大人も十分ハマる面白さ。子供の年齢によっては 親のサポートがあると効果的
試しに、2人の息子たちにプレイしてもらいました。8歳児の弟はまだ少しだけパソコンを触るようになった程度なので、キーの位置はあまり覚えておらず、キーボードに目を落としがち。でも最初の方のステージは、誰でも最後まで行けるので、楽しみながらプレイしていました。このぐらいの年齢だと親のサポートが必要でしょう。
どうしてもキーボードに目線を落としがち。親がサポートしてあげると上達への近道になるかも
一方11才児の兄は、大好きなポケモンのことを調べるために、すでにパソコンを使っているため、少しはタイピングができます。プレイしてみると弟よりしっかり打てて、最初のステージはなんなくすべてクリア。でも、セカンドステージへ進むと、一段と難しくなり途中でゲーム・オーバーになってしまいました。でも、もう一度やりたいというやる気が見えたので、続けていけばかなり上達していくはずです。
兄のほうは、ミスはあるものの、単語になっても撃ち抜いていっていた。あとは何度もプレイして慣れるだけ
ピックを解放できないと、ライフが削れられ、0になればゲームオーバーになる
ちなみに、筆者自身もプレイしてみましたが、これが意外と難しいです。実は筆者は「かな入力」なため、「ローマ字入力」に不慣れというのもあるのですが、敵の動きによって文字が隠れたり、標的が変わってしまったりして、ミスもしやすく一筋縄にはいきません。昔ハマったゲームを思い起こして、「もう一度!」としばらくハマった自分がいました。
手前の葉っぱや木などに文字が隠れて見づらくなったり、ピックが途中で消えたりとセカンドステージでも難易度はグンとアップする
クリアしたら、スコアと正確さが表示されるので、さらに良いスコアを目指す向上心が生まれる
プレイするには、当たり前ですがキーボードが必須なため、ホリ製の「コンパクトキーボード for Nintendo Switch」とSwitch本体とキーボードを接続するためのUSBハブを備えた、ホリ製「テーブルモード専用ポータブルUSB ハブスタンド 2ポート for Nintendo Switch」が同梱された「スターターセット」も用意。とくにNintendo Switch Liteユーザーだとこのセットがオススメです。初代Nintendo Switch ならドックに挿してテレビの大画面でプレイすれば、キーボードだけ用意するだけで済みます。文字が意外と小さいので、こちらのほうがプレイしやすいかもしれません。
また、このホリ製キーボード、実測でキーピッチが18.7mm、ストロークは1.9mmで、コンパクトとはいえ子供の手にはベストフィット。打鍵感もしっかりあるので安価なノートPCよりタイピングしやすく、早く上達するかもしれません。
また、このホリ製キーボード、実測でキーピッチが18.7mm、ストロークは1.9mmで、コンパクトとはいえ子供の手にはベストフィット。打鍵感もしっかりあるので安価なノートPCよりタイピングしやすく、早く上達するかもしれません。
ホリ製キーボードは、コンパクトとはいえ子供の手にはベストフィット
この「タイピングクエスト」には、パッケージ販売の「通常版」や「スターターセット]に加え、「ステージ1」まで楽しめる無料ダウンロード版も提供されているので、すでにNintendo Switchに対応するキーボードをお持ちならひとまずこの無料ダウンロード版で子供の反応を確認してみることもできます。子供が夢中になるようなら、追加コンテンツの「タイピングクエスト メインコンテンツパス(DL版専用)」(4,378円(税込))を追加購入することで通常版と同じようにすべてのステージが楽しめます。
「タイピングクエスト」(株式会社セナネットワークス)[通常版]4,378円(税込)/[スターターセット]10,934円(税込)
※[スターターセット]同梱物:Nintendo Switchソフト「タイピングクエスト」/コンパクトキーボード for Nintendo Switch/テーブルモード専用ポータブル USB ハブスタンド2ポート for Nintendo Switch
子供の成長とやる気は親の理解次第
タイピングゲームの文化が復活して、筆者としては嬉しい限りです。ただ、将来まで役立つタイピング技術を磨くためとはいえ、ゲームである以上「バナナはおやつに入りますか問題」は課題として残ります。筆者宅も1日のゲーム時間は決められているため、タイピングクエストをプレイする時間が限られてしまい、上達する前に飽きてしまう恐れが。「タイピングクエスト」を子供の教育の一環と考え、「ゲームだけどこれは勉強!」と別腹にするか、それとも「ゲーム」とするのか、親の判断が試されます。
飯島 範久