たった2分で「人類みんなクリエイター」、「SUZURI byGMOペパボ」コミッション機能のイイところ

i4U編集部

GMOインターネットグループインタビュークリエイター
憧れのクリエイターが、あなたの大切なペットのオリジナルイラストを描いてくれて、その作品がプリントされたカップがあなたの食卓に並んでいたら、すてきだと思いませんか?

誰でもクリエイターになれて、大好きなクリエイターを応援できる——GMOペパボが運営するオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI byGMOペパボ(以下、SUZURI)」は、クリエイターの作る喜びをとことん応援し、クリエイターとファンをゆるやかにつなぐスペシャルな環境。サービス開始から10年を迎え、クリエイター支援のあり方も、時代に合わせて進化を続けています。

なかでも昨年7月に登場した新機能「SUZURIコミッション」は、クリエイターの“創作したい気持ち”と“クリエイターを応援したいファンの気持ち”に寄り添うサービスです。で、どうやらクリエイターとファンが元気になるような「イイ話」をいっぱい生み出しているのだとか。

そんなSUZURIのチャームポイントとSUZURIコミッションの楽しさについて、SUZURIの運営に携わるGMOペパボ SUZURI事業部コミッションチームの片渕ゆり氏と牧山ミルテ氏に聞きました。

SUZURIが生まれる前、オリジナルグッズを作って売ることはハードルが高かった

——SUZURIはどういうサービスですか。

片渕:SUZURIは、オリジナルグッズを作成して、販売するためのサービスです。画像を1枚アップロードするだけで、Tシャツやトートバッグ、マグカップ、スマホケースなどのグッズを作り、売ることができます。2014年のサービス開始以来、88万人以上のクリエイターの方々にご利用いただいています。

——SUZURIを作った理由は。

牧山:GMOペパボでは「カラーミーショップ byGMOペパボ(以下、カラーミーショップ)」というECサイト構築サービスを運営しています。その中で、EC初心者の方がもっと簡単にEC販売ができて、EC参入のハードルを下げられるようなサービスを作りたいと考えたのがきっかけでした。

クリエイターさんをはじめとするEC初心者のみなさんの「ECを始めてみたいけど、売るものがない」といった声や「在庫のリスクを背負うハードルがある」といった声から始まったのがSUZURIです。

——クリエイターにとって、ECのどんなところが特に大変なのですか。

牧山:SUZURIが始まる前は、例えば、イラストレーターさんがオリジナルのマグカップを作ろうとすると、製造してくれる「工場探し」から始まることが一般的でした。

——「私の描いた絵で、マグカップを作ってくれませんか?」と工場に問い合わせるということですか。

牧山:そうですね。しかも多くの製造工場では「ロット数」などの条件があります。例えば「うちの工場でマグカップを作るなら、最低100個は注文してください」といった条件です。

——ハードルが高いですね。

片渕:ハードルはほかにもあります。100個のマグカップを工場で作ってもらって、それらが納品された後をイメージしてみてください。売れるまでの間、商品をどこかで保管しないといけませんよね。

——100個ものマグカップが家に来てしまう。ひょっとしたら倉庫を借りないといけないのですね。

片渕:はい。いわゆる「在庫管理」という仕事が発生します。本当に売れるかどうかわからない中で、たくさんの在庫を抱えることは、グッズを作りたいクリエイターさんにとって非常に大きなハードルでした。

——グッズが売れ残ってしまっても、すぐに完売して欲しい人に行き渡らなくても、どちらも心配の種になりますね。

片渕:売れるまでも大変ですが、売れてからも、発送や支払いの管理など、やらなければいけない仕事がたくさんあります。

そこでそうしたハードルを、私たちGMOペパボがプラットフォーム側で解決すれば、クリエイターの皆さんが本来の創作活動にもっと集中できる環境が作れるのでは、と考えました。こうして生まれたのがSUZURIです。いわば、「クリエイター向けのドロップシッピング」のような仕組みを提供することで、『作る楽しさ』に専念できる場を作りました。

そして「クリエイターさんが感じるハードルを少しでも下げる」ことを大切にして、サービスを続けています。

SUZURIなら、クリエイターさんはスマートフォンやPCで画像を1枚アップロードするだけでOKです。グッズの製作や発送はSUZURIに全部任せてください!

「デジタルのイラストも、写真も、手書きの水彩画もSUZURIでグッズにできます! SUZURIではいろんなデザインとグッズが待っています!」と熱く語る片渕氏

——もしかして、デザイン用のPCや専用のソフトがなくても、「紙とペンでちょっと描いてみた絵」をスマホで撮影してSUZURIにアップロードすれば、オリジナルグッズが作れるのですか。

牧山:作れますよ! お子さんがクレヨンで描いた絵をスマホで撮影して、マグカップやキーホルダーにする方もいらっしゃいます。SUZURI上で「非公開」の設定にして、家族や友人などの限られたメンバーだけにグッズを販売することもできます。

“爆速”で誕生した「フラット缶ケース」

——SUZURIで人気のアイテムは。

片渕:不動の人気No.1は「スタンダードTシャツ」です。そして2024年に発売したばかりの「フラット缶ケース」と「マスキングテープ」も人気ですね。

SUZURIで作れるアイテムたち(手前からマスキングテープ、フラット缶、マグカップ)。ちなみにアイテムたちを見守る小さな黒い三角形は「スリぐるみ」(SUZURIの公式忍者“スリスリくん”のぬいぐるみ)

片渕:実はフラット缶ケースは、事業部長の杉山(SUZURI事業部長 杉山寛氏)が「クッキー缶かわいいかも、どうですか?」とSNS上でご意見を募ったところ、「かわいい!」「便利そう」と予想以上に反響をたくさんいただき、急ピッチで製品化を実現させたアイテムなんです。

——確かにかわいい!欲しい!

片渕:そうなんです。角の丸みや、パカッと縦に開くフタもかわいいです。缶の中にフェルトを敷いてアクセサリー入れにしている方もいらっしゃいます。缶の表面のマットな質感も好評です。

——触るとサラサラしていますね。そしてデザインの繊細な色使いや線がきれいに表現されていますね。

片渕:そこもポイントです。SUZURIではクリエイターさんのデザインを美しく表現できるアイテム作りを大切にしています。フラット缶ケースは異例のスピードで製品化までたどり着きましたが、アイテムによっては、クリエイターさんたちに納得いただける品質のものを開発するために、構想からアイテム化まで2〜3年かかることもあります。

大好きなデザインと、街に出よう

——SUZURIというサービスを楽しんでもらえているポイントは、どんな点でしょうか。

片渕:クリエイターの方なら、やはり「形になる」ことのうれしさを感じていただけると思います。もちろん、紙やデジタルで完成されたデザインを眺めるだけでも楽しいかもしれません。でも、そのデザインがSUZURIでTシャツに姿を変えて、それを誰かが着てお出かけしてくれたら、もっともっと多くの人の目に届きます。

——街角で「そのTシャツかわいいね!」なんて褒められたら最高ですね。

片渕:実は、先日こんなすてきな話がSNSで話題になりました。

あるクリエイターの方が「落ち込んでいるときに、自分がデザインしてSUZURIで作ったバッグを持って買い物をしていたら、店員さんが『そのカバン、すてきですね』と褒めてくれて『自分が描きました!』と言ったらさらに褒められて、『頑張ろう』と思えた」そうなんです。

——イイ話ですね……。

牧山:そういうお話を聞くと、私たちもとてもうれしいです。

片渕:きっと、クリエイターさん本人が街で褒められるケースだけじゃなく、クリエイターのファンの人が「そのTシャツいいね!」と誰かに褒められることも多いはずです。褒められたら、ファンの方も「でしょ? 私が大好きなクリエイターさんのデザインなんだよ」と胸を張れますよね。SUZURIを使うことで、そういった新しいコミュニケーションが生まれるといいなと思っています。

——ファンの方がアイテムを買うことは、クリエイターを応援することにもつながるのですね。

片渕:SUZURIで買い物をする方にとって、SUZURIはご自身の好みに合ったデザインをたくさんの作品から見つけられる場でもあり、大好きなクリエイターさんのグッズを買うことや、身につけることで、ファンがクリエイターさんを直接応援できる環境でもあります。

SUZURI内のクリエイターさん同士がお互いのグッズを買い合うコミュニケーションも活発です。作品をSNSにアップして交流することからさらに一歩踏み込んで、ポジティブな気持ちをリアルな形にする場所がSUZURIだと思います。

そして2024年7月に「タクラミ」という名称でスタートし、12月に名称変更した「SUZURIコミッション」も、クリエイターさんとファンの方々をつなぐ機能なんです。
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i4U編集部

i4U(アイ・フォー・ユー)は、新しい「情報」と「感動」と「笑顔」をお届けする、GMOインターネットグループのオウンドメディアです。有名メディアでの執筆・編集経験者による記事をお楽しみください。

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