Xも乗っ取られた
そういえば私は、Xを乗っ取られたこともあります。ほとんど使っておらず、活動していないアカウントがあるだけだったのですが、ある日突然、Xから自分のメール宛に通知が来るようになって。見ると、私のXアカウントが勝手に、英語でAIに関する論文を発信し始めていたんです。
しかも、その投稿はみんなから「いいね」されていて好評でした(笑)。このまま放っておいても面白いかなと思いましたが、悪用される危険もあるので、2段階認証を設定するなどで対処しました。
自分が被害に遭うまでは、乗っ取りというと金銭詐取が目的というイメージが強かったんですが、必ずしもそうではなさそうだ、と今回気付きました。
Netflixを乗っ取ったインドネシア人の目的は「タダで動画を見る」というただ乗りです。一方、Xで勝手に発信されていた論文は、何が目的だったのかは分かりませんが、少なくとも直接お金を盗まれたわけではありません。
しかも、その投稿はみんなから「いいね」されていて好評でした(笑)。このまま放っておいても面白いかなと思いましたが、悪用される危険もあるので、2段階認証を設定するなどで対処しました。
自分が被害に遭うまでは、乗っ取りというと金銭詐取が目的というイメージが強かったんですが、必ずしもそうではなさそうだ、と今回気付きました。
Netflixを乗っ取ったインドネシア人の目的は「タダで動画を見る」というただ乗りです。一方、Xで勝手に発信されていた論文は、何が目的だったのかは分かりませんが、少なくとも直接お金を盗まれたわけではありません。
年末、サブスクも大掃除を
今回、実感したのは、たまにしか使っていないサービスほど、乗っ取りに気を付けたほうがいいということです。Netflixを使ったのも久しぶりでしたし、Xもほとんどアクセスしていなかったから、いつの間にか乗っ取られていました。
あまり利用しないサービスは、こまめに解約したり、サブスクリプションを切ったりしたほうがいいですね。ただ、サブスクは契約しやすく、解約しにくい作りになっているケースが多いのもネックです。どこに解約ボタンがあるか分からなかったりして……。
そういえば先日、自分のドコモ回線をネット上で解約し、それにひも付いていた家族の契約も後から解約しようとしたんですが、ドコモから「ネットでは解約できません。ショップに来てください」って言われて困りました。実はショップに行く時間がないから、まだ解約できていません。
年末の大掃除シーズンですが、“サブスクの大掃除”はおすすめです。あまり使っていないサービスは解約し、契約を続けるものはパスワードを見直して、2段階認証をしっかり設定しましょう。「ちょっと使っている」グレーゾーンのサービスが迷いどころですが、一度解約して、必要になったらまた契約するくらいがちょうどいいのでは。
IDやパスワードの管理、サブスクの整理って、“終活”にもつながります。放置していても今日明日どうなるわけではないので、つい後回しにしがち。その結果、乗っ取られてしまったり、年を取っても放っておいて、死んだ後に遺族が苦労したりするわけで……。
だから毎年ちゃんと“大掃除”をするのが大事なんですよね。「後でやろう」と思いながら、ズルズル先送りしてしまうのは良くないから、私は今日、今からやりますよ!
あまり利用しないサービスは、こまめに解約したり、サブスクリプションを切ったりしたほうがいいですね。ただ、サブスクは契約しやすく、解約しにくい作りになっているケースが多いのもネックです。どこに解約ボタンがあるか分からなかったりして……。
そういえば先日、自分のドコモ回線をネット上で解約し、それにひも付いていた家族の契約も後から解約しようとしたんですが、ドコモから「ネットでは解約できません。ショップに来てください」って言われて困りました。実はショップに行く時間がないから、まだ解約できていません。
年末の大掃除シーズンですが、“サブスクの大掃除”はおすすめです。あまり使っていないサービスは解約し、契約を続けるものはパスワードを見直して、2段階認証をしっかり設定しましょう。「ちょっと使っている」グレーゾーンのサービスが迷いどころですが、一度解約して、必要になったらまた契約するくらいがちょうどいいのでは。
IDやパスワードの管理、サブスクの整理って、“終活”にもつながります。放置していても今日明日どうなるわけではないので、つい後回しにしがち。その結果、乗っ取られてしまったり、年を取っても放っておいて、死んだ後に遺族が苦労したりするわけで……。
だから毎年ちゃんと“大掃除”をするのが大事なんですよね。「後でやろう」と思いながら、ズルズル先送りしてしまうのは良くないから、私は今日、今からやりますよ!

鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。












