バージョンアップした音楽フェスティバル「GMO SONIC 2024」第1弾&第2弾出演アーティストを詳しく解説!

Jun Fukunaga

GMOインターネットグループイベント映画・音楽
11月16日、GMOインターネットグループは、2024年1⽉27日・28日の2日間、さいたまスーパーアリーナにて開催する大型音楽フェスティバル「GMO SONIC 2024」の第2弾出演アーティストを発表した。

GMO SONICは、2023年1⽉28日・29日に初めて開催された新たな音楽フェスティバルだ。GMOインターネットグループでは、同フェスを“これまでにない「No.1」の音楽フェスティバル”と位置付け、日本のユースカルチャーや音楽シーンの発展に貢献する日本発の大型音楽イベントとして、日本文化を世界に発信するためにさまざまな趣向を取り入れながら開催。EDMのスーパースターやラッパー、K-POPアーティストやK-POPフォーマットのアーティストが多数出演し、2日間で約5万人を動員した。

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そのGMO SONICを日本が世界に誇れる音楽フェスティバルとして、GMOインターネットグループがさらなるバージョンアップを図り、GMO SONIC 2024として新たに開催する。ステージデザインには客席へと続く「花道」を取り入れ、アーティストをより身近に感じながら、一体感あふれるステージを提供することで、より多くの人々に「笑顔」と「感動」を届けていくという。

宣言にたがわず、GMO SONIC 2024では前回に勝るとも劣らない豪華アーティストをラインアップ。すでに第1弾出演アーティストとして、1月27日にZEDD(ゼッド)、そして1月28日にKYGO(カイゴ)の2組のEDMスターがそれぞれの日程のヘッドライナーとして出演することが発表されていた。そして、このほど発表された出演アーティスト第2弾では、1月27日にGalantis(ギャランティス)、BLACK EYED PEAS(ブラック・アイド・ピーズ)、1月28日にSTEVE AOKI(スティーヴ・アオキ)、Timmy Trumpet(ティミー・トランペット)、aespa(エスパ)、RIIZE(ライズ)の6組の出演が明らかになった。

今年同様、初日から盛り上がり必至のGMO SONIC 2023。出演アーティスト第1弾と第2弾で発表された8組のアーティストは、一体どんな人物で経歴の持ち主なのだろうか? 各日程ごとにラインアップを詳しく見ていこう。

1月27日出演アーティスト

ダンスミュージックとポップミュージックを股にかけて活躍する“EDMの天才”、ZEDD

“EDMの天才”と称されるZEDDは、ロシア出身でドイツ育ちのDJ/プロデューサー。これまでにDJとして、世界中のEDMフェスティバルで活躍してきたほか、プロデューサーとしてもグラミー賞を受賞するなど、ダンスミュージックシーンに限らず、メインストリームの音楽シーンでも確固たる地位を築き上げてきた、まさにスーパースターDJ/プロデューサーといえる人物だ。

10代後半からエレクトロニックミュージックの制作を開始し、2010年ごろまでにダンスミュージック系音楽プラットフォーム「Beatport」のリミックスコンテストで2度の優勝を果たすなど、キャリアの早い段階でプロデューサーとして頭角を表していたZEDD。注目を集めるようになったのは、2010年に発表したEDMのパイオニア・スクリレックス)の「Scary Monsters and Nice Sprites」のリミックスがきっかけだ。その後、GMO SONIC 2024でも共演するBLACK EYED PEASやレディー・ガガなど、世界的ポップスターの楽曲のリミックスでも絶賛を浴びるようになる。

また、2012年のデビューアルバム『Clarity』では、同作のリードシングルで同名の「Clarity」が全米シングルチャートで8位を記録したほか、第56回グラミー賞最優秀ダンス・レコーティング賞を受賞。さらに2015年の2ndアルバム『True Colors』では、セレーナ・ゴメスとの「I Want You To Know」やジョン・ベリオンとの「Beautiful Now」がスマッシュヒットし、アルバム自体も2016年のビルボード・ミュージック賞で最優秀ダンス・アルバム賞を受賞するなど、音楽シーンでの地位を確固たるものにした。

さまざまな音楽スタイルを用いて実験を試みるというテーマの下に音楽活動を行うZEDDは、2017年にさらに新たな方向へとシフト。アレッシア・カーラとの「Stay」は、全米ラジオ・トップ40で初の1位を獲得し、グラミー賞にも再びノミネートされ、10億回以上のストリーミング再生回数を記録するなど、文字どおり記録的なヒット曲となり、今ではZEDDの代表曲として広く知られている。その後も全米シングルチャートで5位を記録するなど自身最大のヒット曲となった「The Middle」や、ケイティ・ペリーとの「365」など、ダンスミュージックの枠に捉われない多くのヒット曲をリリースしている。そのほかにも安室奈美恵の「Heaven」やアリアナ・グランデの「Break Free」など、国内外のポップスターのヒット曲のプロデュースも手がけている。

Zedd - Clarity ft. Foxes

スウェーデンが生んだ名プロデューサー2人がタッグを組む夢のユニット、Galantis

Galantisは、スウェーデンの3人組インディー・ポップバンド、マイク・スノーのメンバーとしても活躍するクリスティアン・カールソンと、同じくスウェーデン出身でスタイル・オブ・アイとしても活動するライナス・エクロウからなるEDMユニットだ。

2013年にワーナー・ミュージック傘下のBig Beat Recordsと契約を交わしたあと、2015年にデビューアルバム『Pharmacy』をリリース。同アルバムでは、アルバムリリースの前年に先行シングル「Runaway (U & I)」がイギリスやオーストラリア、ヨーロッパでもヒットを記録し、グラミー賞にもノミネートされたほか、アルバム自体も全米ダンス/エレクトロニックチャートで1位を獲得するなど、商業的に成功。批評家からも高く評価された。

続く2017年の2ndアルバム『The Aviary』からも「No Money」や「Make Me Feel」がヒットチャートにランクインしたほか、アルバム自体も前作に続き、全米ダンス/エレクトロニックチャートで4位と好成績を記録。また、2020年の3rdアルバム『Church』からもロックバンドのワンリパブリックとのコラボ曲「Bones」といったスマッシュヒット曲が生まれている。さらに2021年には、EDMのベテランDJ/プロデューサーのデヴィッド・ゲッタとイギリスのガールズグループ、リトル・ミックスとのコラボ曲「Heartbreak Anthem」が全英ダンスチャートで1位を獲得するなど、Galantisはこれまでに多数のヒット曲をリリースしている。

また、Galantisとしての活動以外に、メンバーそれぞれがソロアーティスト、プロデューサーとしても成功している。クリスティアン・カールソンは、Bloodshy名義でブリトニー・スピアーズの代表曲「Toxic」をプロデュースしたほか、ソングライターデュオ「Bloodshy and Avant」としても活動。ケイティ・ペリーやマドンナ、カイリー・ミノーグのプロデュースも手がけている。一方、ライナス・エクロウもスウェディッシュテクノの次期スターとの呼び声も高いSyle Of Eye名義での活動のほか、2012年に世界的なヒット曲となったアイコナ・ポップの「I Love It」に共同プロデューサーとして参加している。

Galantis, David Guetta & Little Mix - Heartbreak Anthem

2000年代にポップミュージックの頂点を極めた伝説的ヒップホップグループ、BLACK EYED PEAS

日本でも高い知名度を誇るBLACK EYED PEASは、ウィル・アイ・アム、アップル・デ・アップ、タブーの3人からなるアメリカのヒップホップグループ。2000年代にブレイクを果たして以降、これまでに6度のグラミー賞受賞を誇る世界的なポップグループとしても知られている音楽シーンのレジェンドだ。

1997年にメジャーデビュー後、1998年に『Behind the Front』、2000年に2ndアルバム『Bridging the Gap』をリリース。しかし、この頃はまだヒップホップグループとしての側面が強く、商業的には成功しなかった。しかし、2003年にグループのファンだったシンガーのファーギー加入後にリリースした3rdアルバム『Elephunk』では、「Where Is The Love」や「Hey Mama」が大ヒット。続く2005年の4thアルバム『Monkey Business』はグラミー賞を受賞した代表曲「Don't Phunk with My Heart」などを収録しており、全世界で900万枚以上を売り上げるほどの空前の大ヒット作となり、その人気を不動にした。

また、2009年にはBLACK EYED PEAS初の全米シングルチャート1位獲得曲であり、12週連続1位となった「Boom Boom Pow」や14週連続1位のほか、世界20カ国以上のシングルチャートで1位となった「I Gotta Feeling」といった記録的なヒット曲を収録した5thアルバム『The E.N.D.』では、グラミー賞3部門を制覇している。しかし、2010年に6thアルバム『The Beginning』をリリースしたあと、2011年には人気絶頂の中、無期限の活動休止を発表。2015年に再始動した際はファーギーがグループを脱退し、再びグループは3人編成に。2018年に7thアルバム『Masters of the Sun Vol. 1』をリリース後は2020年に『Translation』、2022年に『Elevation 』とコンスタントにアルバムをリリースしており、現在も音楽シーンで大きな存在感を示している。

The Black Eyed Peas - I Gotta Feeling
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Jun Fukunaga

ライター・インタビュワー
音楽、映画を中心にフードや生活雑貨まで幅広く執筆する雑食性フリーランスライター・インタビュワー。最近はバーチャルライブ関連ネタ多め。DJと音楽制作も少々。

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