腰に効く「ツボ」と「ポーズ」
腰の痛みには「承山」と「環跳」
腰の痛みというと、腰周辺のマッサージといったツボの刺激が一般的ですが、先生は、まずはふくらはぎにある「承山(しょうざん)」を刺激するのがおすすめだそうです。
ふくらはぎのほぼ中央部分にあり、つま先立ちをするとアキレス腱の延長上の少しへこんだ部分が「承山(しょうざん)」。腰痛だけでなく、足の痛みやこむら返りなどにも効果があるそうです。
そして、腰痛対策のふたつ目のツボは「環跳(かんちょう)」。身体の側面にある太ももの付け根の骨から座骨へのラインの太ももの付け根から1/3あたりにあるツボです。お尻に力を入れるとへこむ部分といわれています。こちらも腰痛に効果があるそうです。
このふたつのツボは、意外と見つけづらいのでどうしたら良いのか? 先生によると、軽く押したり、マッサージしたりしたときにイタ気持ち良いところがツボ。ツボの位置は個人差もありますし、そのツボにつながる部分が問題ないとなにも感じないこともあるので、自分でマッサージする場合は、自分が気持ち良かったり、軽い痛みなどを感じる部分を探すのが大切だそうです。
ふくらはぎのほぼ中央部分にあり、つま先立ちをするとアキレス腱の延長上の少しへこんだ部分が「承山(しょうざん)」。腰痛だけでなく、足の痛みやこむら返りなどにも効果があるそうです。
そして、腰痛対策のふたつ目のツボは「環跳(かんちょう)」。身体の側面にある太ももの付け根の骨から座骨へのラインの太ももの付け根から1/3あたりにあるツボです。お尻に力を入れるとへこむ部分といわれています。こちらも腰痛に効果があるそうです。
このふたつのツボは、意外と見つけづらいのでどうしたら良いのか? 先生によると、軽く押したり、マッサージしたりしたときにイタ気持ち良いところがツボ。ツボの位置は個人差もありますし、そのツボにつながる部分が問題ないとなにも感じないこともあるので、自分でマッサージする場合は、自分が気持ち良かったり、軽い痛みなどを感じる部分を探すのが大切だそうです。
ふくらはぎのほぼ中央にある「承山(しょうざん)」。腰の痛みというと腰を直接揉むというイメージですが、ふくらはぎのツボが意外に効くそうです
太ももの付け根の骨から座骨に向かってのラインの太ももから約1/3あたりにあるという「環跳(かんちょう)」。お尻に力を入れるとへこむ部分だそうです
腰のツボ「承山」を刺激する
ふくらはぎにある「承山」を刺激するならテニスボールを使うのがおすすめ。腰痛の強い人はボールをふたつ使う方が良いそうです
ふくらはぎにある「承山」。自分の手でマッサージするのも良いですが、床にテニスボールを置いて、その上にふくらはぎを乗せ、グリグリするのが楽でおすすめだそうです。
ただし、強度の腰痛の方は、テニスボールの上にふくらはぎを乗せて、グリグリするだけで激痛が走ることもあるそうです。そんな方は、テニスボールの数はふたつにして、ふくらはぎの「承山」を刺激する面を大きくして、刺激をマイルドにすると良いそうです。
逆にテニスボールだけでは、刺激が足りないという方は下の写真のようにヨガブロックと組み合わせて、グリグリするのがおすすめです。
テレビなどを見ながら、ゆったりと刺激できるのも良いところでしょう。
ただし、強度の腰痛の方は、テニスボールの上にふくらはぎを乗せて、グリグリするだけで激痛が走ることもあるそうです。そんな方は、テニスボールの数はふたつにして、ふくらはぎの「承山」を刺激する面を大きくして、刺激をマイルドにすると良いそうです。
逆にテニスボールだけでは、刺激が足りないという方は下の写真のようにヨガブロックと組み合わせて、グリグリするのがおすすめです。
テレビなどを見ながら、ゆったりと刺激できるのも良いところでしょう。
テニスボールふたつでは刺激が弱いという方は、写真のようにヨガブロックの上にテニスボールひとつで「承山」を刺激してみるのも良いです
腰のツボ「環跳」を刺激する
お尻の肉に包まれているため、自分では刺激しにくい「環跳」。そのためお尻の下にテニスボールを入れて、体重をかけて刺激しています
「環跳」はお尻の肉に包まれているため、なかなか自分では刺激しづらいツボです。そこで、ここでもテニスボールを活用します。
テニスボールの上に座って、お尻の下でテニスボールを使って、ツボを刺激しましょう。位置はすでに解説済みですが、先生によると調子の悪い部分があるとツボができるイメージということなので、自分が心地良い刺激を感じる部分を探していくことが大切だと言います。
そして、その気持ち良い部分をテニスボールで刺激しましょう。この方法でも刺激が強すぎるときはテニスボールの数を増やして、ツボを刺激する面積を大きくしてやると刺激が弱まります。
「環跳」は、上手に刺激してやると、とても心地良いので、自分のツボの位置を探しながら、刺激してみてください。
テニスボールの上に座って、お尻の下でテニスボールを使って、ツボを刺激しましょう。位置はすでに解説済みですが、先生によると調子の悪い部分があるとツボができるイメージということなので、自分が心地良い刺激を感じる部分を探していくことが大切だと言います。
そして、その気持ち良い部分をテニスボールで刺激しましょう。この方法でも刺激が強すぎるときはテニスボールの数を増やして、ツボを刺激する面積を大きくしてやると刺激が弱まります。
「環跳」は、上手に刺激してやると、とても心地良いので、自分のツボの位置を探しながら、刺激してみてください。
正面からは見づらいので、背後から撮影した1枚。テニスボールをお尻の下に置いて、グリグリとするイメージです。うまく当たると非常に気持ちが良い
ちょっとした空き時間に、ツボを刺激したい
腰と背中を伸ばす姿勢の斉藤天伸先生。「ツボ」や「ポーズ」といっても大げさに考えず、日常のなかで活用してほしいそうです
今回指導いただいたのは、北海道・恵庭市でヨガのインストラクターをしている斉藤天伸先生。「はり師、灸師資格」を持ち、「日本漢方養生学協会 薬膳・漢方検定」にも合格した異色のヨガインストラクターです。現在、札幌や恵庭を中心にヨガの指導を行うかたわら、恵庭にある「つくし鍼灸院」で中医学をベースにした鍼灸治療とヨガをベースにした身体の使い方や養生法を提供しています。
ご紹介した通り、ヨガのポーズといっても簡単なものですし、実際にやってみると確かに気持ちが良く、実際に効いている印象です。前述の通り、「ツボ」やヨガ的な「ポーズ」は病的に悪くなってから刺激するのではなく、日常的に小まめに刺激することが大切。筆者も仕事の合間などに少しずつツボを刺激していこうと思いました。
ご紹介した通り、ヨガのポーズといっても簡単なものですし、実際にやってみると確かに気持ちが良く、実際に効いている印象です。前述の通り、「ツボ」やヨガ的な「ポーズ」は病的に悪くなってから刺激するのではなく、日常的に小まめに刺激することが大切。筆者も仕事の合間などに少しずつツボを刺激していこうと思いました。
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。