買って周りに配りたくなるほど感動した「キャベピィMAX」
キャベピィMAXなら感動するくらい簡単に千切りキャベツが作れます。家で千切りキャベツを食べる機会が増えました
まわりの人を強制的に共感させたくなる逸品
しかし、筆者が自分で購入して人に配りたい、要するに自分が味わった感動を強制的にでも味合わせて共感してほしいと思ったアイテムは多くありません。そのうちの1つが、ののじの「キャベピィMAX」(税込1500円前後)。筆者のなかに千切りキャベツ革命が起きるほど、その使い勝手に感動したからです。
当然、この筆者の感動を無理矢理にでも共感させるべく、妻にも使わせ、仲良しの向かいのおばさんにも使わせ、そして母にも買って送りつけようと思っているほど。びっくりするくらい簡単に千切りキャベツができるのです。ぜひ、読者のみなさまにも使っていただきたい。
びっくりするほどの千切りキャベツが簡単にできる2つの秘密
一見すると、ただの大きめのピーラーにしか見えないキャベピィMAX。しかし、さまざまな工夫がされているといいます
なぜなら千切りキャベツを作るのが面倒だから。100円ショップやプチプラが大好きな筆者は、当然過去にも、それらの店頭で売られているキャベツ用ピーラーやスライサーなどを使ったことがあるのです。しかし、どれも簡単、手軽にという売り文句ほど簡単でもなければ、手軽でもありませんでした。
特許取得済みのステンレス2枚刃構造、さらに横滑りを防止するという高精度な三角刃を採用。これでおいしい千切りキャベツができるのです
1/4程度にカットしたキャベツを片手に持って、もう片方の手でキャベツを切るというか、削っていくのですが、本当に力を入れなくても刃がキャベツをつかみ、気持ちよく切れ、1度多くの千切りができます。これには特許技術を含む2つの秘密があるといいます。
ちょっと怖いくらいのレベルで簡単に、多くの千切りキャベツが作れて、使っていると気持ち良くなってきます
2つめの秘密は、横滑りを防止する高精度な三角刃を採用していること。これによってキャベツの細胞を壊さずにフワフワでシャキシャキの千切りキャベツが出来上がるといいます。しかし筆者は、この三角刃がキャベツをしっかり捕らえて、気持ちよく切れる要因になっていると感じるのです。
細く長く、しっかりとしたフワフワの千切りキャベツができるキャベピィMAX。大量に短時間で作れる点もうれしいところです
もう手ぶれのある世界には戻れない!「VCスマート 10×30 Cellarto WP」
VCスマート 10×30 Cellarto WPは2種類のぶれに自動的に対応する手ぶれ補正付きの防振双眼鏡です。野生動物だけでなく、推し活にもおすすめ
対象の表情まで見える! 話題の手ぶれ補正機構付き防振双眼鏡
防振双眼鏡が2024年になぜそんなに話題になったかというと、推し活のライブやコンサート、バードウオッチング、野生動物の観察シーンで、それまでの防振機構なしの双眼鏡に比べて、驚くほどクリアに見えるという事実が広まったからです。
防振機能をオン/オフするスイッチ。これをオンにすれば、自動的に2種類のぶれに対応してくれます
2種類のぶれに自動対応する「Cellarto(セラート)」シリーズは超クリア
手ぶれ補正機構を搭載し、防水仕様の「VCスマート 10×30 Cellarto WP」はアウトドアのタフな要求に応えますが、重さは約533gしかありません
実はぶれには、対象を追いかけてパンニングしたときや、船の上に乗っているときのように発生する大きなぶれと、静止した対象を観察しているときに発生する小さなぶれがあります。このため、1種類のぶれにしか対応していない防振双眼鏡や、2種類に対応していてもユーザーがモードを切り替える必要があるため、像が不自然になることがありました。
しかしこのCellartoシリーズは、この2種類のぶれを双眼鏡自身が感知し、自動で迅速に適切なモードに切り替えてくれます。
写真はカメラと望遠レンズで撮影したものですが、防振双眼鏡で観察していると、こんなイメージで細かな表情までがリアルタイムで感じられます
ナキウサギや野鳥などを観察しているときの感覚でいうなら、防振なしの双眼鏡では対象の全体を観察している印象なのに対して、同じ望遠倍率でも2種類のぶれに対応するこの防振双眼鏡は、その表情、鳴き出す寸前の呼吸の感じや飛び立つ際のタメといったものまで伝わってくる印象。情報のクリアさがまるで違うのです。
さらに高倍率で明るい「VCスマート 15×42 Cellarto WP」に注目
「VCスマート」シリーズの多くは、充電池でも駆動しますし、入手が容易な単3形乾電池で防振機能が駆動するのでとても便利です。急な電池切れにも対応しやすいのも良いところ
しかし、2024年11月下旬に、さらに細かな要望に対応して、高倍率で明るく防水仕様の「VCスマート 15×42 Cellarto WP」(実勢価格:税込12万円前後)と、よりコンパクトで軽量な「VCスマート 12×21 Cellarto」(実勢価格:税込9万5000円前後)が追加されました。
高倍率で明るく防水仕様の「VCスマート 15×42 Cellarto WP」(実勢価格:税込12万円前後)
ただし、これからの北海道の冬シーズンは、高い木の樹冠部分を飛び回るシマエナガや、警戒心が強くなかなか近づかせてくれないオオワシやオジロワシといった野鳥の観察・撮影シーズンなので、より高倍率で明るい「VCスマート 15×42 Cellarto WP」を使ってみたいと思っています。
強力な手ぶれ補正機構を搭載したケンコーの「Cellarto」シリーズは、ちょっと驚くくらいクリアに対象を観察させてくれるので、チャンスがあれば店頭などでも1度試してみてください。ちょっと感動すると思いますよ。
5つ、どのアイテムも超おすすめ
2024年のベスト5。はっきりいって、どれもかなりおすすめです。しかし、もっともおすすめなのはスマートリングのAmazfit Helio Ring
スマートリングは世の中を変えるかも
この5アイテムでも筆者のなかで別格なのがAmazfit Helio Ringです。基本的に、Amazfit T-REX3などのスマートウォッチでも計測している数値を、わずか4gのリングで計測できるようになっただけでは? と思う方も多いと思います。
わずか4gにも満たないスマートリングから、簡単にさまざまなデータを計測できるのは非常におもしろいのです。しかし……
むしろ、自分の心身のコンディションを数値化、見える化して自分の様子を確認するのがとても楽しいのです。そして、その結果に合わせて、自分をケアするのが、かなり性に合っていました。心身ともに安定し穏やかに過ごせるように自己管理するのが好きなのでしょう。
簡単に計測でき、そこから容易にビッグデータ化可能な人体の心身のデータが得られる時代の未来を考えるとちょっと怖くなるのは筆者だけではないでしょう
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。