鷹木です。最近、いろいろあって、運営するテクノロジー情報メディア「テクノエッジ」の記事のソーシャルでの拡散を考えています。FacebookやX(旧Twitter)だけでは当然足りなくて、InstagramやThreads、Blueskyなどもひっくるめて投稿しないといけないのですが、なかなか全部を同時に管理するのが難しくて、「SocialDog」や「Hootsuite」といった管理ツールや、「IFTTT」のような自動化ツールなどを試している次第。誰かいい手段を教えてくれないかなあ。
という前置きもありつつ、今回は、ソーシャルメディア化するソーシャルネットワークについて整理します。この2つ、似ているようで、全然違うものかもしれません。
という前置きもありつつ、今回は、ソーシャルメディア化するソーシャルネットワークについて整理します。この2つ、似ているようで、全然違うものかもしれません。
SNSのビジネスモデルと「リンク貼らないで」の意図
XやFacebookといったSNSが今、姿を変えてきています。Xはイーロン・マスク氏による買収以降、仕様変更が相次ぎましたし、Facebookは最近、「ファクトチェックをやめる」と宣言し、物議をかもしています。
Xでは、バズっている投稿や、システムがおすすめ(レコメンド)するコンテンツが表示されやすく、閲覧されやすい仕組みがすっかり定着しました。またX、Facebookの両サービスとも、「投稿に直接URLを貼った場合、表示順位を下げる」と宣言しています。
その背景には、ビジネス的な狙いがあると思われます。サービス提供者側にとっては、広告収益を高めるため、滞在時間を最大化し、離脱率を最小化することが大切。ユーザーが貼ったリンクから、プラットフォームを離脱しないでほしいと思っているわけです。本来は、リンクを踏むこともエンゲージメント(ユーザーの関わりの強さ)につながるはずなんですけどね。
こうしたトレンドに真っ向から反対し、純粋に時系列の表示システムで挑んできたのが、新SNS「mixi2」です。リンクの有無やバズっている・いないに関わらず、フォローした人の投稿を時系列に並べています。
ただ、Xのレコメンドはディスカバリー・発見につながるので、私は悪くないと思っています。Xは、面白いことを言っている知らない個人を発見できる唯一のメディアではないでしょうか。レコメンドがなくなると、知り合いだけの空間になり、かえって分断が進んじゃうんじゃないかなって気もしています。
Xでは、バズっている投稿や、システムがおすすめ(レコメンド)するコンテンツが表示されやすく、閲覧されやすい仕組みがすっかり定着しました。またX、Facebookの両サービスとも、「投稿に直接URLを貼った場合、表示順位を下げる」と宣言しています。
その背景には、ビジネス的な狙いがあると思われます。サービス提供者側にとっては、広告収益を高めるため、滞在時間を最大化し、離脱率を最小化することが大切。ユーザーが貼ったリンクから、プラットフォームを離脱しないでほしいと思っているわけです。本来は、リンクを踏むこともエンゲージメント(ユーザーの関わりの強さ)につながるはずなんですけどね。
こうしたトレンドに真っ向から反対し、純粋に時系列の表示システムで挑んできたのが、新SNS「mixi2」です。リンクの有無やバズっている・いないに関わらず、フォローした人の投稿を時系列に並べています。
ただ、Xのレコメンドはディスカバリー・発見につながるので、私は悪くないと思っています。Xは、面白いことを言っている知らない個人を発見できる唯一のメディアではないでしょうか。レコメンドがなくなると、知り合いだけの空間になり、かえって分断が進んじゃうんじゃないかなって気もしています。
鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。