GMOリサーチ＆AIがESCPビジネススクールの「ニューロインクルーシブ・リクルーティング」研究に協力

2024.10.21

i4U編集部

プロジェクト成果

2024年6月にESCPビジネススクールで実施した審査会では、プロジェクトの成果、進捗状況が次のように発表されました。

職場におけるADHD・ディスレクシアの理解促進

ADHDやディスレクシアといった神経多様性を持つ人びとについて、職場がその状態を単に評価するのではなく、その人自身のスキルや強みに基づいて適切に評価することへの共感と、スキルに基づく評価の重要性が明確化されました。

AIの実装とデータ統合

GMOリサーチ＆AIが保有する2万件以上の調査結果を統合し、ニューロダイバージェント（神経多様性を持つ人）と適切な職務をマッチングさせる、AI主導のアセスメントツールの開発を実証しました。

市場機会とトレンド

HRテクノロジーにおけるAIの市場拡大と、ダイバーシティ＆インクルージョンを重視する潮流を強調し、市場の大幅な成長を予測しました。

AIの進化により、仕事を奪われるのではなく、新たな活躍の場を

GMOリサーチ＆AIは、今回のプロジェクト参画について、「今回のプロジェクトを通じて、AI技術を活用した多様性を尊重する採用プロセスの開発に貢献できたことを大変誇りに思う」とし、以下のようにコメントしています。

「ETE社とESCPビジネススクールとの協力により、より包括的で公正な雇用環境の実現に一歩近づくことができたと感じております。特に、ETE社の先進的なAI評価技術とESCPビジネススクールの学生たちの情熱が、この革新的なプロジェクトの成功を支えました。今後もGMOリサーチ＆AIは、革新的な技術とデータソリューションを提供し、多様な才能が最大限に活躍できる社会の実現を目指してまいります。

多様性を尊重する採用プロセスが普及することで、より多くの企業が多様な人材を受け入れ、そのユニークな才能を活用することが可能になります。GMOリサーチ＆AIは、これからも、ETE社とESCPビジネススクールとの連携を強化し、全ての人々に平等な機会を提供するための取り組みを続けてまいります」

また、同社CTOの安藤健一郎氏は、次のように述べています。

「パートナー企業と手を携え、社会に貢献できることは私たちにとって大きな喜びです。『想いを世界に』届ける企業として、具体的な形でその思いを実現する瞬間は本当に感動的です。そして、AIの進化により仕事を奪われるのではなく、新たな活躍の場を得る人びとが増える可能性を目の当たりにし、大きな希望と熱意を感じています。これからもパートナーやユーザーとともに、よりよい未来創りに貢献できればと思います」