5月病は5月中に抜け出そう！！季節特有の不調を乗り切るには

2024.5.29

リフレッシュできる場所に行く

自分ひとりでリフレッシュできる場所に行くことも、5月病には効きます。

特に、美容院や整体、眉毛サロンなど、人の手を借りて、比較的短時間で容姿を整えることができるスポットがオススメです。

「疲れた顔をしている」と感じたときは美容院でヘッドスパを受けると、血行が良くなり、頭皮だけでなく首や肩のコリも解消され、顔色が明るくなり、目がしっかり開くようになります。

「なんとなく動くのがおっくうでだるい」というときは、整体に行くと関節の可動域が広がったり、全身の血流が良くなったりすることで、体も心もスッキリすることも。

「気温の変化が極端すぎて、着たい服を着るのが難しいけれど、おしゃれはしたい」というのであれば、眉毛サロンで眉を整えてもらうのもいいでしょう。顔のバランスが良くなり、おしゃれな雰囲気が出ます。

私の場合は、鼻のマッサージに通っています。鼻の低さがコンプレックスで、顔にメスを入れることなく鼻が高くなると聞いて通い始めました。頭蓋骨や顔の軟骨、筋肉などを手技で整えてもらうと鼻筋が通り、疲れや生活習慣で歪んだ顔も全体に整うので、鏡を見るのがうれしくなります。詰まりやすい鼻がスッキリ通るのもうれしい。頭もはっきりします。

施術自体はわりと痛いのですが、それが逆にリフレッシュになっています。

顔や体がスッキリすると、なんとなく自信が持てて、「人に会おう」という気分になれるはず。5月病対策としてはかなり有効だと思います。

思い切って休む

「忙しいと元気が出る」という人がいますが、忙しすぎて辛さを自覚できないだけ……というケースもあるようです。

100％で全力疾走、のちに燃え尽きて0％になるよりは、70〜80％のパワーで長く走り続けられる方が、自分も、また周囲も安心です。

日本では、ゴールデンウィークが終われば7月中旬まで祝日がありません。息切れしないよう、計画的に休暇を取るなどしてリフレッシュを図るのがおすすめです。

休むことを前提に、仕事を効率化できるところがないか工夫してみるのもいいでしょう。そうすることで、「自分は休みたいときに自由に休める」というマインドになることも、憂うつな気分を吹き飛ばしてくれると思います。

自分のコントロール下にあるものに力を注ぐ

毎日、始業から定時まで、時間をフルに活用して、100％の力で働く前提でいませんか？

これは理想的に思えますが、現実には想定外の待ち時間ができてしまうことや、やる気が起きない日、眠い日などもあるはずです。高すぎる理想は「達成できなかった」ことにより、新しいストレスになります。

物理的なストレスには環境を整えることで対応すると先に述べましたが、「思い通りにいかない」「できない」などの心理的ストレスへの対処は、「予測を立てる」ことがカギになります。

「今日はおしゃべり好きの同僚が出勤してくる日だから、集中する作業には向かない日かも」「雨予報だから、気圧の変化で頭痛が起きそうだし、交通トラブルもありそう。他社とのアポをたくさん入れない方がいいかも」といった予測をもとに、日々のスケジュールを微調整できれば、必要以上にイライラしなくて済むはずです。

人に関わりながら働く中で完璧主義に染まりすぎると、予測によるストレス回避が難しくなります。思い通りにならない周囲の人や、不可抗力によるトラブルによってストレスを感じることがぐっと増えてしまいます。

ときには「会社に行けさえすればOK」という日があってもいいのです。「自分でコントロールできることに力を注ぐ」と意識することで、ストレスや、ひいては「会社に行きたくない」という気持ちにも飲み込まれずにいられるでしょう。

自分に優しく

「5月病は甘え」と考える人もいますが、社会的な環境の変化に激しい気候の変化が重なれば、調子が崩れても不思議ではありません。

「自分は甘えているかもしれないから、頑張るしかない」と思い込むのは、自分を追い詰めるだけです。自分が気持ちを楽に過ごすために、また体調を崩さずにいるためにはどんな先回りができるかを、優先的に考えていくのが５月中に脱出するコツです。気楽に、無理せず、けれども計画的に、自分の本来のリズムを取り戻しましょう。