン受付は比較的頻繁に行われているので、最適なドメインを求めているなら、定期的にチェックしてみるといいでしょう。また、既に申し込みできるドメインの中にも、意外と知られていないものや面白いものがたくさんありますので紹介していきましょう。もしかしたら、目的にピッタリなドメインがあるかもしれませんよ。

地域名ドメイン
.tokyo（東京）　.yokohama（横浜）　.okinawa（沖縄）　.nagoya（名古屋）　 .ryukyu（琉球）　.kyoto（京都）など
それぞれの土地で商売や情報発信する人には使い勝手のよいドメイン。ドメインとしてはちょっと長いのですが、ドメイン名を見ただけで、どこで活動しているのかがわかるので、それぞれの土地では注目度は高くなるでしょう。

色名ドメイン
.gold（金）　.red（赤）　.blue（青）　.pink（ピンク）　.green（緑）など
緑色なら「エコ」、赤色なら「ストップ」など、色から連想されるイメージがあるので、それに合わせて利用するといいかもしれません。

ちょっと変わったドメイン
.ninja（忍者）　.kiwi（キウイ）　.xyz（シティーハンターへ依頼？）　.ooo（○○オーー！的な）など
使用者がかなり限定されそうなドメイン。しかし使い方次第では、覚えやすく印象的なドメイン名が作れるかも？

特定期間に強いドメイン
.christmas（クリスマス）　.blackfriday（ブラックフライデー）など
オールシーズンでは使いにくいかもしれないですが、セール期間などに合わせて特設サイトを作ったときなどには活用したいドメイン。

最近では、音声SNSとして急激に盛り上がっている「Clubhouse」人気を受け、「.club」ドメインの人気も急上昇。文字列の希少価値が高い「プレミアムドメイン」の登録数は、1月前半の全世界での登録数が前年比で8倍以上増加。プレミアムドメイン以外の一般ドメインも、2倍近い登録数となっているそう。このように、登録数水準がそれほど高くなかったTLDが、急に注目を集めることもあるようです。

ほかにも、さまざまな特徴を持つTLDがまだまだあります。お名前.comでは、Webサイト上で取得したい文字列を検索するだけで「このTLDは文字列が空いていないけれど、他のTLDでは空いている」といった情報も簡単に確認することができます。各種登録料金は格安で提供しているため、お得に良いドメイン名を登録するチャンスかもしれません。覚えてもらいやすく、信用も得られるドメイン名をぜひゲットしてみましょう。