業務用食品約8000種類を試食! そのなかから厳選した業務用冷凍デザート5品
給料は上がらないのに、物価ばかり上がる昨今、みなさんどうお過ごしでしょうか? 筆者は上がり続けるエンゲル係数を少しでも抑えるため、さまざまな工夫をしているつもりです。しかし、あまり効果はありません……。
そんななかで、筆者が注目しているのが業務用冷凍食品です。給食や外食産業などで使われており、家庭用冷凍食品に比べ、単位当たりの量が多く、パッケージや包装が簡素なため、比較的単価の安い冷凍食品といえます。例えばチャーハンといったご飯物では、1パックがキロ単位と一般家庭で使うには少し量を多く感じます。
しかし、家庭用冷凍食品に比べて単価が安く、物価上昇のなか、エンゲル係数を抑えるには非常に魅力的なのです。ただし、ワンパッケージ(販売単位)の量が多いため、購入は慎重にならざる得ません。
そんななか、施設給食を中心に取引する食品卸問屋に13年勤務し、約8000種類以上の業務用食品を試食してきたしきさんによると「導入前の試食・試飲が当たり前の業務用食品では、安くておいしいのは当たり前」。レストランなどでそのまま使用することを前提とした外食向けなどの業務用食品は、並の外食店よりもおいしいことも珍しくないというのです。
以前しきさんにおすすめを聞いた商品を「8000種類以上の業務用食品を試食してきたプロがおすすめ!業務用冷凍おかず5選」として公開したところ非常に好評だったので、今回はおすすめの業務用冷凍デザートベスト5を教えてもらいました。
■しき
施設給食の食品卸問屋に13年勤務。最低週1回2社の試食会に参加し続け、これまでに食べた業務用食品は、約8000種類以上。ちなみに増えた体重は20kg以上。それでもキロ単位でものを食べる同僚たちよりは小食だと思っていました。最近では、身体を犠牲にし、ほぼ命がけで試食してきた業務用冷食の情報などをブログなどで発信。最近では「日本栄養食品楽天市場店」で業務用冷凍食品のネット販売にも携わる。
そんななかで、筆者が注目しているのが業務用冷凍食品です。給食や外食産業などで使われており、家庭用冷凍食品に比べ、単位当たりの量が多く、パッケージや包装が簡素なため、比較的単価の安い冷凍食品といえます。例えばチャーハンといったご飯物では、1パックがキロ単位と一般家庭で使うには少し量を多く感じます。
しかし、家庭用冷凍食品に比べて単価が安く、物価上昇のなか、エンゲル係数を抑えるには非常に魅力的なのです。ただし、ワンパッケージ(販売単位)の量が多いため、購入は慎重にならざる得ません。
そんななか、施設給食を中心に取引する食品卸問屋に13年勤務し、約8000種類以上の業務用食品を試食してきたしきさんによると「導入前の試食・試飲が当たり前の業務用食品では、安くておいしいのは当たり前」。レストランなどでそのまま使用することを前提とした外食向けなどの業務用食品は、並の外食店よりもおいしいことも珍しくないというのです。
以前しきさんにおすすめを聞いた商品を「8000種類以上の業務用食品を試食してきたプロがおすすめ!業務用冷凍おかず5選」として公開したところ非常に好評だったので、今回はおすすめの業務用冷凍デザートベスト5を教えてもらいました。
■しき
施設給食の食品卸問屋に13年勤務。最低週1回2社の試食会に参加し続け、これまでに食べた業務用食品は、約8000種類以上。ちなみに増えた体重は20kg以上。それでもキロ単位でものを食べる同僚たちよりは小食だと思っていました。最近では、身体を犠牲にし、ほぼ命がけで試食してきた業務用冷食の情報などをブログなどで発信。最近では「日本栄養食品楽天市場店」で業務用冷凍食品のネット販売にも携わる。
5位:どこか懐かしくておいしい「とけないアイス風デザート」は予想以上に高機能
ヤヨイサンフーズの「とけないアイス風デザート」。フレイバーはバニラ風味と抹茶。その名のとおり溶けないアイス風のデザートです
「なんで給食にアイスが出ないのだろう? 誰かがズルしているに違いない!」と子どものころ思ったことはありませんか? 筆者は結構本気で思っていました。しきさんによると、最近では一部の学校給食ではアイスが出ることがあるといいますが、その場合、お値段の安いラクトアイスは溶けやすいため高級なアイスクリームを使うのだといいます。だから今でも頻繁には登場しないようです。
その一方でしきさんが「給食で使われる溶けないアイスを知っていますか? これが予想以上においしいですよ」と紹介してくれたのが、5位のヤヨイサンフーズ「とけないアイス風デザート」です。
小学校の給食で冷凍したゼリーなどが入っていたサイズのパッケージに、大きく「とけないアイス風デザート」と書かれています。今回は「バニラ風味」と「抹茶」を試しましたが、ほかにも「いちご」「あずき」「チョコ」などがあるそうです。
溶けても液状化しないようにムースを凍らせたような仕組みなっている「とけないアイス風デザート」は、凍っている時に食べるとまさにアイスのようで、溶けるとムースデザートという印象。
ちなみに味は、子どもが好きそうなかなり強めの甘み。抹茶も本格的というよりは、やや子ども向けの印象でした。とはいえ、給食ではありませんが、なにか子どものころの夢がかなったような気持ちになります。また、同じような夢をもっていた人が商品開発をして、今の小学生の「給食でアイスを!」を叶えたのかと思うと、それだけでもうれしくなります。
そんな子どものころの夢がかなうような冷凍食品のデザート「とけないアイス風デザート」は1個35gが10個パックで実勢価格は600円前後。想像よりリーズナブルに子どものときの夢が叶うのもうれしいところです。
筆者の家の場合は、アイスが大好きな2歳児がいるので、自分で食べさせるときはこの「とけないアイス風デザート」にすると、家中がアイスでベトベトになることを回避できて重宝しています。
その一方でしきさんが「給食で使われる溶けないアイスを知っていますか? これが予想以上においしいですよ」と紹介してくれたのが、5位のヤヨイサンフーズ「とけないアイス風デザート」です。
小学校の給食で冷凍したゼリーなどが入っていたサイズのパッケージに、大きく「とけないアイス風デザート」と書かれています。今回は「バニラ風味」と「抹茶」を試しましたが、ほかにも「いちご」「あずき」「チョコ」などがあるそうです。
溶けても液状化しないようにムースを凍らせたような仕組みなっている「とけないアイス風デザート」は、凍っている時に食べるとまさにアイスのようで、溶けるとムースデザートという印象。
ちなみに味は、子どもが好きそうなかなり強めの甘み。抹茶も本格的というよりは、やや子ども向けの印象でした。とはいえ、給食ではありませんが、なにか子どものころの夢がかなったような気持ちになります。また、同じような夢をもっていた人が商品開発をして、今の小学生の「給食でアイスを!」を叶えたのかと思うと、それだけでもうれしくなります。
そんな子どものころの夢がかなうような冷凍食品のデザート「とけないアイス風デザート」は1個35gが10個パックで実勢価格は600円前後。想像よりリーズナブルに子どものときの夢が叶うのもうれしいところです。
筆者の家の場合は、アイスが大好きな2歳児がいるので、自分で食べさせるときはこの「とけないアイス風デザート」にすると、家中がアイスでベトベトになることを回避できて重宝しています。
アイス風のムースデザートともいえる「とけないアイス風デザート」。子どものころにあったら、すごくうれしかったと思います
第4位:全長約36cmの「フリーカットケーキ ダブルベリー」は1人で食べてしまう人も
味の素冷凍食品 フレックの「フリーカットケーキ ダブルベリー」。全長約36cmとかなりの長さですが、1人で食べてしまう人もいるようです
4位として紹介してくれたのは、味の素冷凍食品 フレックの「フリーカットケーキ ダブルベリー」。カットして提供することを想定しているので、大きさは長さ360mm×幅70mm×厚み35mmとかなり大きく、重さも約500gです。しかし、実勢価格は1200円前後と思った以上にリーズナブル。下に掲載した写真のようにパッケージにもカットするための目盛りが付いているなど、給食など大人数で分けることを想定した商品です。
ココア味のスポンジケーキの上にラズベリーのムースが重ねてあり、その上にブルーベリーとストロベリーの果肉がゼリー寄せで乗っています。ココアスポンジの適度な苦みとラズベリー、ブルーベリー、ストロベリーの酸味と甘みがとても良いバランスで、思った以上に食べ過ぎてしまいます。ホテルなどのケーキバイキングなどでも見かける気がするというと、しきさんもその通りだと教えてくれました。
そして、酸味、甘み、苦みのバランスが非常に良いので、つい食べ過ぎてしまうおいしさだとも。実際、しきさんのお友達は全長約36cmの「フリーカットケーキ ダブルベリー」を1人でペロッと食べてしまったといいます。1本で約1000kcalなので、思ったよりもヘルシーですが、1人で1本はさすがに筆者には無理そうです。
調理方法は冷蔵庫解凍(約5℃)で約2時間30分、室温解凍(約25℃)で約1時間だそうですが、解凍前の状態で切り分けられるので、食べたい量を少しずつ食べることもできます。約2cm幅にカットして18等分なら1カット60kcal程度なので、ちょっとケーキが食べたいときにもぴったりです。急にケーキが食べたくなった時のために冷凍庫にストックしておくのもよいでしょう。
ココア味のスポンジケーキの上にラズベリーのムースが重ねてあり、その上にブルーベリーとストロベリーの果肉がゼリー寄せで乗っています。ココアスポンジの適度な苦みとラズベリー、ブルーベリー、ストロベリーの酸味と甘みがとても良いバランスで、思った以上に食べ過ぎてしまいます。ホテルなどのケーキバイキングなどでも見かける気がするというと、しきさんもその通りだと教えてくれました。
そして、酸味、甘み、苦みのバランスが非常に良いので、つい食べ過ぎてしまうおいしさだとも。実際、しきさんのお友達は全長約36cmの「フリーカットケーキ ダブルベリー」を1人でペロッと食べてしまったといいます。1本で約1000kcalなので、思ったよりもヘルシーですが、1人で1本はさすがに筆者には無理そうです。
調理方法は冷蔵庫解凍(約5℃)で約2時間30分、室温解凍(約25℃)で約1時間だそうですが、解凍前の状態で切り分けられるので、食べたい量を少しずつ食べることもできます。約2cm幅にカットして18等分なら1カット60kcal程度なので、ちょっとケーキが食べたいときにもぴったりです。急にケーキが食べたくなった時のために冷凍庫にストックしておくのもよいでしょう。
おいしくて、つい1本食べてしまったという話も納得できる、バランスのよい味付けの味の素冷凍食品 フレックの「フリーカットケーキ ダブルベリー」
3位:りんご味のカットゼリーは大人も魅了するほどおいしくて驚く
日東ベストの「カットゼリー(山形県産ふじりんご)」を盛り付けたところ。どこかで見たことのあるという方もいるのではないでしょうか
3位は日東ベストの「カットゼリー(山形県産ふじりんご)」だといいます。「子どもが好きだから、ということですか?」と聞くと「いえ、大人が食べても本気でおいしいのです」と、しきさん。ちなみに1kgで実勢価格は1000円前後です。
冷凍ゼリーを大人が食べてもおいしいというのが、筆者にはなかなか信じられなかったのですが、実際に食べてみると「確かにおいしい!」。試食の日にはしきさんの友人も一緒だったのですが「これ本当においしいよね、特に半分溶けた状態が……」と筆者と3人、いい大人が半解凍のゼリーをバクバクと食べ、気が付けばパッケージの半分以上なくなっている状態でした。
この日東ベストの「カットゼリー」は、ほかにも「国産ぶどう」「サイダー風」「はちみつレモン」などのフレーバーをラインアップ。どれもおいしいのですが、中でもイチオシは「山形県産ふじりんご」だといいます。
ちなみにしきさんの家でもお友達の家でも、日東ベストの「カットゼリー」は子どもたちからも人気で、よく食べるといいます。そして、この「カットゼリー」は、回転ずしのデザートとしても回っていることがあり、おいしいことを知っているお子さんが取って食べようよした瞬間に「それ原価いくらだと思っているの?」と子どもをとめてしまったことがあると、しきさんは苦笑い。
まさに業務用冷凍食品のデザートらしい、安くて量が多くて、しかもおいしいデザートが「カットゼリー(山形県産ふじりんご)」といえるでしょう。
冷凍ゼリーを大人が食べてもおいしいというのが、筆者にはなかなか信じられなかったのですが、実際に食べてみると「確かにおいしい!」。試食の日にはしきさんの友人も一緒だったのですが「これ本当においしいよね、特に半分溶けた状態が……」と筆者と3人、いい大人が半解凍のゼリーをバクバクと食べ、気が付けばパッケージの半分以上なくなっている状態でした。
この日東ベストの「カットゼリー」は、ほかにも「国産ぶどう」「サイダー風」「はちみつレモン」などのフレーバーをラインアップ。どれもおいしいのですが、中でもイチオシは「山形県産ふじりんご」だといいます。
ちなみにしきさんの家でもお友達の家でも、日東ベストの「カットゼリー」は子どもたちからも人気で、よく食べるといいます。そして、この「カットゼリー」は、回転ずしのデザートとしても回っていることがあり、おいしいことを知っているお子さんが取って食べようよした瞬間に「それ原価いくらだと思っているの?」と子どもをとめてしまったことがあると、しきさんは苦笑い。
まさに業務用冷凍食品のデザートらしい、安くて量が多くて、しかもおいしいデザートが「カットゼリー(山形県産ふじりんご)」といえるでしょう。
「カットゼリー(山形県産ふじりんご)」、このパッケージだけをみて「おいしそうだから買おう」とはなかなか思えないのではないでしょうか
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。