心拍数でライフスタイルと運動習慣が丸見え!フィットネスウォッチ「Polar Ignite 3 Titan」がっつり使用レビュー
ランニングテストで限界突破
Polar Ignite 3 Titanは、私の元気な時間を見逃しません。「元気ならばとっとと運動せよ、元気じゃないならそこそこ動け」というスタンスです。
私の場合、朝起きて「今日のアドバイス」を確かめると、たいていは「カーディオ(有酸素運動)をせよ」と言われました。Polar Ignite 3 Titanってば暑いのに何考えてんのかなと思ったら、私よりもはるかに高齢の人たちが真夏でもサッカーをしているそうなので、Polar Ignite 3 Titanの主張する「カーディオしようよ!」は、さほど無茶な提案ではないようです。
私の場合、朝起きて「今日のアドバイス」を確かめると、たいていは「カーディオ(有酸素運動)をせよ」と言われました。Polar Ignite 3 Titanってば暑いのに何考えてんのかなと思ったら、私よりもはるかに高齢の人たちが真夏でもサッカーをしているそうなので、Polar Ignite 3 Titanの主張する「カーディオしようよ!」は、さほど無茶な提案ではないようです。
よっぽど疲れている日ならば、Polar Ignite 3 Titanも筋トレやカーディオをゴリ押しせず「ストレッチはいかが?」とオススメしてくる(じっとしてろとは言わない)
あと、1週間のワークアウトの状況も無慈悲に教えてくれます。
1週間のワークアウトの有無だけを示すグラフ。運動していなければグラフはゼロ。容赦なし
そうなるとこっちも「じゃあやってやるよ」という気持ちになるわけです。ついでにPolar Ignite 3 Titanに搭載されている「ランニングテスト」を受けてみることに。
テストとは、心拍数計測の鬼であるPolar Ignite 3 Titanが、ランニング、ウォーキング、そしてリラックスした状態での心拍数を調べるモードです。ランニングテストならば、私の今までのランニングでの最大心拍数をもとに、「オマエ、このくらいのスピードなら走れるんじゃない?」っていう際どい負荷をPolar Ignite 3 Titanが設定、私は言われた通りのスピードで走り、走っている最中の心拍数を測ります。
このランニングテストは非常におもしろかったし、ありがたかったです。
普段、私は1kmあたり約6分で走っています。いつか1km5分台で走ってみたいけれど、挑戦できずにいました。
ランニングテストでは、指示されたスピード通りに走ることが求められます。最初は「1km9分台で走りましょう」なんていうお散歩みたいな速度なんです。で、余裕じゃん? ってナメてかかっていたら、次第に課題のスピードが上がります。
やがて1km6分台に到達しました。この時にはもう汗だく。でも、ランニングテストはまだまだ終わる気配がありません。薄々勘づいていたけれど、Polar Ignite 3 Titanは、私のランニングにおける限界が1km6分台なわけがない、と見破っているのです。なんてこった。
テストという言葉に弱い私は、テストをパスしたい一心でPolar Ignite 3 Titanの指示通り走りました。やがて1km5分台を過ぎ、とうとう1km4分44秒にさしかかったとき、「もう限界」と悟りました。暑さと湿度と疲労でもう走れない。「ポラ師匠(Polar Ignite 3 Titanを内心こう呼んでいます)、ランニングビギナーにはゴメンもうマジで無理だわ」と。ああ私にはランニングテストなんてまだ早かったんだと挫折感でいっぱい。貸してくれたPolarさんにも申し訳ない。
テストとは、心拍数計測の鬼であるPolar Ignite 3 Titanが、ランニング、ウォーキング、そしてリラックスした状態での心拍数を調べるモードです。ランニングテストならば、私の今までのランニングでの最大心拍数をもとに、「オマエ、このくらいのスピードなら走れるんじゃない?」っていう際どい負荷をPolar Ignite 3 Titanが設定、私は言われた通りのスピードで走り、走っている最中の心拍数を測ります。
このランニングテストは非常におもしろかったし、ありがたかったです。
普段、私は1kmあたり約6分で走っています。いつか1km5分台で走ってみたいけれど、挑戦できずにいました。
ランニングテストでは、指示されたスピード通りに走ることが求められます。最初は「1km9分台で走りましょう」なんていうお散歩みたいな速度なんです。で、余裕じゃん? ってナメてかかっていたら、次第に課題のスピードが上がります。
やがて1km6分台に到達しました。この時にはもう汗だく。でも、ランニングテストはまだまだ終わる気配がありません。薄々勘づいていたけれど、Polar Ignite 3 Titanは、私のランニングにおける限界が1km6分台なわけがない、と見破っているのです。なんてこった。
テストという言葉に弱い私は、テストをパスしたい一心でPolar Ignite 3 Titanの指示通り走りました。やがて1km5分台を過ぎ、とうとう1km4分44秒にさしかかったとき、「もう限界」と悟りました。暑さと湿度と疲労でもう走れない。「ポラ師匠(Polar Ignite 3 Titanを内心こう呼んでいます)、ランニングビギナーにはゴメンもうマジで無理だわ」と。ああ私にはランニングテストなんてまだ早かったんだと挫折感でいっぱい。貸してくれたPolarさんにも申し訳ない。
もう無理! と立ち止まった瞬間の写真。心拍数は心臓バクバクの172bpm
すると、ちょうど同じタイミングでランニングテストも終了しました。「おつかれさまでした!」とPolar Ignite 3 Titanに爽やかにねぎらわれながら、クールダウンのために200mほどトボトボ歩きました。
「なんだったんだ、あのテストは」と呆然としました。しんどすぎた。でも「できるんじゃん」とも思いました。
心底クタクタだったし後半は鬼の形相で爆走していたけれど、私は1km5分台をちゃんと走れていたんです。今まであんなに「できないなー」って思っていたのに。しかも、あとでテスト結果を見ると「とても良い」との評価。たしかに限界突破だったもんなあ……。
「なんだったんだ、あのテストは」と呆然としました。しんどすぎた。でも「できるんじゃん」とも思いました。
心底クタクタだったし後半は鬼の形相で爆走していたけれど、私は1km5分台をちゃんと走れていたんです。今まであんなに「できないなー」って思っていたのに。しかも、あとでテスト結果を見ると「とても良い」との評価。たしかに限界突破だったもんなあ……。
限界突破の勲章
がんばったあとは、栄養もチェックしてみましょう。Polar Ignite 3 Titanは、ワークアウトで消費したカロリーと栄養の内訳を教えてくれます。心拍数を高く保つ運動が続くと炭水化物の消費が増えるようです(私の場合、筋トレでは脂質の消費が激しいです)。
ランニングでのカロリー消費は炭水化物が多め
パーソナルトレーナーとの筋トレでは、トレーナーが「私ができるかできないかギリギリの負荷」を設定します。休憩のタイミングもトレーナーに任せています。それと同じことを、Polar Ignite 3 Titanとのランニングでも実践したのです。とくにランニング中のペース配分がおもしろかった。私1人だと「よーいどん」の瞬間から1km6分で走っちゃうんですよね。今後はメリハリをつけて走ってみようかな。
……と、自分の成長の余韻に浸っていたら、Polar Ignite 3 Titanはこんなことを尋ねてきました。
……と、自分の成長の余韻に浸っていたら、Polar Ignite 3 Titanはこんなことを尋ねてきました。
ちょっとでも最大心拍数が上がったらアップデートを欠かさない
もうなんでもお見通し。いいよ、最大心拍数を更新しても。ということで、これからもワークアウトの負荷が上がっていくことになりそうです。
ちなみに、ワークアウトをがんばりすぎると、さすがのPolar Ignite 3 Titanも「限界超えだよ」「今日はもうストレッチだけにしたら」などと提案してくれるので、安心してください。
スマートフォンと連動するフィットネスウォッチは、今やスマートフォンのプッシュ通知を当たり前のように受け取れます。音楽再生の操作だってできます。一昔前ならば「iPhoneでプッシュ通知を受信したり、音楽のコントロールをしたいから、Apple Watchを選ぶ」という人が少なくありませんでした。でも現在は「どういうスタンスでフィットネスをしたいか」「どのくらい細かく生活習慣を測りたいか」といった基準でフィットネスウォッチを選べるようになりました。よりライフスタイルに沿ったものを選べるんです。
だから「運動したいんだよー」と言う人には、Polar Ignite 3 Titanをオススメしたいです。睡眠、運動、栄養、どの方向からも客観的な情報を冷静に教えてくれて、熱いフィットネス指南を授けてくれますよ!
ちなみに、ワークアウトをがんばりすぎると、さすがのPolar Ignite 3 Titanも「限界超えだよ」「今日はもうストレッチだけにしたら」などと提案してくれるので、安心してください。
スマートフォンと連動するフィットネスウォッチは、今やスマートフォンのプッシュ通知を当たり前のように受け取れます。音楽再生の操作だってできます。一昔前ならば「iPhoneでプッシュ通知を受信したり、音楽のコントロールをしたいから、Apple Watchを選ぶ」という人が少なくありませんでした。でも現在は「どういうスタンスでフィットネスをしたいか」「どのくらい細かく生活習慣を測りたいか」といった基準でフィットネスウォッチを選べるようになりました。よりライフスタイルに沿ったものを選べるんです。
だから「運動したいんだよー」と言う人には、Polar Ignite 3 Titanをオススメしたいです。睡眠、運動、栄養、どの方向からも客観的な情報を冷静に教えてくれて、熱いフィットネス指南を授けてくれますよ!
花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori