慶應義塾大学病院が「メディカル革命 byGMO」を自由診療予約システムに採用

2024.7.16

GMOインターネットグループのGMO医療予約技術研究所（以下、GMO医技研）が提供する医療特化型予約管理システム「メディカル革命 byGMO」が、慶應義塾大学病院の自由診療の予約システムとして採用されました。慶應義塾大学病院の自由診療は2024年5月7日に新たに開始されたもので、採用によりスムーズな予約管理が可能となります。

新たな自由診療の開始に向けて「メディカル革命 byGMO」を採用

慶應義塾大学病院は、2024年5月7日よりメディカル・フィットネス、 PRP療法、美容医療、ニューロモデュレーションといった新たな自由診療を開始しました（慶應義塾大学病院発表「新たな外来設置のお知らせ（3号館3階）」）。

一方、GMO医技研は、医療機関の予約受付をはじめとする業務DXを支援すべく、2016年から医療特化型予約管理システム・メディカル革命を提供しています。慶應義塾大学病院の自由診療で、PC・スマホからの予約登録・変更・キャンセルを利用者に提供するにあたり、予約システムとしてメディカル革命が採用されました。採用にあたっては、各自由診療のWEBサイトからスムーズに診療予約へ利用者を誘導できること、高度な予約最適化エンジンをクラウドベースで提供できること、GMO医技研の高い技術力による拡張性や柔軟性および医療情報保護のための3省2ガイドラインにも準拠したセキュリティ性が評価されました。

3省2ガイドラインとは医療情報を取り扱う事業者が適切な情報保護のために従うべきガイドラインのことで、厚生労働省が発行する「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」と、経済産業省と総務省が発行する「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」の総称です。

医療機関が予約受付業務のシステム化・効率化を図れる、メディカル革命

GMO医技研が提供する医療特化型予約管理システム・メディカル革命は、医療機関の予約受付業務のシステム化・効率化が図れるサービスです。

「メディカル革命 byGMO」のWebサイト

2016年の提供開始以来、圧倒的な開発力を背景に高度な予約最適化エンジンをクラウドベースで提供し、医療機関の戦略的経営ツールに発展しました。2023年には東京都内で予約システムとして成長率1位を獲得しており（ミーカンパニー提供 SCUELデータベース調べ）、多くの医療機関に導入されています。

予約最適化と併せてさまざまなオプションサービスを組み合わせ、個々の医療機関に合わせたカスタマイズにより医療機関の収益向上に貢献しています。「予約・受付・問診・診察・会計」の作業をシステム化し医療現場の業務効率向上と、患者の利便性向上を実現します。

GMO医技研は医療特化型予約管理システム・メディカル革命のほか、歯科向け予約管理システム「Dentry byGMO」の開発および販売を通じて、「医院の予約管理の効率化」「医院の経営改善」「集患のサポート」の実現を目指しています。近年ではAIやロボットの研究開発にも取り組んでおり、「深層学習によるキャンセル率の予測」や「人型ロボットによる医院受付の自動化」なども実現しています。

GMO医技研は「時間はデザインできる　医療経営にイノベーションを」をミッションに掲げて医療機関の経営改革を加速させるとともに、圧倒的な開発力を背景とした高度な予約最適化エンジンによるサービス提供を通して、医療機関や医療ビジネスに取り組む企業を支援していくとのことです。

医療機関のDXが業務効率を向上することで、医療従事者のコア業務である医療に集中できる時間や環境を作り出します。医療従事者がコア業務に集中できると医療サービスの向上にもつながり、患者にとっても大きなメリットがあることから、さまざまな医療機関が導入してくれることを期待したいですね。

安蔵靖志

Techジャーナリスト／家電エバンジェリスト
家電製品協会認定　家電製品総合アドバイザー（プラチナグレード）、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ～ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。