飲める氷「アイススラリー」で熱中症対策！凍らせて飲むポカリ＆リポビタンを実際に比べてみた

2025.6.6

1つじゃ足りない？そもそもたくさん飲んで大丈夫？

アイススラリーの実力を私以外の誰かにも試してもらいたい。特に炎天下で走り回っている感じの人……ということで、年中無休でサッカーを楽しむ家族にアイススラリーを試してもらいました。

となると問題になるのは「アイススラリーを凍らせた状態のまま、いかにして持って行くか」です。

個人用のクーラーボックスでは大げさですし、ただでさえユニフォームやシューズで荷物が多いので、なるべくコンパクトにまとめたい。保冷機能つきのバッグインバッグなんてないかな〜と思ったら、サーモスが出している袋タイプのクーラーバッグがありました。その名も「保冷バッグインバッグ」。そう、カバンの中に冷たい物をちょこっと忍ばせたい時用のバッグです。私の理想通り！

サーモスの保冷バッグインバッグは保冷剤つき。フカフカと厚手の断熱素材でできています。容量は3Lで、アイススラリーと一緒に冷たいおしぼりや500mlペットボトルも一緒に入れたらよさそう

その日は夏日で、サッカーグラウンドは河川敷。太陽の照り返しも激しいであろうピッチで目いっぱい走り回ったあとに飲むアイススラリーの感想はというと「確かにすごく体が冷えるけど、すぐ飲み切っちゃうね！」とのことでした。おかわりを希望するくらい気に入ったようで安心。

ただ、いくら体が冷えるからといって、3つも4つも飲んでいいものなのでしょうか。ポカリスエットアイススラリーとリポビタンアイススラリー Sportsの栄養成分表示を比較してみました。

アイススラリーは意外と糖質が高め

どちらも100kcal前後で、とくに炭水化物が多め。通常のポカリスエット100mlあたりのエネルギーが25kcalであることを考えると、アイススラリーはややハイカロリーな飲み物といえます。

ハードなスポーツをしているなら、2パックくらい飲んじゃってもよいのでは……とも思いますが、私としてはあくまで「体を冷やすこと」を主目的にアイススラリーを1パックだけ飲んで、水分補給には普通のお水を飲むことにします。

ひょっとしてスタバのフラペチーノでもいいんじゃない？

こうしてようやくアイススラリーへの執着から解放された私は、ふと、あることに気がつきました。アイススラリーとは「シャーベット状の冷たい飲み物」であり、私はそういう飲み物を、昔から見かけてないか……？そう、スターバックスに行けば、フラペチーノを年中飲めるじゃないですか！灯台もと暗し。

とはいえスターバックスの甘いフラペチーノは、シロップもクリームもたっぷり入っていそう。だからこそおいしいんですけどね、フラペチーノはスポーツのお供というよりは、リッチなおやつにふさわしい飲み物のイメージです。

でもそんなスターバックスのフラペチーノにも、実はアッサリとした味わいでゴクゴク飲めて、カロリー控えめな商品があります。それはマンゴーパッションティーフラペチーノ。こちらならば、ショートサイズで112kcal。

実はずっと私のそばにいてくれたアイススラリー。一気飲みすると口の中がスースーする！

ランニング後の汗だくの姿でスタバに参上してマンゴーパッションティーフラペチーノをオーダーする自分の姿はちょっと想像できませんが、真夏の街歩きでほてった体を癒やすのにはちょうどよさそう。

ちなみに最近のスターバックスでは「ブラックのアイスティーに、ブレベミルク（牛乳と生クリームを1:1で混ぜた濃厚なミルク）とホワイトモカシロップ追加、ムースフォームも追加」といったカスタムドリンクも若い女性の間で人気なのだそう。てんこ盛り！つまり甘く濃厚なアイスミルクティーです。ミルクティーでおなじみの台湾茶のチェーン店「ゴンチャ」の影響かもしれません。そしてゴンチャにもフローズンドリンクがあります。

炎天下でのスポーツ直後、仕事の後、カフェタイムと、この夏はそのときどきのシチュエーションに合った、いろんなアイススラリーで体を冷やせますね。