超解像ズームProで100倍ズームも可能に
Google Tensor G5とAIの進化によって大きく強化されたカメラ機能の中でも、特に大きく変わったのがズーム機能です。
これまでGoogle Pixelのズーム倍率は、光学とデジタルを掛け合わせても最大30倍でしたが、Pixel 10 Pro / 10 Pro XLでは「超解像ズームPro」により最大100倍まで対応。月の表面に寄れるほどの倍率で、これまでは一眼レフで高級レンズを使わないと難しかった領域です。
これまでGoogle Pixelのズーム倍率は、光学とデジタルを掛け合わせても最大30倍でしたが、Pixel 10 Pro / 10 Pro XLでは「超解像ズームPro」により最大100倍まで対応。月の表面に寄れるほどの倍率で、これまでは一眼レフで高級レンズを使わないと難しかった領域です。
超解像ズームのイメージ。画面右上のプレビューからここまで寄れる
通常、これだけズームすると細部が失われて油絵のような仕上がりになりますが、AIの拡散モデルを活用し、ズーム時に失われる細部をAIが書き足すことで、ズームしてもくっきりとした写真を残せます。
空気が澄む秋の満月のシーズンには、スマホで撮影した写真がSNSに並びますが、今年はPixelで撮影した月の写真が並ぶことになりそうです。
人気のポートレートモードも進化しました。Pixel 10 Pro / 10 Pro XLでは50メガピクセルでの撮影に対応。高解像撮影によって、髪の毛や衣服の質感までより精細に写り、撮影後にトリミングしても画質が劣化しにくく、構図を後から自在に調整できます。
さらに、クラウドAIを活用して動画のクオリティを引き上げる「動画ブースト」は、手ぶれ補正が強化され、公園で子どもやペットを追いかけながら撮影したり、歩きながら街を撮影するVlog撮影なども、ジンバルなしで高品質で滑らかな映像撮影が可能に。広角カメラの光学手ぶれの補正範囲も2倍に向上しています。
ズームの進化はプロモデルだけではありません。Pixel 10では、ベースモデルとして初めて光学5倍の望遠カメラを搭載。光学相当の10倍ズームや20倍の超解像ズームにも対応し、大きく進化しました。
これまでAシリーズは、レンズやイメージセンサーといった細かな仕様の違いで差別化されていましたが、今回はレンズの数というわかりやすい違いになっています。
その一方で、レンズやセンサー自体はPixel 9よりスペックが抑えられており、Pixel 9aと同等の構成です。結果として、望遠レンズの有無が前モデルか最新モデルかを選ぶポイントのひとつになりそうです。
折りたたみスマートフォンのPixel 10 Pro Foldでは、本体を開きながらカメラを構えると、撮影した写真を見ながら撮影できる「インスタントビュー」に対応。良く撮れたと思っても、後から見返したらブレていたり、もう良い感じに撮れているのに無駄に何枚も撮ってしまうことがなくなります。
AIによる写真撮影機能も強化されています。
グループ写真を撮ったとき、目を閉じてしまった顔や1人だけ別の方向を見ている顔を、AIを活用して自然に差し替えるベストテイクは、ワンショットでベストな表情をそろえられる「オートベストテイク」に。さらに、周りに撮影を頼める人がいないときでも2枚の写真を撮影してAIが自然に合成することで、カメラマンも集合写真に写れる「一緒に写る」は多人数や複雑なポーズにも対応しました。
空気が澄む秋の満月のシーズンには、スマホで撮影した写真がSNSに並びますが、今年はPixelで撮影した月の写真が並ぶことになりそうです。
人気のポートレートモードも進化しました。Pixel 10 Pro / 10 Pro XLでは50メガピクセルでの撮影に対応。高解像撮影によって、髪の毛や衣服の質感までより精細に写り、撮影後にトリミングしても画質が劣化しにくく、構図を後から自在に調整できます。
さらに、クラウドAIを活用して動画のクオリティを引き上げる「動画ブースト」は、手ぶれ補正が強化され、公園で子どもやペットを追いかけながら撮影したり、歩きながら街を撮影するVlog撮影なども、ジンバルなしで高品質で滑らかな映像撮影が可能に。広角カメラの光学手ぶれの補正範囲も2倍に向上しています。
ズームの進化はプロモデルだけではありません。Pixel 10では、ベースモデルとして初めて光学5倍の望遠カメラを搭載。光学相当の10倍ズームや20倍の超解像ズームにも対応し、大きく進化しました。
これまでAシリーズは、レンズやイメージセンサーといった細かな仕様の違いで差別化されていましたが、今回はレンズの数というわかりやすい違いになっています。
その一方で、レンズやセンサー自体はPixel 9よりスペックが抑えられており、Pixel 9aと同等の構成です。結果として、望遠レンズの有無が前モデルか最新モデルかを選ぶポイントのひとつになりそうです。
折りたたみスマートフォンのPixel 10 Pro Foldでは、本体を開きながらカメラを構えると、撮影した写真を見ながら撮影できる「インスタントビュー」に対応。良く撮れたと思っても、後から見返したらブレていたり、もう良い感じに撮れているのに無駄に何枚も撮ってしまうことがなくなります。
AIによる写真撮影機能も強化されています。
グループ写真を撮ったとき、目を閉じてしまった顔や1人だけ別の方向を見ている顔を、AIを活用して自然に差し替えるベストテイクは、ワンショットでベストな表情をそろえられる「オートベストテイク」に。さらに、周りに撮影を頼める人がいないときでも2枚の写真を撮影してAIが自然に合成することで、カメラマンも集合写真に写れる「一緒に写る」は多人数や複雑なポーズにも対応しました。
ついにMagSafeライクな充電に対応、新しいマグネットアクセサリ「Google Pixelsnap」も
Tensor G5による電力効率の向上と大容量バッテリーによって、電池持ちはPixel 9シリーズの24時間以上から、Pixel 10シリーズでは30時間以上に向上しました。
充電性能も強化されています。
・有線充電：30分で50%充電、Pixel 10 Pro XLは30分で70%まで充電
・Qi2ワイヤレス充電：最大15W、Pixel 10 Pro XLは最大25W
さらに、本体にマグネットが内蔵されたことで、充電パッドがズレることなく、常に高い効率で充電できます。こうしたマグネット式のワイヤレス充電は、MagSafeとして搭載するiPhoneが先駆者でしたが、Androidでもようやくメジャーなスマートフォンに搭載が広がりそうです。
これに合わせて、背面にピタッと吸着して使える新しいマグネットアクセサリ「Google Pixelsnap」も発表されました。
充電性能も強化されています。
・有線充電：30分で50%充電、Pixel 10 Pro XLは30分で70%まで充電
・Qi2ワイヤレス充電：最大15W、Pixel 10 Pro XLは最大25W
さらに、本体にマグネットが内蔵されたことで、充電パッドがズレることなく、常に高い効率で充電できます。こうしたマグネット式のワイヤレス充電は、MagSafeとして搭載するiPhoneが先駆者でしたが、Androidでもようやくメジャーなスマートフォンに搭載が広がりそうです。
これに合わせて、背面にピタッと吸着して使える新しいマグネットアクセサリ「Google Pixelsnap」も発表されました。
ケースを着けたままでも使えるPixelsnap充電器。Pixel 10 Pro Foldを開きながら充電できるスタンドセットも
ケースを着けたままでも充電できるケースやワイヤレス充電器、マグネットを使ったリングスタンドも用意されます。さらに、Google認定アクセサリの「Made for Google」プログラムを通じて、サードパーティからも発売。Mousからは超薄型のケース、Bellroyからはレザーケースやカードの収納に便利なウォレットケースがラインアップされています。
10世代目にふさわしい進化、来月登場予定のiPhone 17との選択は？
Google Pixel 10シリーズは、AIとカメラ、そしてバッテリー周りを中心に大きく進化し、10世代目としてふさわしい完成度を誇るモデルといえそうです。
ベースモデルにもトリプルカメラを搭載。Proモデルでは最大100倍ズームや50メガピクセルのポートレートといった強力な撮影機能を備えています。折りたたみモデルは、薄型ながら折りたたみ型のPixelでは最大のバッテリー容量を備えたことで、電池持ちの課題を克服しています。
そして、すべてのモデルにMagSafeライクなGoogle Pixelsnapに対応したことで、アクセサリの楽しみ方も広がりました。
9月にはiPhone 17シリーズの発売も予想されていますが、Google Pixel 10シリーズはAI分野で一歩も二歩も先を行っている印象。スマートフォンに“AIによる新しい体験”を求めている人なら、iPhoneからの乗り換えの強力な選択肢のひとつになりそうです。
Googleストアの価格は昨年と同じですが、ストレージ容量のラインアップに変更があり、128GBが廃止され、選べる容量が256GB以上になったことでProモデルの最低価格が値上がりしました。折りたたみモデルは1万円値上げされています。
また、2025年9月8日までの期間限定でキャンペーンが実施中です。Googleストアで次回以降の買い物に利用できるGoogleストアポイントの付与や、下取りの払い戻しの増額でお得に購入できます。
そのほか、サブスクの無料特典や学割（10％引き＆次回の購入で使える15％オフクーポンがもらえる）も実施中です。
ベースモデルにもトリプルカメラを搭載。Proモデルでは最大100倍ズームや50メガピクセルのポートレートといった強力な撮影機能を備えています。折りたたみモデルは、薄型ながら折りたたみ型のPixelでは最大のバッテリー容量を備えたことで、電池持ちの課題を克服しています。
そして、すべてのモデルにMagSafeライクなGoogle Pixelsnapに対応したことで、アクセサリの楽しみ方も広がりました。
9月にはiPhone 17シリーズの発売も予想されていますが、Google Pixel 10シリーズはAI分野で一歩も二歩も先を行っている印象。スマートフォンに“AIによる新しい体験”を求めている人なら、iPhoneからの乗り換えの強力な選択肢のひとつになりそうです。
Googleストアの価格は昨年と同じですが、ストレージ容量のラインアップに変更があり、128GBが廃止され、選べる容量が256GB以上になったことでProモデルの最低価格が値上がりしました。折りたたみモデルは1万円値上げされています。
また、2025年9月8日までの期間限定でキャンペーンが実施中です。Googleストアで次回以降の買い物に利用できるGoogleストアポイントの付与や、下取りの払い戻しの増額でお得に購入できます。
そのほか、サブスクの無料特典や学割（10％引き＆次回の購入で使える15％オフクーポンがもらえる）も実施中です。
坂倉 優介
ブログメディア運営
スマートフォンやタブレット、アプリ、サービス、アクセサリを総合的に取り扱うブログメディア「携帯総合研究所」を運営。高校生時代に立ち上げて15年以上が経過しました。エンジニアの経験を活かして、大手キャリア4社の機種代金や月額料金を比較できる料金シミュレーターも開発しています。
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