日本で入手できるフォルダブルフォンは4種類
では日本で販売されているフォルダブルフォンはどんな種類があるのでしょうか? 2023年5月時点で販売および販売予定のモデルは以下の4機種です。
・グーグル「Pixel Fold」(2023年5月10日発表)
・サムスン「Galaxy Z Fold4」(2022年9月29日発売)
・サムスン「Galaxy Z Flip4」(2022年9月29日発売)
・モトローラ「razr 5G」(2021年3月26日発売)
・グーグル「Pixel Fold」(2023年5月10日発表)
・サムスン「Galaxy Z Fold4」(2022年9月29日発売)
・サムスン「Galaxy Z Flip4」(2022年9月29日発売)
・モトローラ「razr 5G」(2021年3月26日発売)
手ごろなサイズのエンタメスマホ「Pixel Fold」
グーグルから発表されたPixel Foldは、2023年5月時点で最新のフォルダブルフォンです。Google Storeでの価格は25万3000円。6月20日に予約受付を開始、7月中旬出荷を予定しています。開くと7.6インチの大きな画面を利用できます。Galaxy Z Fold4と異なるのは開いたときに、画面の横方向が縦方向よりも長いサイズになること。そのため動画を見るなどエンタメ用途により適していると言えます。また開いたときに5.8mmという薄さも魅力的で、片手でも楽に持つことができます。本体を閉じると画面の大きさは5.8インチと小さくなり、縦横比も普通のスマートフォンとほぼ同じになるので「閉じても使いやすい」点も見逃せません。
手ごろなサイズのエンタメスマホ「Pixel Fold」
ペンも使えるクリエイティブツール「Galaxy Z Fold4」
日本のみならず世界でも「フォルダブルフォンと言えば誰もがGalaxy Z Foldシリーズ」と言われるほど知られている製品です。Galaxy Z Fold4は4世代目の製品ということもあり、使い勝手もかなり進化しています。画面サイズは開くと7.6インチとなり、最大3つのアプリを画面分割で表示できます。また専用のスタイラス「Sペン」を使って文字や絵などを書き込むこともできます。ビデオチャットアプリを開きながら会議のメモを手書きで取るなんて技はフォルダブルフォンだからこそできることでしょう。本体を閉じると横幅は約67mmと細く、6.2インチの縦長ディスプレイを片手で操作することも簡単です。
ペンも使えるクリエイティブツール「Galaxy Z Fold4」
折り曲げモードも楽しめるスタイリッシュな「Galaxy Z Flip4」
デザインがスタイリッシュなので、普通のスマートフォンに飽き足らない人に勧められるのがGalaxy Z Flip4です。ボラパープル、ピンクゴールドという美しいカラーリングに加え、ベーシックなグラファイトの3色展開。女性にも男性にも勧められます。必要な時だけ画面を開けばいいのでデジタルデトックス効果にも。
折り曲げモードも楽しめるスタイリッシュな「Galaxy Z Flip4」
ビジネスシーンにも似合う風格「razr 5G」
発売からやや時間がたっているものの、ブラックボディーに流線型のデザインは今見ても大人向きと思える風格ある外観です。海外では後継機も出ていることから、そろそろ日本にも新モデルの投入を期待したいところです。
ビジネスシーンにも似合う風格「razr 5G」
魅力がいっぱい! 海外発売のフォルダブルスマホ
ここまでは日本で入手できるフォルダブルフォンを紹介しましたが、海外ではすでに10機種以上のモデルが販売されています。その中から特に気になる2つの製品を紹介しましょう。
OPPO「Find N2 Flip」
縦折り式のフォルダブルフォンです。Galaxy Z Flip4と比べると外ディスプレイのサイズが大きいのが特徴。閉じたままカメラを使うときのプレビューも大きく表示できますし、通知や時計の表示も楽にできます。
OPPO「Find N2 Flip」
ファーウェイ「Mate X3」
横折り式のスマートフォンです。開いたときの本体の厚みはわずか5.3mmと薄く、閉じても11.8mmと普通のスマートフォンとあまり変わりません。重量はiPhone 14 Pro Maxより軽い239g。横折り式フォルダブルフォンの概念を変えてしまうモデルです。
ファーウェイ「Mate X3」
海外では今年に入ってからもフォルダブルフォンが数モデル発表されています。日本でもいずれフォルダブルフォンの種類は増えていくでしょう。スマートフォンを次に買い替えるときは、フォルダブルフォンも検討に入れてはいかがでしょうか。
山根 康宏
香港在住携帯研究家
スマホとSIMを求めて世界各国を取材中。海外、特に中国の通信事情に精通している。大手メディアへの執筆も多数。海外スマホ・ケータイを1800台所有するコレクターでもある。