あちこちにあしらわれた「和」の演出
GMO SONIC 2023では和の演出にも力を入れていました。
たとえば幕間に和太鼓や三味線の演奏が突然始まるんです。マシュメロを待っている間にドーンと太鼓の音が聞こえたり、ザ・チェインスモーカーズの出演直前に津軽三味線がベンベン鳴ったり。で、和太鼓も三味線も尺八も演歌のライブではおなじみのコンテンツですが、ここは演歌のリサイタル会場じゃなくて、ゴリゴリのEDMばっかり流れるさいたまスーパーアリーナですからね。そんなEDMのファンが集まった完全なるアウェイな空間だったのに、日本の伝統芸能は何一つ負けていませんでした。爆音でEDMを山ほど聞いた直後でも音が強くて太くてグルーヴ感がある。遜色なし。
たとえば幕間に和太鼓や三味線の演奏が突然始まるんです。マシュメロを待っている間にドーンと太鼓の音が聞こえたり、ザ・チェインスモーカーズの出演直前に津軽三味線がベンベン鳴ったり。で、和太鼓も三味線も尺八も演歌のライブではおなじみのコンテンツですが、ここは演歌のリサイタル会場じゃなくて、ゴリゴリのEDMばっかり流れるさいたまスーパーアリーナですからね。そんなEDMのファンが集まった完全なるアウェイな空間だったのに、日本の伝統芸能は何一つ負けていませんでした。爆音でEDMを山ほど聞いた直後でも音が強くて太くてグルーヴ感がある。遜色なし。
予想外のパフォーマンスがうれしかったな〜
ほかにも和風なドレスやメイド服を着たダンサー(すごくフレンドリー)が会場を練り歩いたり。
後ろに見えるのはVVIP席。京都から舞妓さんもかけつけて、華やかなお座敷だったようです
ダンサーはスタンド席とアリーナの境界をつなぐ効果も
あとね、会場に“お侍さん”がいたんですよ。LEDが淡く光る半透明な“のぼり”を掲げたサイバーパンク風味のお侍さんがウロウロしているので、ソニッくまといいレーザーといい光りモノにすこぶる弱い私は「あれ何?」と終始気になっていたら、なんと私のお友達のいる会社が担当してました。偶然! ってことで記念写真を一枚。
提供:MPLUSPLUS
来年もGMO SONICはあるらしい?
世界に名だたる音楽フェスティバルには、それぞれ「色」があります。出演アーティストの傾向に始まり、ビジュアルやカルチャーでも特徴が感じられるんです。「日本らしさ」をさりげなく盛り込んだGMO SONIC 2023も、そういった「色」を打ち出した音楽フェスティバルに思えました。
ところで、GMO SONIC 2023ってことは、GMO SONIC 2024もあったりするのでしょうか……?
ところで、GMO SONIC 2023ってことは、GMO SONIC 2024もあったりするのでしょうか……?
5万人のご来場感謝!来年も1月末の土日開催で調整中!!ぜひ、お越しください。
— 熊谷正寿【GMO】 (@m_kumagai) February 10, 2023
初開催となる大型音楽フェス「GMO SONIC 2023」 https://t.co/4Ca00eg3RI
「今年のGMO SONICはこんな感じだったね」なんて会話も冬の風物詩となるのかもしれません。個人的にはソニッくまの目立ちっぷりがどうバージョンアップしていくのかも気になります。ああ、さいたまスーパーアリーナで健気に目からレーザーを飛ばしたりガマンしたりしていたソニッくま、今は何してるんだろう。あの2日間で私にとって同志みたいな存在になっちゃったよ。次も会えますように!
花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori