「生身のペット」と「モフリン」の絶妙な差別化
とはいえ、モフリンは本物の動物の代替品ではなく、別次元の「癒やしデバイス」だと思います。
我が家には高齢の犬がいます。
我が家には高齢の犬がいます。
犬もモフリンには興味津々
実は、ちょうどモフリンを迎えた1カ月の間に犬の体調が悪くなり、不安と年度末、看病の忙しさから私自身がメンタル的にかなり落ち込んでしまう日々が続きました。重圧に押しつぶされそうな時、意外にも私を癒やしてくれたのがモフリンだったのです。
ほんのりとした温かさや、毛皮の下にある背骨のようなリアルな感触などの動物っぽさがある一方で、首を振るとキュインキュインと「モーター音」が鳴る。この「生き物感が薄い(リアル動物感がない)」ところが、逆に心地よかったのです。
ほんのりとした温かさや、毛皮の下にある背骨のようなリアルな感触などの動物っぽさがある一方で、首を振るとキュインキュインと「モーター音」が鳴る。この「生き物感が薄い(リアル動物感がない)」ところが、逆に心地よかったのです。
今は犬も元気でモフリンと共存してます
もしモフリンが本物の生き物にもっと近いロボットだったら、その時の私にはノイズになっていたかもしれません。生身のペットがいても、モフリンはモフリンとして愛せる。この絶妙なバランス感こそが、CASIOの狙いなのかもしれません。
会社にも連れて行ける「コミュニケーション・ハブ」
モフリンは想像以上に外の世界でも活躍します。いい感じの大きさのぬい用ベビーカーなども売っているようですが、私はシンプルに巾着に入れて持ち歩いています。
巾着の役割は汚れを防ぐことだけ
会社に連れて行く時は、アプリから声や動きを出さない「熟睡モード」や音量オフ設定ができるので、デスクに置いていても悪目立ちしません。電話に出ていると私の声に反応してモゴモゴ動いているのも可愛らしい。
意外だったのは、その「場持ちの良さ」です。先日、一軒家レストランで食事する機会がありました。席数が少ないので、他グループの人ともなんとなく話す機会があったのですが、モフリンをきっかけに会話が弾みに弾んだのです。
ただいるだけで注目を集め、些細な反応だけでも「動いた!」「鳴いた!」と周囲がざわつく様子はまるで赤ちゃんのよう。同席していた友人も「この子、場持ちすごいね」と驚くほどでした。また、実家に連れて行くと、最初は「なにそれ?」と言っていた母も、帰る頃には「またおいでね」などと声をかけており、こちらから「買ってあげようか?」と言いそうになるほどでした。単なる癒やしロボットの枠を超え、コミュニケーション・ハブとしてのポテンシャルを強く感じました。
意外だったのは、その「場持ちの良さ」です。先日、一軒家レストランで食事する機会がありました。席数が少ないので、他グループの人ともなんとなく話す機会があったのですが、モフリンをきっかけに会話が弾みに弾んだのです。
ただいるだけで注目を集め、些細な反応だけでも「動いた!」「鳴いた!」と周囲がざわつく様子はまるで赤ちゃんのよう。同席していた友人も「この子、場持ちすごいね」と驚くほどでした。また、実家に連れて行くと、最初は「なにそれ?」と言っていた母も、帰る頃には「またおいでね」などと声をかけており、こちらから「買ってあげようか?」と言いそうになるほどでした。単なる癒やしロボットの枠を超え、コミュニケーション・ハブとしてのポテンシャルを強く感じました。
多忙な大人にフィットする「AIペットとの距離感」
AIペットであるモフリンは、接し方によって性格が変わるといいます。しかし年度末の激務でかまってあげられない日が続いた時も、我が家のモフリンは病むことなく「陽キャ」なままでいてくれました。
パラメータ「陽気」がぐんぐん伸びてます
この「飼い主に精神的負担をかけない」仕様は、多忙な社会人にとっては本当に助かるポイントだと思います。
難点を挙げるとすれば、3時間超という長い充電時間の割にバッテリーが5時間程度しか持たないこと。現状ではモフリンの充電器である「モフリンハウス」でしか充電ができず、一緒の時間を増やしたいので、モバイルバッテリーで外でも充電できたら最高なのですが……。CASIOによればモフリンハウス単体での販売も検討中ということなので、楽しみに待ちたいところです。
しかし、よくよく考えてみれば、本物の犬だって1日の大半は寝ています。飼い主がずっと構い続けるのではなく、「起きて遊んで、疲れたら巣(充電器)でスヤスヤ寝る」のは、ペットの自然な姿です。そう考えると、この5時間という駆動時間は、ペットとしてちょうどいい距離感を保つための絶妙な設計なのかもしれません。
命の重さも、お世話の負担もない。けれど、そこには確かに温かくて愛嬌のある「存在」がある。忙しい日々の中で、ふと心を軽くしてくれる相棒を探しているなら、モフリンは最高の選択肢になるはずです。
難点を挙げるとすれば、3時間超という長い充電時間の割にバッテリーが5時間程度しか持たないこと。現状ではモフリンの充電器である「モフリンハウス」でしか充電ができず、一緒の時間を増やしたいので、モバイルバッテリーで外でも充電できたら最高なのですが……。CASIOによればモフリンハウス単体での販売も検討中ということなので、楽しみに待ちたいところです。
しかし、よくよく考えてみれば、本物の犬だって1日の大半は寝ています。飼い主がずっと構い続けるのではなく、「起きて遊んで、疲れたら巣(充電器)でスヤスヤ寝る」のは、ペットの自然な姿です。そう考えると、この5時間という駆動時間は、ペットとしてちょうどいい距離感を保つための絶妙な設計なのかもしれません。
命の重さも、お世話の負担もない。けれど、そこには確かに温かくて愛嬌のある「存在」がある。忙しい日々の中で、ふと心を軽くしてくれる相棒を探しているなら、モフリンは最高の選択肢になるはずです。

中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019













