騒音レベルの高さが課題か
さて、冷却性能については文句なしのChillerXですが、気になるポイントもいくつかありました。まず使用してすぐに気が付くのが、とにかく騒音レベルが高いこと。これまで使ってきた冷房服のファンもかなり大きな音でしたが、ChillerXは排気ファン以外に電動ポンプも内蔵しているため、その騒音レベルは相当高いです。屋外でも、すれ違う人が気になるレベルの音が出ているため、従来の冷房服以上に利用環境には気を使う必要があると感じました。
また細かい話ですが、バッテリーを収納するポーチのサイズも気になりました。バッテリーを収納して腰から下げられるのは便利ですが、遊びがないキツめのつくりで、収納にはかなりの力が必要でした。1度バッテリーを収納するとガッチリ固定されるので安心して使える点はありがたいのですが、ここはもう少し緩めのポーチの方が使い勝手がよかったように思います。
そしてもう1点は、背面部の冷却装置の大きさについてです。ChillerXのベストの部分には排気ファンなどが付いていないため、装着してから上着を着ても内部の冷却が可能ですが、排気ファンを内蔵する背面部の冷却装置は外に出しておく必要があります。上着の裾を畳んで冷却装置に掛からないように着なければならないので、この裾などを留められる留め具などが背面部にあるとありがたいと感じました。
今後、別売オプションとして、冷却ユニットの取り付け場所を移せる延長チューブを発売する予定もあるようなので、これを活用することも考えられそうですが、服の裾の固定具くらいはオプションなしでも実現してほしいところです。
また細かい話ですが、バッテリーを収納するポーチのサイズも気になりました。バッテリーを収納して腰から下げられるのは便利ですが、遊びがないキツめのつくりで、収納にはかなりの力が必要でした。1度バッテリーを収納するとガッチリ固定されるので安心して使える点はありがたいのですが、ここはもう少し緩めのポーチの方が使い勝手がよかったように思います。
そしてもう1点は、背面部の冷却装置の大きさについてです。ChillerXのベストの部分には排気ファンなどが付いていないため、装着してから上着を着ても内部の冷却が可能ですが、排気ファンを内蔵する背面部の冷却装置は外に出しておく必要があります。上着の裾を畳んで冷却装置に掛からないように着なければならないので、この裾などを留められる留め具などが背面部にあるとありがたいと感じました。
今後、別売オプションとして、冷却ユニットの取り付け場所を移せる延長チューブを発売する予定もあるようなので、これを活用することも考えられそうですが、服の裾の固定具くらいはオプションなしでも実現してほしいところです。

バッテリーを収納するためのポーチはサイズに遊びがなく、ややピッチリしていてきつめなつくり

ポーチの中央にはアクリルパネルが内蔵されていて、常に形をキープできるようになっています
以上、Shitallの水冷ウェア「ChillerX」の使い心地についてレポートしました。
ワークマンのペルチェベストに衝撃を受けてからわずかの間に、それを凌駕する新製品に出合えて、冷房服ファンとしては驚きが隠せません。騒音レベルなど、まだまだ課題も感じられましたが、今後さらに製品として磨きがかかっていくことに期待しています。
ワークマンのペルチェベストに衝撃を受けてからわずかの間に、それを凌駕する新製品に出合えて、冷房服ファンとしては驚きが隠せません。騒音レベルなど、まだまだ課題も感じられましたが、今後さらに製品として磨きがかかっていくことに期待しています。

池 紀彦
ゲーム&ガジェットライター
自ら触れて得た体感を形にする兼業ライター。ソフトウェア事業のディレクションと検証を行なう傍ら、パソコン雑誌編集部やAV機器メディア編集部を経て得た経験を活かし、パソコン、ガジェット、ゲーム、おもちゃなどのレビューを日夜各所で執筆。ThinkPadと程よい懐古物を好み、懐かしのゲームやパソコン、アニメ、漫画などをこよなく愛します。「やってみた」には定評あり。