GMOインターネットグループのGMOアダムが運営するNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」は2022年10月12日、NFTアートとして「青森ねぶた祭」の3Dモデルの販売を開始しました。青森青年会議所が取り組む「文化の持続性」への貢献活動の一環で、伝統的な青森ねぶた祭をNFT作品として販売する試みは今回が初めてとなります。
◆青森ねぶた祭 NFTストア(Adam内)
https://adam.jp/stores/AOMORI-NEBUTA_NFT
2022年8月2~7日にかけて開催された青森ねぶた祭では、「ねぶた原画NFT」の先着1万人への無料配布も行われました。
青森ねぶた祭は東北を代表する祭りの一つで、1980年には重要無形民俗文化財に指定されました。迫力ある「ねぶた」と踊り子の「ハネト」が祭りに訪れる人々を魅了し、2019年には来場者数285万人を記録しました。しかし2020年からはコロナ禍で2年連続開催中止となり、2022年8月に3年ぶりの開催を迎えました。
◆青森ねぶた祭 NFTストア(Adam内)
https://adam.jp/stores/AOMORI-NEBUTA_NFT
2022年8月2~7日にかけて開催された青森ねぶた祭では、「ねぶた原画NFT」の先着1万人への無料配布も行われました。
青森ねぶた祭は東北を代表する祭りの一つで、1980年には重要無形民俗文化財に指定されました。迫力ある「ねぶた」と踊り子の「ハネト」が祭りに訪れる人々を魅了し、2019年には来場者数285万人を記録しました。しかし2020年からはコロナ禍で2年連続開催中止となり、2022年8月に3年ぶりの開催を迎えました。
NFT作品制作の経緯と推進者のコメント
祭りの主役となる山車(だし)の「ねぶた」は、ねぶた師が数カ月以上かけて制作しますが、会期終了後にはそのほとんどが廃棄されてしまいます。伝統文化を後世に継承するための取り組みを推進する青森青年会議所は、ねぶたをデジタルで保存するとともに、今後の祭りのあり方やねぶたの新しいスポンサードのあり方の創出に向けて、今回ねぶた作品の3DモデルをNFTアートとして販売することになったとのことです。
青森青年会議所 理事長 関貴光氏は以下のようにコメントしています。
青森青年会議所 理事長 関貴光氏は以下のようにコメントしています。
左から、青森青年会議所 関貴光氏、ねぶた師 立田龍宝氏、青森青年会議所 工藤公太氏
「青森ねぶた祭を後世に受け継いでいくことが私たちの責任だと思っています。青森ねぶたの魅力をもっともっと広めたいという思いから、今年の私たちのねぶたをNFTアートとして販売するという新しい取り組みにチャレンジしました。毎年、祭が終わった翌日には、残念ながら廃棄されてしまうねぶたですが、NFTアートとして心だけでなく形としても残すことにより、私たちのねぶたに新たな価値を与えてもらうことができると思います。日本だけでなく世界にいる青森ねぶたファンの方々が作品の魅力を受け継いでいってくれることを期待しております」
販売予定の「ねぶた支援NFT」イメージ画像
今回販売がスタートしたNFTアートは、2022年度大型ねぶたとして青森青年会議所が運行した『風神 雷神(ふうじん らいじん)』(作:ねぶた師 立田龍宝)をモチーフにしたものです。販売されるNFTアイテムは、ワンコインで手軽に購入できる運行風景写真から、ねぶたの山車のもととなる原画データ、そして実際の山車を撮影し特別に制作した3Dモデルまで、さまざまな人が興味を持てる幅広いものとなっています。
また収益の一部は、「青森ねぶた祭」の今後の開催に向けた支援活動や、ねぶたの制作者「ねぶた師」へ還元するなど、持続可能な青森ねぶた祭へさまざまな活動を通して貢献される予定です。
ねぶた師 立田龍宝氏は、1985年青森生まれ。2013年青森青年会議所「倭し美わし」でねぶた師としてデビューし、2017年からは 青森ねぶた運行団体協議会の制作委員会 副委員長を務めているという人物です。
◆立田龍宝公式ウェブサイト
https://www.tatsuta-ryuho.com/
また収益の一部は、「青森ねぶた祭」の今後の開催に向けた支援活動や、ねぶたの制作者「ねぶた師」へ還元するなど、持続可能な青森ねぶた祭へさまざまな活動を通して貢献される予定です。
ねぶた師 立田龍宝氏は、1985年青森生まれ。2013年青森青年会議所「倭し美わし」でねぶた師としてデビューし、2017年からは 青森ねぶた運行団体協議会の制作委員会 副委員長を務めているという人物です。
◆立田龍宝公式ウェブサイト
https://www.tatsuta-ryuho.com/
青森ねぶた祭 NFTストア
販売作品について
2022年度作品『風神 雷神(ふうじん らいじん)』ねぶた3Dモデル:(1点限り)
・販売形式:オークション販売(自動延長あり)
・開始価格:20万円(税込)
・アイテム数:1点限り
・販売開始日:2022年10月12日
・開始価格:20万円(税込)
・アイテム数:1点限り
・販売開始日:2022年10月12日
2022年度作品『風神 雷神(ふうじん らいじん)』原画・作:立田龍宝:(全1種 計10点)
• 販売形式:定額販売
• 販売価格:各15万円(税込)
• アイテム数:全1種 計10点
• 販売開始日:2022年9月3日
• 1次購入者限定コンテンツ:1次購入者の方には複製原画を贈呈。
※本作品のみ、先行して9月3日に販売開始
※複製原画の受け取りは、アイテム詳細欄を確認のこと
• 販売価格:各15万円(税込)
• アイテム数:全1種 計10点
• 販売開始日:2022年9月3日
• 1次購入者限定コンテンツ:1次購入者の方には複製原画を贈呈。
※本作品のみ、先行して9月3日に販売開始
※複製原画の受け取りは、アイテム詳細欄を確認のこと
【ねぶた支援NFT】2022年青森ねぶた祭 『風神 雷神(ふうじん らいじん)』ねぶた 運行風景動画:(全1種 計50点)
・販売形式:定額販売
・販売価格:各1500円(税込)
・アイテム数:全1種 計50点
・販売開始日:2022年10月12日
・販売価格:各1500円(税込)
・アイテム数:全1種 計50点
・販売開始日:2022年10月12日
【ねぶた支援NFT】2022年青森ねぶた祭 『風神 雷神(ふうじん らいじん)』ねぶた 運行風景写真:(全3種 計300点・各100点限り)
・販売形式:定額販売
・販売価格:各500円(税込)
・アイテム数:全3種 計300点・各100点限り
・販売開始日:2022年10月12日
・販売価格:各500円(税込)
・アイテム数:全3種 計300点・各100点限り
・販売開始日:2022年10月12日
「青森ねぶた祭」で配布された「不動の睨み原画NFT」について
今回のNFTアート販売に先立ち、2022年8月2日~7日にかけて開催された「青森ねぶた祭」では、2021年度大型ねぶたとして制作された作品『市川團十郎白猿 不動の睨み』の原画データNFTが先着1万人に無料配布されました。
青森ねぶた祭の来場者へ、QRコードを記載したうちわを配布し、QRコードを読み取るとAdamでNFTの受け取りが可能となる「エアドロップ」の仕組みを活用しました。
青森ねぶた祭の来場者へ、QRコードを記載したうちわを配布し、QRコードを読み取るとAdamでNFTの受け取りが可能となる「エアドロップ」の仕組みを活用しました。
来場者が青森ねぶた祭で『市川團十郎白猿 不動の睨み』の原画データNFTを取得する様子
青森ねぶた祭の歴史や伝統に興味を持つ人や、NFT作品に興味のある人は、販売サイトを一度訪れてみてはいかがでしょうか。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。