これまでにない「No.1」の音楽フェスティバル「GMO SONIC 2023」、第1弾出演アーティストを詳しく解説！

2022.11.18

2日目出演アーティストも、初日に負けじと豪華なラインアップが発表されている。ヘッドライナーを務めるのは、日本中を席巻した大ヒット曲『Closer』で知られるザ・チェインスモーカーズだ。また、この日は長きにわたりダンスミュージックシーンに君臨するベテラン、アーミン・ヴァン・ビューレンやエモーショナルな楽曲スタイルで人気のイレニアムがダンスミュージック枠で登場。さらにZ世代から絶大な支持を得る若手ラッパーのイアン・ディオールの出演が決定している。初日に引き続き、この日に出演するアーティストについても、詳しく見ていこう。

時代を代表するアンセムを持つグラミーアーティスト、ザ・チェインスモーカーズ

全世界トータル楽曲再生数290億回超えを誇るザ・チェインスモーカーズは、ドリュー・タガート、アレックス・ポールの2人が2012年に結成し、現在は、マット・マグワイアを加えたアメリカ出身の3人組ユニット。ダンスミュージックのほか、ロックやポップス、ヒップホップなどを取り入れたクロスオーバーなDJスタイルと、ポップソングとしても成立する美しくエモーショナルなメロディーを軸にした音楽性で、世界的な人気を誇る。

2016年に発表された代表曲『Closer ft. Halsey』は、同年のビルボードシングルチャート最長記録となる12週連続1位を記録するなど、その年を代表する大ヒット曲に。また同曲は日本でも大ヒット曲となり、当時の日本のクラブやフェスでもアンセム（シンボル曲）化。2020年には俳優の新田真剣佑が公式カバー曲を発表するなど、日本の音楽ファンの間でもよく知られた有名曲になっている。

そのほかにも2017年の第59回グラミー賞では『Don't Let Me Down ft. Daya』が最優秀ダンス・レコーディング賞を受賞し、同年4月に発表されたデビューアルバム『Memories...Do Not Open』もビルボードのアルバム・チャート初登場1位を獲得している。

2022年5月にはザ・チェインスモーカーズにとって4作目となる最新アルバムを約2年半ぶりにリリース。収録曲の『I Love U』では、スマホ向け人気ゲーム『グランブルーファンタジー』のキャラクター、クラリスの声がサンプリングされ、日本のファンの間で大きな話題になった。

The Chainsmokers - Closer (Official Video) ft. Halsey

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長きにわたり活躍を続けるベテラン、アーミン・ヴァン・ビューレン

過去に5度、DJ MAGのTop 100 DJsで首位を獲得しているアーミン・ヴァン・ビューレンは、“トランスの帝王”の異名で知られる、オランダ出身のDJ／プロデューサー。EDMの名門レーベル「Armada Music」の創設者の1人として知られるほか、現在のEDMトレンドを知る上で重要な情報源のひとつになっているラジオ番組「A State of Trance」ではホストを務める。同番組は、これまでに通算1000回以上の放送を行うなど、長きにわたり、ダンスミュージックシーンの最前線で活躍し続けている。

EDMが全盛期を迎えた2010年代に生まれたサブジャンル、「ビッグルーム」の流行時には、同ジャンルの中心的アーティストとして知られるW&Wがアーミン・ヴァン・ビューレンの『This Is What It Feels Like』をリミックスし、フェスティバルバンガーとして各フェスを席巻。トランス人気の復権につながるなど、アーミン・ヴァン・ビューレンは時代ごとのダンスミュージックのトレンドとも密接に関わってきた。そのような経歴から現在も人気は高く、2022年のDJ MAG Top 100 DJsでも3位をマークするなど、常に高い評価と支持を得ている。

Armin van Buuren feat. Trevor Guthrie - This Is What It Feels Like (W&W Remix)

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フォーブス誌も認める若き音楽業界のイノベーター、イレニアム

アメリカ出身のイレニアムは、メロディックでエモーショナルなフューチャーベース／トラップ・サウンドに定評があるDJ／プロデューサー。2020年にはフォーブス誌が世界を変革する30歳未満の若きイノベーターを選出する「30アンダー30」に選出されるなど、EDMシーンの若手有望株として注目を集めている。

2016年のデビューアルバム『Ashes』は、ビルボードのダンス／エレクトロニック・アルバムチャートで最高6位を獲得するなど、キャリア初期から頭角を表しているイレニアム。そんな彼がブレイクのきっかけをつかんだのは、GMO SONICでも同日に共演するザ・チェインスモーカーズの「Don’t Let Me Down」のリミックスだ。

2016年に発表したイレニアムによるリミックスは、当初、あくまで趣味的に制作された非公式リミックスだったが、公開後、YouTubeで1億6000万回超の再生数を記録するなど、EDMファンの間で広く親しまれることになった。そのことがザ・チェインスモーカーズの耳にも入り、本人たちが気に入ったことで公式リミックス化。2022年現在は、YouTubeで5億2000万回超も再生されており、イレニアムの代表作のひとつになっている。

The Chainsmokers - Don't Let Me Down (Illenium Remix)

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Z世代から支持される新たなラップヒーロー、イアン・ディオール

プエルトリコ生まれ、テキサス育ちのイアン・ディオールは、1999年生まれで現在、23歳のZ世代ラッパー。センチメンタルなリリックとロックのエッセンスを取り入れたヒップホップのサブジャンル“エモラップ”の新世代を代表するアーティストとして、ヒップホップ業界で注目を集めている。

2019年にシングル「Cutthroat」でデビュー後、同年にはデビュー・アルバム『Industry Plant』もリリースしているが、イアン・ディオールの代表曲といえば、真っ先に名前が挙がるのが2020年に発表された「Mood」だ。同じくZ世代ラッパーで盟友の24kゴールデンとのコラボ曲である同曲は、ビルボードシングルチャートで累計8週1位を獲得するなど、大ヒット曲となり、本国アメリカのみならず、ここ日本でも同年代の若者たちの間で人気を博したことは記憶に新しい。

2021年にはこれまでに数々の人気ラッパーを輩出してきた若手ラッパーの登竜門「XXL FRESHMAN CLASS」に選出されたほか、GMO SONICの共演者でもあるイレニアムも受賞したフォーブス誌による「30アンダー30」にも選出。2022年には約2年ぶりとなる2ndアルバム『on to better things』をリリースし、エモラップの枠を超え、さまざまなアプローチの音楽性を打ち出している。

また、音楽業界のみならず、ドレッドを前に垂らした特徴的なヘアスタイルやハイブランドとストリートブランドをミックスした“ラグジュアリーストリート”ファッションにも注目が集まっており、ファッションリーダーとしても同世代から絶大な人気を誇る。

24kGoldn - Mood (Official Video) ft. iann dior

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今後も国内外から追加アーティストを続々発表予定

第1弾ラインアップの段階で世界中の名だたるフェスや有名クラブを股にかけて活躍するワールドクラスの人気DJ／プロデューサーや、グローバルな人気を誇るK-POPの最先端を走るグループ、Z世代のカリスマらが集結した「GMO SONIC 2023」。今後もさらに国内外から追加アーティストが続々と発表される予定だ。

続くラインナップの発表により、GMOインターネットグループが目指す“これまでにない「No.1」の音楽フェスティバル︎”の全貌がさらに明確になっていくことは間違いないだろう。日本のユースカルチャー・音楽シーン、ひいてはエンタメ文化全体の魅力が世界に広く伝わることになるであろう、フェスティバルの開催が待ち遠しい。