「おうち時間爆増でも痩せた！」と噂のダイエットアプリ「あすけん」、私も使ってみた

2021.11.26

「あすけんの女」がPFCバランスや栄養バランス、現実までも教えてくれる

あすけんには、「あすけんの女」と呼ばれるAIの栄養管理士がいます。彼女がダイエットに寄り添ってくれることで、友達と励ましあいながらダイエットしているような気分を味わえます。食事内容を記録すると、彼女から摂取カロリーや栄養バランスに関するアドバイスをもらえます。健康的な食生活をすれば褒めてくれ、ジャンクな油ものを食べれば「満腹感を得やすいので、野菜から先に食べましょう」と諭されます。

筆者が軽い気持ちで食べた蒸しパンは、ほぼ空気のくせに400kcalもあること、「野菜も肉も炭水化物も1食で摂れる完全食品じゃん」とお気に入りの餃子についても、「糖質と脂質が多いです」と教えてくれるので、だんだん現実が見えてきます。

「食べてないのに太る」は完全な寝言だったことに気づきます。1日1600kcal食べていいとはいえ、その中で満腹感と栄養素をしっかりとろうと思ったら、蒸しパンも餃子も、頻繁に食べていいものではないようです。そして次第に、「雑な食事をして、あすけんの女にダメ出しされたくない」という気持ちがわいてくるのです……！

PFCバランス（三大栄養素の「P：タンパク質」「F：脂質」「C：炭水化物」のバランス）や各種栄養素の過不足もグラフで確認できるので、よく指摘される「糖質が多い」「塩分が多い」「食物繊維がやや不足」の解消を意識しました。すると自然と野菜や果物を選ぶようになり、食べる量は増えたのに緩やかに体重が落ち始めました。

もちろん、毎日右肩下がりに最低体重を更新できるわけではありません。時には、頑張って節制した翌日に体重が1キロ増えることもあります。しかしそれは誤差。体内の水分量や、便通の有無などに簡単に左右される数値です。

太るのも痩せるのも、食事内容が即日反映されるわけではないので、食事ログを見直すと、数日前の記録の中に「太る理由」が見つかることも。何をすると痩せ、何をすると太るのか明確にわかるのはダイエットのモチベーションになりますし、あすけんの女に褒められる食事内容を心がけていれば、必ずまた体重が落ちる日が来ます！

あすけんには基本サービス（無料）とプレミアムサービス（月額480円・年額3600円）があります。「目標設定」「ダイアリー」「食事・運動の記録」「1日のアドバイス」「栄養価グラフ・食事バランスガイド」「健康グラフ」は、基本サービスとして無料で提供されています。プレミアムサービスはそれに加えて「1食ごとのアドバイス」「Myメニュー（献立のセット登録）」「Myメニュー（オリジナルレシピ登録）」が利用できます。

無料でも十分な機能がありますが、筆者は1日3食食べるタイプ。最初の7日間はすべてのサービスを無料で使えますが、食事へのアドバイスが「1日ごと」と「1食ごと」ではモチベーションも気の配り方も違うと感じたので、プレミアムサービスに加入しています。

痩せている人には痩せる習慣があり、太った人には太る習慣があるものです。体重を測るのも習慣だし、日々意識的に歩いたりストレッチしたりするのも習慣なら、「朝食には必ず菓子パンを食べないと気が済まない」のも習慣です。

あすけんは、何気なくやっていた「太る食習慣」と、そこから脱却する方法を教えてくれます。ただの記録アプリではレコーディングダイエットが続かないという人も、あすけんと二人三脚なら変われるかもしれませんよ。