39度猛暑日の水やり戦略
摘心の効果に驚いている最中、新たな課題が立ちはだかりました。それは「水やり」について。
まだG襲来のトラウマが癒えず、ベランダに出るのは正直気が進まないのです。しかし連日体温のような気温を記録する猛暑日が続いており、そんなことを言っているわけにもいきません。
Gensparkに「下に水がたまるタイプのプランターでも夕方の水やりは必要? 今日の気温は39度です」と質問してみました。
まだG襲来のトラウマが癒えず、ベランダに出るのは正直気が進まないのです。しかし連日体温のような気温を記録する猛暑日が続いており、そんなことを言っているわけにもいきません。
Gensparkに「下に水がたまるタイプのプランターでも夕方の水やりは必要? 今日の気温は39度です」と質問してみました。

「もちろん必要」とのこと
39度の猛暑日でも(だからこそ?)「底面給水プランターを使っていても、夕方の水やりは絶対に必要」とGensparkは言います。
そこで、自分の本音を交えて再度質問します。
そこで、自分の本音を交えて再度質問します。

「ハッカ油スプレー」を教えてくれる
「(プランターからあふれた水で)ベランダが汚れるのはいいけどGが来るのが嫌なのだ」
無茶振りかなあと思いつつ聞いてみると、Gensparkは「Gの嫌がる香りを撒いて、ベランダに寄せ付けないようにすればいい」と、ハッカ油と水を使った虫よけレシピを教えてくれました。
ハッカ油虫よけスプレーレシピ
・無水エタノール 10ミリリットル
・ハッカ油 3〜4滴
・精製水 90ミリリットル
これを水やり前後にプランター周辺にシュッシュッと散布するだけで、Gを寄せ付けないといいます。確かに、ミントがしっかり香るので、これなら外から飛んできたGもUターンしてくれそうな感じがします。ハッカ油スプレーを何度か噴霧した後、ジョウロに水を汲みに行き、それをまく、という手順で作業していますが、水まき中になんとなくひんやり爽やかな空気を感じられるのもうれしい。
殺虫剤をうっかり植物にかける心配もなくなり、鉢植えのミントやアロマティカスだけでは得られなかった、しっかりした防虫効果を感じられる気がしています。
水を潤沢にあげるようになると、さらに脇芽が成長します。これまでどれだけ水が不足していたのか、改めて思い知らされました。
無茶振りかなあと思いつつ聞いてみると、Gensparkは「Gの嫌がる香りを撒いて、ベランダに寄せ付けないようにすればいい」と、ハッカ油と水を使った虫よけレシピを教えてくれました。
ハッカ油虫よけスプレーレシピ
・無水エタノール 10ミリリットル
・ハッカ油 3〜4滴
・精製水 90ミリリットル
これを水やり前後にプランター周辺にシュッシュッと散布するだけで、Gを寄せ付けないといいます。確かに、ミントがしっかり香るので、これなら外から飛んできたGもUターンしてくれそうな感じがします。ハッカ油スプレーを何度か噴霧した後、ジョウロに水を汲みに行き、それをまく、という手順で作業していますが、水まき中になんとなくひんやり爽やかな空気を感じられるのもうれしい。
殺虫剤をうっかり植物にかける心配もなくなり、鉢植えのミントやアロマティカスだけでは得られなかった、しっかりした防虫効果を感じられる気がしています。
水を潤沢にあげるようになると、さらに脇芽が成長します。これまでどれだけ水が不足していたのか、改めて思い知らされました。
夜が育てる秘密……植物の神秘的な生命力
水やりを充実させ、摘心も実施した結果、「じっと見ていると伸びたことがわかるかも」と思うほど成長していると感じる日も出てきました。しかし、どうも「昼より夜のほうがよく育っているのでは?」と思えるのです。
「ゴーヤとかヘチマって夜のほうが成長している気がするけど、そんなことある?」
この素朴な疑問をGensparkに投げかけたところ、「その感覚は正しい」と植物の世界の驚くべき仕組みを教えてくれました。
「ゴーヤとかヘチマって夜のほうが成長している気がするけど、そんなことある?」
この素朴な疑問をGensparkに投げかけたところ、「その感覚は正しい」と植物の世界の驚くべき仕組みを教えてくれました。

植物も「寝る子は育つ」
植物の成長ホルモンは暗い時に、より多く分泌されます。昼間は光合成で栄養を蓄積し、夜間にその栄養を使って細胞を伸長させるのです。まさに「寝る子は育つ」の植物版! 十分な日照時間や昼夜の気温差があれば、夜のあいだに多くの成長ホルモン(オーキシンやジベレリン)が分泌されるため、朝起きると驚くほど成長していることがある……というわけなのです。
この知識を得てから、毎朝の観察がさらに楽しくなりました。前日の夜からどれだけ伸びたかを確認するのが日課となり、植物の生命力に日々感動することになりました。
ものすごい早さでネットの高さを超えて伸びたつるは、「切って大丈夫。むしろ効果的」とのこと。この剪定(せんてい)作業により、あんなにスカスカだった葉の密度が格段に向上したのです。
この知識を得てから、毎朝の観察がさらに楽しくなりました。前日の夜からどれだけ伸びたかを確認するのが日課となり、植物の生命力に日々感動することになりました。
ものすごい早さでネットの高さを超えて伸びたつるは、「切って大丈夫。むしろ効果的」とのこと。この剪定(せんてい)作業により、あんなにスカスカだった葉の密度が格段に向上したのです。
巻き返せた……?本物の日除け効果

かなりカーテンらしく成長した
そして今の状態がこうです。
ネット上部に葉が密集してきて、本当の日除け効果が出てきました。朝の光がやわらかくなり、午後の西日も和らげられています。スカスカになった下の部分はまだ密度が足りませんが、日の当たるところから脇芽が育ち、葉が密集するので見た目以上に日除け効果を感じます。
ネット上部に葉が密集してきて、本当の日除け効果が出てきました。朝の光がやわらかくなり、午後の西日も和らげられています。スカスカになった下の部分はまだ密度が足りませんが、日の当たるところから脇芽が育ち、葉が密集するので見た目以上に日除け効果を感じます。

室内から見るとより効果を実感
ベランダに植物を置いてみてわかるのは、大きな植物は熱交換器のような作用があるということ。葉の密度だけでいえば、部屋のカーテンを厚くしたり、日傘をさしたほうがいいはずなのに、植物のそばにいるとなぜかほんのり涼しいのです。
朝、水をあげて、夜、家に戻ると目に見えてつるが伸びていたり、つるが自分の意志を持っているかのように、効率よくネットに絡みついていく様子は見ていて飽きません。人間が手をかけた部分と、植物が自然に成長する部分の絶妙なバランス。これを見るのがグリーンカーテン栽培の醍醐味なのかもしれません。
昨日もまた摘心をしました。「これを書いている間も脇芽が伸びているはず。今日は何センチ伸びているだろう?」と考えるのはとても楽しいです。
朝、水をあげて、夜、家に戻ると目に見えてつるが伸びていたり、つるが自分の意志を持っているかのように、効率よくネットに絡みついていく様子は見ていて飽きません。人間が手をかけた部分と、植物が自然に成長する部分の絶妙なバランス。これを見るのがグリーンカーテン栽培の醍醐味なのかもしれません。
昨日もまた摘心をしました。「これを書いている間も脇芽が伸びているはず。今日は何センチ伸びているだろう?」と考えるのはとても楽しいです。
AIのヘルプで「根拠のある」園芸へ
AIとの対話によって、これまで「なんとなく」やっていた園芸が、「根拠のある技術」に変わりました。
途中でリセットされるような出来事が起きても、適切な管理により立派なグリーンカーテンを完成させることができるのです。最も重要だったのは、問題が発生したときに即座に適切なアドバイスを求めることでした。
もし同じようにグリーンカーテンづくりで困ったことがあったら、ためらわずにAIに相談してみることをおすすめします。打てば響くような植物の成長を見ることができるでしょう。また、植物の世界には、まだまだ私たちの知らない興味深い仕組みがたくさんあると実感できるはずです。
途中でリセットされるような出来事が起きても、適切な管理により立派なグリーンカーテンを完成させることができるのです。最も重要だったのは、問題が発生したときに即座に適切なアドバイスを求めることでした。
もし同じようにグリーンカーテンづくりで困ったことがあったら、ためらわずにAIに相談してみることをおすすめします。打てば響くような植物の成長を見ることができるでしょう。また、植物の世界には、まだまだ私たちの知らない興味深い仕組みがたくさんあると実感できるはずです。

中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019