小さなお店の投稿が面白い
もうひとつ、Threadsらしさを感じる個人的な体験を紹介します。
個人商店や小さなレストランのアカウントがとても魅力的なのです。おそらくもともとはInstagramを運用していた店主たちが、Threadsでも投稿を始めているのでしょう。そしてその投稿に対してコメントやいいねが続けば、やがて私の手元にもその投稿が届きます。
Threadsは、Instagramに比べるとテキストベースのコミュニケーションをする場所です。なので、店主が写真と短い動画付きで商品の紹介をして、それが魅力的だと「そのカバンいいですね、どこで買えますか?」なんてコメントがたくさんつきます。そしてコメントに対して「ありがとうございます! プロフィールに公式WebストアのURLがあります、ぜひ!」といった感じで店主が気さくにお返事をしていたり。
そんな会話がリアルな店先での風景のようで、Xでの「バズ」よりも私にとって身近なコミュニケーションに思えます。で、私も楽しいやりとりにつられて公式Webストアに行って注文することが何度かありました。
そんなこんなで、Threadsは暇つぶし以上の体験がときどきできる空間に変わりつつあります。
個人商店や小さなレストランのアカウントがとても魅力的なのです。おそらくもともとはInstagramを運用していた店主たちが、Threadsでも投稿を始めているのでしょう。そしてその投稿に対してコメントやいいねが続けば、やがて私の手元にもその投稿が届きます。
Threadsは、Instagramに比べるとテキストベースのコミュニケーションをする場所です。なので、店主が写真と短い動画付きで商品の紹介をして、それが魅力的だと「そのカバンいいですね、どこで買えますか?」なんてコメントがたくさんつきます。そしてコメントに対して「ありがとうございます! プロフィールに公式WebストアのURLがあります、ぜひ!」といった感じで店主が気さくにお返事をしていたり。
そんな会話がリアルな店先での風景のようで、Xでの「バズ」よりも私にとって身近なコミュニケーションに思えます。で、私も楽しいやりとりにつられて公式Webストアに行って注文することが何度かありました。
そんなこんなで、Threadsは暇つぶし以上の体験がときどきできる空間に変わりつつあります。
ネタバレにまで気を払う新機能と私
最後に「新機能の追加」についても触れておきます。
サービス開始から2年の間、Threadsは新機能をせっせと作っては公開してきました。
投稿を検索できるようになったり、トレンドが表示されたり、DMもできるようになったり。2025年7月時点で、ThreadsはXが持っている機能をほとんど備えています。広告も表示されるようになってきました。
さらに投稿への興味の有無を真正面から質問してきたり、写真やテキストにぼかしを入れる「ネタバレ防止機能」を追加したり。これらはThreads独自の機能です。
「ネタバレ防止機能」とは、投稿時にユーザーがテキストや写真を「ネタバレあり」に設定すると、モヤ〜っとぼかしを入れられる機能です。こんな感じで表示されます。
サービス開始から2年の間、Threadsは新機能をせっせと作っては公開してきました。
投稿を検索できるようになったり、トレンドが表示されたり、DMもできるようになったり。2025年7月時点で、ThreadsはXが持っている機能をほとんど備えています。広告も表示されるようになってきました。
さらに投稿への興味の有無を真正面から質問してきたり、写真やテキストにぼかしを入れる「ネタバレ防止機能」を追加したり。これらはThreads独自の機能です。
「ネタバレ防止機能」とは、投稿時にユーザーがテキストや写真を「ネタバレあり」に設定すると、モヤ〜っとぼかしを入れられる機能です。こんな感じで表示されます。

「ネタバレ防止機能」により、トム・クルーズが誰と手をつないでいたかがネタバレしていない状態。ドットでモヤ〜っとボカされたところをタップすると、パァっと名前が明かされます。このネタバレ防止に意味があるのかないのか、謎な点も込みでほほえましい
さらにこの投稿の下にあるうすーいグレーの文字に注目。Threadsが私に対して「この投稿に興味がありますか?」と尋ねています。私はVOGUE誌もトムもトムとデート中のアナ・デ・アルマスのことも好きだけど、この投稿は興味ないな……まあいいや、トム、お幸せに!
で、正直に言うと、私はこれら新機能のほとんどを使っていません(投稿への興味の有無だけは律義に答えていますが)。
サービスが始まった当初は「Threadsのユーザーはみんな、どんな投稿をしているんだろう」と興味津々で検索機能を熱望していたのに、やがて興味をなくしました。というのも、ツバメのひなの投稿がいっぱい流れてくるだけで私はもう満足なので、自ら積極的に投稿を探しに行く必要性を感じないのです。
そして、新機能がいくら登場しても、私の体験そのものは何も変わらないんですよ。そこがとても好印象です。私の体験が特に何も阻害されず、他の誰かが楽しんでいるならそれでよし。
Threadsは、2年かけて非常にマイペースなSNSに育っているなと感じます。そしてそういうマイペースな空間が私には合っているようです。
で、正直に言うと、私はこれら新機能のほとんどを使っていません(投稿への興味の有無だけは律義に答えていますが)。
サービスが始まった当初は「Threadsのユーザーはみんな、どんな投稿をしているんだろう」と興味津々で検索機能を熱望していたのに、やがて興味をなくしました。というのも、ツバメのひなの投稿がいっぱい流れてくるだけで私はもう満足なので、自ら積極的に投稿を探しに行く必要性を感じないのです。
そして、新機能がいくら登場しても、私の体験そのものは何も変わらないんですよ。そこがとても好印象です。私の体験が特に何も阻害されず、他の誰かが楽しんでいるならそれでよし。
Threadsは、2年かけて非常にマイペースなSNSに育っているなと感じます。そしてそういうマイペースな空間が私には合っているようです。

花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori