プログラミングの“キホン”は3つだけ
前回は私たちの生活のすぐそばにあるプログラミングについて紹介しました。今回からは、プログラミングの基本を学んでいきましょう。
プログラミングは難しそうに見えるかもしれませんが、実はとても簡単で、基本となる考え方は3つしかありません。
どんな複雑なプログラムも3つの基本を組み合わせて作られているんです。一つずつ確認していきましょう。
プログラミングは難しそうに見えるかもしれませんが、実はとても簡単で、基本となる考え方は3つしかありません。
どんな複雑なプログラムも3つの基本を組み合わせて作られているんです。一つずつ確認していきましょう。
プログラミングのキホンその1「順次」
プログラミングの1つ目の基本は「順次」です。
順次とは、決められた順番通りに物事を進めていくことです。コンピューターに「まずこれをして」「次にこれをして」と順番に指示を出すと、コンピューターは私たちの思い通りに動いてくれます。
これは皆さんが普段の生活のなかで、何気なくやっていることと同じです。
順次とは、決められた順番通りに物事を進めていくことです。コンピューターに「まずこれをして」「次にこれをして」と順番に指示を出すと、コンピューターは私たちの思い通りに動いてくれます。
これは皆さんが普段の生活のなかで、何気なくやっていることと同じです。
私たちの生活の中にある「順次」
私たちの生活の中でも、「順次」は当たり前のように行われています。
例えば、ご飯を食べるときはお茶碗を持って、お箸を持って、そしてご飯を食べますよね。この一連の動作は、みんなが自然と順番通りにやっていることです。
料理を作るときも同様です。
カレーを作るなら、まずは野菜や肉を切って、肉と野菜を炒めて、水を入れて、最後にルーを入れるという順番があります。レシピ本を見ると、必ず「1. まず野菜を切ります」「2. 鍋に油を引いて肉を炒めます」というように、順番が書かれていますよね。これは「順次」の考え方そのものです。
例えば、ご飯を食べるときはお茶碗を持って、お箸を持って、そしてご飯を食べますよね。この一連の動作は、みんなが自然と順番通りにやっていることです。
料理を作るときも同様です。
カレーを作るなら、まずは野菜や肉を切って、肉と野菜を炒めて、水を入れて、最後にルーを入れるという順番があります。レシピ本を見ると、必ず「1. まず野菜を切ります」「2. 鍋に油を引いて肉を炒めます」というように、順番が書かれていますよね。これは「順次」の考え方そのものです。
もしも順番を守らないとどうなる?
では、順番を守らないと、何が起こるでしょうか。食卓を思い浮かべてください。
1.お茶碗を持つ
2.お箸を持つ
3.ご飯を食べる
ご飯を食べるための順番を守らずに、次のような順番にしてしまうと、どうなるでしょうか。
1.お茶碗を持つ
2.ご飯を食べる
3.お箸を持つ(?)
お箸を持つ前にご飯を口に運ぼうとしても、うまく食べられないですよね。きっと食べこぼしてしまったり、手を汚してしまったりするでしょう。これは順番を守らないことで起きる問題です。
料理でも同じことがいえます。カレーを作るときに、最初にルーを入れてから野菜を切ろうとしたり、水を入れる前に火にかけたりしたら、おいしいカレーはできません。材料を入れる順番を間違えると、野菜が硬かったり、ルーが固まってダマになったりしてしまうかもしれません。
このように、順番を守ることはとても大切です。
プログラミングも同じように、コンピューターに正しい順番で指示を出すことが重要です。
例えばゲームのキャラクターを動かすときも、「まず前に進んで」「それから右を向いて」「最後にジャンプして」というように、順番に命令を出していきます。この順番を間違えると、キャラクターは私たちの思い通りには動いてくれません。
プログラミングの世界では、この「順次」という考え方を使って、複雑な動きも一つ一つの簡単な命令に分けて、順番に実行していくのです。難しそうに見える動きも、実は単純な命令の組み合わせでできています。
1.お茶碗を持つ
2.お箸を持つ
3.ご飯を食べる
ご飯を食べるための順番を守らずに、次のような順番にしてしまうと、どうなるでしょうか。
1.お茶碗を持つ
2.ご飯を食べる
3.お箸を持つ(?)
お箸を持つ前にご飯を口に運ぼうとしても、うまく食べられないですよね。きっと食べこぼしてしまったり、手を汚してしまったりするでしょう。これは順番を守らないことで起きる問題です。
料理でも同じことがいえます。カレーを作るときに、最初にルーを入れてから野菜を切ろうとしたり、水を入れる前に火にかけたりしたら、おいしいカレーはできません。材料を入れる順番を間違えると、野菜が硬かったり、ルーが固まってダマになったりしてしまうかもしれません。
このように、順番を守ることはとても大切です。
プログラミングも同じように、コンピューターに正しい順番で指示を出すことが重要です。
例えばゲームのキャラクターを動かすときも、「まず前に進んで」「それから右を向いて」「最後にジャンプして」というように、順番に命令を出していきます。この順番を間違えると、キャラクターは私たちの思い通りには動いてくれません。
プログラミングの世界では、この「順次」という考え方を使って、複雑な動きも一つ一つの簡単な命令に分けて、順番に実行していくのです。難しそうに見える動きも、実は単純な命令の組み合わせでできています。

成瀬 允宣
【GMOインターネットグループ デベロッパーエキスパート / GMOインターネットグループ アプリケーション開発本部 所属】
テックリードとしてWebアプリケーションプロダクト開発に従事するほか、大学講師やKids VALLEY プロジェクトにおける小学校プログラミング教育に携わる。また、カンファレンスなどでソフトウェア開発・設計を主軸に講演活動を行っている。
著書『ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本』
X:@nrslibi