神楽坂の隠れ家ミュージックバーで“音に浸る”時間を楽しむ Spincoaster Music Bar Kagurazaka訪問レポート
写真:いずれも著者撮影
2025年12月、東京・神楽坂に新たなミュージックバーが誕生した。音楽好きの間で早くも話題となっている「Spincoaster Music Bar Kagurazaka」だ。オープンから約1カ月、実際に足を運んでみたところ、そこには神楽坂という街の空気感にぴったりの、洗練された大人の隠れ家が広がっていた。
2025年12月、東京・神楽坂に新たなミュージックバーが誕生した。音楽好きの間で早くも話題となっている「Spincoaster Music Bar Kagurazaka」だ。オープンから約1カ月、実際に足を運んでみたところ、そこには神楽坂という街の空気感にぴったりの、洗練された大人の隠れ家が広がっていた。
独特のカルチュラルな雰囲気を醸し出すエリア・神楽坂
Spincoaster Music Bar Kagurazakaがあるのは、東京都新宿区の軽子坂。神楽坂通りの北側を並行して外堀通りから北西へ緩やかに上る、約140mの坂道だ。この軽子坂といえば、かつて都内近郊の映画好きに愛された名画座・ギンレイホールがあった場所としても知られる。
神楽坂は、花街として栄えた時代の面影を今も残す街だ。裏通りには高級料亭や呉服店、ミシュランガイドの星付きレストランが軒を連ね、ホテルやギャラリーも点在する。また、フランス料理店やフランス語学校が多いことから「リトルパリ」とも呼ばれ、独特のカルチュラルな雰囲気を醸し出している。
最寄りのJR・東京メトロ飯田橋駅B4b出口から徒歩約5分。閑静な雰囲気の中、坂道を登っていくと、おいしそうな香りを漂わせるレストランや割烹が数多く立ち並ぶ。いずれも都会の喧騒を忘れさせるかのような隠れ家的スポットという印象を受ける。そうしたエリアを抜けた先にSpincoaster Music Bar Kagurazakaはある。
神楽坂は、花街として栄えた時代の面影を今も残す街だ。裏通りには高級料亭や呉服店、ミシュランガイドの星付きレストランが軒を連ね、ホテルやギャラリーも点在する。また、フランス料理店やフランス語学校が多いことから「リトルパリ」とも呼ばれ、独特のカルチュラルな雰囲気を醸し出している。
最寄りのJR・東京メトロ飯田橋駅B4b出口から徒歩約5分。閑静な雰囲気の中、坂道を登っていくと、おいしそうな香りを漂わせるレストランや割烹が数多く立ち並ぶ。いずれも都会の喧騒を忘れさせるかのような隠れ家的スポットという印象を受ける。そうしたエリアを抜けた先にSpincoaster Music Bar Kagurazakaはある。
閑静な神楽坂の街並みに溶け込む、おしゃれなコンクリート打ちっぱなしが特徴の外観
音楽メディアが手がけるミュージックバーの3号店
「Spincoaster Music Bar」は、音楽メディア「Spincoaster」が展開するミュージックバー。2014年に南新宿で1号店をオープンして以来、音楽ファン、アーティスト、クリエイターが集う場として親しまれてきた。2022年には恵比寿に2号店を構え、そして2025年12月15日、3号店となる神楽坂店がオープンした。
神楽坂店のデザインコンセプトは「静けさと余白」。洗練された内装と抜け感のあるレイアウトにより、音へ自然と意識が向かう空間が演出されている。神楽坂という街が持つ落ち着いた空気感の中で、“良質な音が静かに潜む”隠れ家的ミュージックバー。まさにそんな表現がぴったりの場所だ。
神楽坂店のデザインコンセプトは「静けさと余白」。洗練された内装と抜け感のあるレイアウトにより、音へ自然と意識が向かう空間が演出されている。神楽坂という街が持つ落ち着いた空気感の中で、“良質な音が静かに潜む”隠れ家的ミュージックバー。まさにそんな表現がぴったりの場所だ。
外観同様打ちっぱなしのコンクリートが印象的なグレーを基調としたバーカウンター
カセットテープで味わう、ノスタルジーを超えた新鮮な音楽体験
これまでの店舗と同様に、神楽坂店もハイエンドなリスニング環境を構築している。スピーカーには「原音忠実再生」を掲げるドイツの名ブランド、ムジーク(musikelectronic geithain RL904)を採用。ミキサーにはAlphaThetaのハイエンド・ロータリーミキサー「euphonia」を使用し、繊細な質感まで描き出す最新機材により、深いリスニング体験を実現している。
AlphaThetaのロータリーミキサー「euphonia」が深いリスニング体験を届ける
そして目玉となるのが、近年人気が再燃しているカセットテープでDJが行える大江戸テクニカ製のカセットテープDJ装置だ。聞くところによると、こちらは特注品で、一般にはなかなかお目にかかれない代物だという。今後はこのカセットテープDJ装置を使ったイベントが行われる可能性もあるとのことで、音楽好きとしては期待が高まる。
大江戸テクニカ製のカセットテープDJ装置も導入
こうしたカセットテープDJ装置を持つ神楽坂店では、サブスクリプションサービスやCD、レコードだけでなく、もちろんカセットテープでも音楽を楽しめる。この日は実際に、店内にあるラジカセで日本のAORバンド、シュガー・ベイブの音源が流れる時間があった。かつて山下達郎や大貫妙子が所属していたバンドだ。
子どもの頃、何気なく聴いていたカセットテープの音質は、想像以上にローファイだった。デジタル音源にはない音の粗さがあるのはもちろん、レコードよりもさらにペラペラの低音が印象的だった。近年はこの独特の音質がZ世代の若者にも支持されているという。かつてこの音質に慣れ親しんでいた世代の筆者からしても、この体験はノスタルジーを超えて、もはや新しい視聴体験のように感じられた。
子どもの頃、何気なく聴いていたカセットテープの音質は、想像以上にローファイだった。デジタル音源にはない音の粗さがあるのはもちろん、レコードよりもさらにペラペラの低音が印象的だった。近年はこの独特の音質がZ世代の若者にも支持されているという。かつてこの音質に慣れ親しんでいた世代の筆者からしても、この体験はノスタルジーを超えて、もはや新しい視聴体験のように感じられた。
ラジカセから再生される音源に浸る心地よい時間
CDやLPのほかにカセットテープ音源も並んでいた
現在、中古市場で価格が高騰しているメタルテープのデッドストック品

Jun Fukunaga
ライター・インタビュワー
音楽、映画を中心にフードや生活雑貨まで幅広く執筆する雑食性フリーランスライター・インタビュワー。最近はバーチャルライブ関連ネタ多め。DJと音楽制作も少々。














