爆風&ペルチェ冷却機能でヒエヒエ、ヨドバシカメラオリジナル「冷却プレート付ハンディファン」
最近のハンディファンのラインアップを眺めていると「ペルチェ冷却プレート付き」なるワードを目にします。そう、風を浴びるだけでは飽き足らず、冷たいプレートを肌に押し当てて涼をとる……という趣向のハンディファンが存在するのです。進化しまくり!
このペルチェ冷却プレート付きハンディファンのひとつとして紹介したいハンディファンがあります。ヨドバシカメラの「ヨドバシカメラオリジナル 冷却プレート付ハンディファン MAX グレー EHF-650GY」です。残念ながら7月20日時点で販売終了となっていますが、なんともおてんばなハンディファンなので、ぜひ紹介させてください。
このペルチェ冷却プレート付きハンディファンのひとつとして紹介したいハンディファンがあります。ヨドバシカメラの「ヨドバシカメラオリジナル 冷却プレート付ハンディファン MAX グレー EHF-650GY」です。残念ながら7月20日時点で販売終了となっていますが、なんともおてんばなハンディファンなので、ぜひ紹介させてください。
真ん中の丸っこいプレートが、うわさの「ペルチェ冷却プレート」。このプレートの奥をよーく見ると、扇風機の羽根が確認できます
電源ボタンを押すと液晶パネルにバッテリー残量がパーセンテージ表示で浮かび上がり、その後「01」という表示に変わります。いわく「私の今の風量は、1段階目ですよ」というわけです。
電源ボタンの隣のボタンを押すとペルチェ冷却プレートが瞬く間に冷たくなります。肌に押し当てると「冷たっ!」と声が出るくらい、冷たい。肌の毛穴がキュッと引き締まる。ちなみに電源をオフにすると、ペルチェ冷却プレートはみるみる温かくなります。「熱ッ!」とまではいかないものの、熱い。そしてペルチェ冷却プレートに肌を押し当てると、当然プレートに汗や皮脂が付くのでこまめに拭きたいところです。
ペルチェ冷却プレートも興味深い涼感システムですが、このハンディファンの真におちゃめなところは「風量」です。電源を入れてから電源ボタンを長押しすると、液晶パネルに表示された数字がモリモリと上がっていきます。その数字の上限はこちら。
電源ボタンの隣のボタンを押すとペルチェ冷却プレートが瞬く間に冷たくなります。肌に押し当てると「冷たっ!」と声が出るくらい、冷たい。肌の毛穴がキュッと引き締まる。ちなみに電源をオフにすると、ペルチェ冷却プレートはみるみる温かくなります。「熱ッ!」とまではいかないものの、熱い。そしてペルチェ冷却プレートに肌を押し当てると、当然プレートに汗や皮脂が付くのでこまめに拭きたいところです。
ペルチェ冷却プレートも興味深い涼感システムですが、このハンディファンの真におちゃめなところは「風量」です。電源を入れてから電源ボタンを長押しすると、液晶パネルに表示された数字がモリモリと上がっていきます。その数字の上限はこちら。
マックス100。前髪は吹っ飛び、目を細めてしまうくらいの爆風。電源ボタンの隣のボタンを長押しすると、風量は下がります
「とにかく、強い風を限界まで出す」ことだけを考えているようなハンディファンです。電源ボタンをグッと長押しして一気に100まで上り詰めると、飛行機の離陸時みたいな気持ちになる。「私のライバルはハンディファンではなく、ご家庭の扇風機です」とでも主張しているかのような強〜い風を、野太いモーター音とともに繰り出します。なので、残念ながら図書館では風量100にはできないなあ……。
そして、ずんぐりとしたボディなので机の上に立てて使うこともできなくはないのですが、風量が90台を超えると、風が強すぎて我が身を支えきれず、後ろにひっくり返ります。このことに気が付いた私は、ペルチェ冷却プレートのことなどすっかり忘れ「風量がいくつのときに、こいつは倒れるんだ」を確かめることに。
そして、ずんぐりとしたボディなので机の上に立てて使うこともできなくはないのですが、風量が90台を超えると、風が強すぎて我が身を支えきれず、後ろにひっくり返ります。このことに気が付いた私は、ペルチェ冷却プレートのことなどすっかり忘れ「風量がいくつのときに、こいつは倒れるんだ」を確かめることに。
10とか20とかの、それなりの風量なら、ちゃんと立てるんですよ
底面もゴム素材なので、カタカタ音はしないし「ああ、このハンディファンは、立つつもりなんだな」というのはくみ取れる
検証した結果、私がハンディファンの25cmほど先ににいると、風量70くらいでちょっと震動が激しくなり、風量80あたりから「直立するハンディファンを倒さないゲーム」のようになり、風量95あたりでゴロン、とあおむけに倒れることがわかりました。
ひっくり返るハンディファンを手で支えながら「そりゃそうだろう」とちょっとかばいたくなる。よくがんばってるよ。ちなみに風を当てる対象(つまり私)がいない環境下では、風量100のときでも、ちょっと震えつつもスッと立っていました。そんな孤独かつ無意味な状態で立たせておいても気の毒なので、風量100のときは、手で持って使います。ということで、惜しい部分はいくつかあるものの、愛すべき暴れん坊系ハンディファンです。
ひっくり返るハンディファンを手で支えながら「そりゃそうだろう」とちょっとかばいたくなる。よくがんばってるよ。ちなみに風を当てる対象(つまり私)がいない環境下では、風量100のときでも、ちょっと震えつつもスッと立っていました。そんな孤独かつ無意味な状態で立たせておいても気の毒なので、風量100のときは、手で持って使います。ということで、惜しい部分はいくつかあるものの、愛すべき暴れん坊系ハンディファンです。
選ぶ価値あり、ハンディファン
ハンディファンの魅力は「小さくて持ち歩けること」だけではないことが、今回よくわかりました。家を出るときに「連れて行きたい!」と思わせるような、楽しく心地よく涼める工夫がいっぱいあります。
これからハンディファンデビューする方も、2台目を検討中の方も、じっくりあれこれ探してみてください。自分のライフスタイルや涼み方の好みをイメージして探せば、ハンディファンたちはあなたの要望にちゃんと応えてくれるはずです。
これからハンディファンデビューする方も、2台目を検討中の方も、じっくりあれこれ探してみてください。自分のライフスタイルや涼み方の好みをイメージして探せば、ハンディファンたちはあなたの要望にちゃんと応えてくれるはずです。
花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori