細かな指示が適切なケース
ただ、全てがハイコンテクストであるべきだと言っているわけではありません。ローコンテクストが必要になる場面もあります。
例えば、家電の説明書などはできるだけ初心者にも分かりやすく、細かく書いた方がいいでしょう。社内事業では、手順がすでに決まっていて利益がちゃんと出ている場合、ローコンテクストで細部まで詰めた方が全体の効率が上がることもあるはずです。
例えば、家電の説明書などはできるだけ初心者にも分かりやすく、細かく書いた方がいいでしょう。社内事業では、手順がすでに決まっていて利益がちゃんと出ている場合、ローコンテクストで細部まで詰めた方が全体の効率が上がることもあるはずです。
人材もAIも、ハイコンテクストが働きやすい
この考え方は、人材のマネジメントとも共通していると思います。
鷹木が部下として働いた“できる上司”を思い浮かべると、細かいやり方は指示せず、仕事のビジョンや目的、求める成果だけを示し、あとは丸投げしてくれました。そのおかげで、自分なりのやり方で自由に動き、成果を出すまで試行錯誤できました。
逆に、細かいやり方まで指示されるマイクロマネジメントは息苦しいものです。でも、うまくいっていないとき、上司は「自分もコミットしなきゃ」と思って細かく口出ししがちなんですよね。そういうときこそ、ビジョンの共有からやり直して、あとは現場に任せるアプローチの方がうまくいくことが多い気がしています。
AIの使い方も同じです。最近、AIを使ったバイブコーディングに取り組んでいるんですが、私自身はプログラミングがほぼ初心者。なのでAIに対して「こういうことやりたいんだけど」と投げていくと、AIが勝手に作ってくれています。
つまり、細かく指示していなくて、私の目的やビジョンを共有するだけです。するとAIが勝手に考えて作ってくれる。逆に、細かすぎるプロンプトではAIの自由を縛ってしまい、その能力を最大限に発揮できない気がします。
ハイコンテクストとローコンテクストは、どちらかに固定すべきものではありません。ただ、「解釈の余地」を残すことは大事だと思います。全てをローコンテクストにそろえると、解釈の余地がなくなって、全員が同じ石で転んでしまうかもしれない。自由に解釈できる余地が幅を生み、組織やチームを強くするのではないでしょうか。
鷹木が部下として働いた“できる上司”を思い浮かべると、細かいやり方は指示せず、仕事のビジョンや目的、求める成果だけを示し、あとは丸投げしてくれました。そのおかげで、自分なりのやり方で自由に動き、成果を出すまで試行錯誤できました。
逆に、細かいやり方まで指示されるマイクロマネジメントは息苦しいものです。でも、うまくいっていないとき、上司は「自分もコミットしなきゃ」と思って細かく口出ししがちなんですよね。そういうときこそ、ビジョンの共有からやり直して、あとは現場に任せるアプローチの方がうまくいくことが多い気がしています。
AIの使い方も同じです。最近、AIを使ったバイブコーディングに取り組んでいるんですが、私自身はプログラミングがほぼ初心者。なのでAIに対して「こういうことやりたいんだけど」と投げていくと、AIが勝手に作ってくれています。
つまり、細かく指示していなくて、私の目的やビジョンを共有するだけです。するとAIが勝手に考えて作ってくれる。逆に、細かすぎるプロンプトではAIの自由を縛ってしまい、その能力を最大限に発揮できない気がします。
ハイコンテクストとローコンテクストは、どちらかに固定すべきものではありません。ただ、「解釈の余地」を残すことは大事だと思います。全てをローコンテクストにそろえると、解釈の余地がなくなって、全員が同じ石で転んでしまうかもしれない。自由に解釈できる余地が幅を生み、組織やチームを強くするのではないでしょうか。

鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。














