ながら聴きに最適、フラットで自然な音
オープンイヤー型ヘッドホンで気になるポイントは、やはり音質。製品説明によれば「2wayドライバーを搭載し、中高域用の12mmツイータードライバーと低域用の35mmウーファードライバーを組み合わせることで、オープンイヤー型でありながら優れた音質を実現しています」とのことです。
nwm ONEは購入直後のいわゆる「エイジング(慣らし作業)」をしなくても、いい意味でとてもフラットで自然な音の印象を受けました。細かな音のディテールも再現され、どんな音源でも心地よく聴けます。耳に刺さるような高音や重低音が強調されすぎることなく、自然なメリハリの音です。長時間聴いていても疲れにくいのが好印象。
音源の質による音の差は、わりとダイレクトに出る気がします。高ビットレートの音源は豊かに鳴らしてくれる一方、低ビットレートの音源やストリーミング再生の音源は「貧相な感じにはならないけど、違いはわかる」という印象です。ここ1年くらいのあいだに購入したイヤホン、ヘッドホンはよくも悪くも音に厚みをもたせるような、メーカーごとの“味付け”がなされているようなものが多く感じるのですが、「nwm ONE」についてはそれがなく、ストレートに再生しているように感じます。
この、元の音源を無駄に飾らず再生することについては、好みが分かれるかもしれません。しかし「外の音を遮断し、臨場感ある音楽に没頭したい」という人には、それこそ密閉型ヘッドホンのような別の選択肢があるはずなので、個人的にはマイナスポイントとは思えませんでした。
電車やバス、徒歩での移動中や、家族と暮らす家での在宅勤務など、外の音に注意を向けつつイイ音を聴きたい……そんな「ながら聴き」にはちょうどよいと感じます。
nwm ONEは購入直後のいわゆる「エイジング(慣らし作業)」をしなくても、いい意味でとてもフラットで自然な音の印象を受けました。細かな音のディテールも再現され、どんな音源でも心地よく聴けます。耳に刺さるような高音や重低音が強調されすぎることなく、自然なメリハリの音です。長時間聴いていても疲れにくいのが好印象。
音源の質による音の差は、わりとダイレクトに出る気がします。高ビットレートの音源は豊かに鳴らしてくれる一方、低ビットレートの音源やストリーミング再生の音源は「貧相な感じにはならないけど、違いはわかる」という印象です。ここ1年くらいのあいだに購入したイヤホン、ヘッドホンはよくも悪くも音に厚みをもたせるような、メーカーごとの“味付け”がなされているようなものが多く感じるのですが、「nwm ONE」についてはそれがなく、ストレートに再生しているように感じます。
この、元の音源を無駄に飾らず再生することについては、好みが分かれるかもしれません。しかし「外の音を遮断し、臨場感ある音楽に没頭したい」という人には、それこそ密閉型ヘッドホンのような別の選択肢があるはずなので、個人的にはマイナスポイントとは思えませんでした。
電車やバス、徒歩での移動中や、家族と暮らす家での在宅勤務など、外の音に注意を向けつつイイ音を聴きたい……そんな「ながら聴き」にはちょうどよいと感じます。
本当に音漏れはしないの?
思った以上に良い音がするのはうれしいけれど、形状的にどうしても不安を感じるのが「音漏れ」でした。耳から外した状態で音楽を再生してみても、ほぼ音漏れしていないことはわかるのですが、やっぱり不安です。
そこで家族や友人ではなく、ストレートに意見を言ってくれそうな同僚の協力を得て、音漏れの有無を確認しました。
静かなオフィスでnwm ONEを装着し、音楽を流します。隣の席の同僚に「音漏れが気になるようなら声をかけて」とお願いしたところ、「本当に今、音楽を流しているの?」と聞かれました。つまり「音漏れはほぼ気にならない」とのこと。音量レベルを半分より上にあげると「注意すれば少し聞こえる」ようですが、それ以上の音量では自分もうるさいため、実際にはほぼ気にしなくてよさそうです。
なお、パーティションを隔てた向かいの席の人には何も聞こえないとのこと。さらに同僚にもnwm ONEを着けて同じように音楽を再生してもらいましたが、音漏れは気になりませんでした。
静かなオフィスでもこのような結果なので、環境音がある場所では音漏れの心配はほとんどないと言えるでしょう。
nwm ONEはNTT独自の「パーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)」技術を採用。この技術で、装着者には高音質な音声を届けつつ、周囲への音漏れを最小限に抑えているのです。
また、通話に関してもNTTの特許技術「Magic Focus Voice」を搭載しており、周囲のノイズをカットして話者の声だけをクリアに伝えることができます。これにより、騒がしい環境でもクリアな通話やオンライン会議を可能にしています。
そこで家族や友人ではなく、ストレートに意見を言ってくれそうな同僚の協力を得て、音漏れの有無を確認しました。
静かなオフィスでnwm ONEを装着し、音楽を流します。隣の席の同僚に「音漏れが気になるようなら声をかけて」とお願いしたところ、「本当に今、音楽を流しているの?」と聞かれました。つまり「音漏れはほぼ気にならない」とのこと。音量レベルを半分より上にあげると「注意すれば少し聞こえる」ようですが、それ以上の音量では自分もうるさいため、実際にはほぼ気にしなくてよさそうです。
なお、パーティションを隔てた向かいの席の人には何も聞こえないとのこと。さらに同僚にもnwm ONEを着けて同じように音楽を再生してもらいましたが、音漏れは気になりませんでした。
静かなオフィスでもこのような結果なので、環境音がある場所では音漏れの心配はほとんどないと言えるでしょう。
nwm ONEはNTT独自の「パーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)」技術を採用。この技術で、装着者には高音質な音声を届けつつ、周囲への音漏れを最小限に抑えているのです。
また、通話に関してもNTTの特許技術「Magic Focus Voice」を搭載しており、周囲のノイズをカットして話者の声だけをクリアに伝えることができます。これにより、騒がしい環境でもクリアな通話やオンライン会議を可能にしています。
「蒸れない」「着け外しが少ない」とこんなに快適だとは
私はnwm ONEをパソコンとスマホ、ポータブルプレーヤーのWALKMANにつないで使用するスタイルに落ち着きました。つまり「ほぼ四六時中使っている」ということ。
周囲の音を遮断せずに高音質な音楽を楽しめるし、音楽を聴いていてもウェブ会議の呼び出しや電話の着信にすぐ切り替えができ、家の中の音、ペットの声、インターホンにもすぐ反応できるのですから。スピーカーでBGMを流すと着信の際にバタバタするし、普通のヘッドホンでは目の届かないところで何が起きているかわからない……そうしたストレスから解放されました。
それだけに、つけっぱなしにすることも増えましたが、耳の周りの蒸れやベタつき、不快な圧迫感も感じません。音楽鑑賞だけでなく、オフィスでの使用やオンライン会議など、1日中手放せなくなる、ストレスフリーなヘッドホンです。
周囲の音を遮断せずに高音質な音楽を楽しめるし、音楽を聴いていてもウェブ会議の呼び出しや電話の着信にすぐ切り替えができ、家の中の音、ペットの声、インターホンにもすぐ反応できるのですから。スピーカーでBGMを流すと着信の際にバタバタするし、普通のヘッドホンでは目の届かないところで何が起きているかわからない……そうしたストレスから解放されました。
それだけに、つけっぱなしにすることも増えましたが、耳の周りの蒸れやベタつき、不快な圧迫感も感じません。音楽鑑賞だけでなく、オフィスでの使用やオンライン会議など、1日中手放せなくなる、ストレスフリーなヘッドホンです。
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中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019