クラフトビールをおいしくテイクアウトできる！つい持ち歩きたくなる「真空断熱炭酸ボトル」

2024.9.27

ビールの気配を感じながら出かける

ふたこビールでの成功に味をしめた私は、どこかへ出かけるたびにMTA-T080をカバンに忍ばせるようになりました。例えばお友だちの生け花展を見に横浜へ行くべく身支度をしている最中、頭の片隅では「横浜ならばクラフトビール産業が盛んにちがいない」と考えたり。

ということで横浜からの帰りに寄り道したのがこちら。横浜駅西口直結の「アンテナアメリカ横浜店」はアメリカのクラフトビールを専門に取り扱うお店です。買って帰ることも、その場でいただくこともできます。

カウンターでビールとチキンウィングを楽しむのもよさそう

常時数種類のビールが選べます。公式サイトで「今どんなタップがあるか」をリアルタイム表示しているのもニクい！

「持ち帰りをお願いしたいのですが……」と恐る恐るMTA-T080を見せると「いいですよー！」と快くビールを入れてくれることに。今回いくつかのクラフトビール屋さんを巡りましたが、どのお店の人もみんな気さくで親切でした。

ちょうど2パイントくらい入りました

横浜から自宅までMTA-T080を大事に抱えて帰る道すがら、MTA-T080の様子をちらっと見てみました。ビールを吹き出す気配もなく、静かにじっと私のカバンの中に収まっています。すばらしい。そして数時間後に開栓すると、それはそれは見事なビールが待っていました。

いい色！いただきます！

ちなみに使用したグラス「KINJO JAPAN E1」は、こう見えてガラス製じゃないのです。シリコーンでできてます。1年ほど愛用しています。グラスの表面がちょっと飴色になってきたのでクラフトビールが似合いますね。

アンテナアメリカ横浜店
住所：神奈川県横浜市西区南幸1-5-1 相鉄ジョイナスB1 Food & Time Isetan内
TEL：045-548-8733
営業時間：11:00～23:00
定休日：なし

全てのクラフトビール屋さんが量り売りをしているわけではない

ふたこビール、アンテナアメリカ……もう向かうところ敵なしでしょうと思っていた私のクラフトビールの量り売り行脚は、予想外にも失速を始めます。テイクアウトができるクラフトビール屋さんで「すみません、グラウラーに入れる量り売りはちょっとやってなくて……」と申し訳なさそうに断られることが数回続いたのです。

クラフトビールの瓶をテイクアウトしたり、お店のプラカップに入ったビールならばOKだけど、量り売りはやっていないお店も、実はたくさんあることがわかりました。

もちろんお店によってご事情はさまざまでしょうし、きっとそういうこともあるだろうなあ……と、空っぽのMTA-T080を小脇に挟んで歩いていた矢先に、偶然出合ったお店がこちら。恵比寿の「リカーショップナイトオウル」は、なんとグラウラーでのビール販売を日本で最初に行ったとされる試飲メインの酒屋さんです。

恵比寿駅から歩いて2分ほどの雑居ビルの1階にあります。

「樽生クラフトビールなどが持ち帰れる！」という頼もしい看板に飛びついたのはいうまでもありません

クラフトビールだけでなく、シードルやミード、シェリー酒なんかも扱っています。ミード（ハチミツ酒）といえば、名作ゲーム「スカイリム」で遊んだ人ならば絶対に知っている飲み物！有料試飲もできますよ！

今回はビールのついでにシトラスフレーバーのスパークリングミードも買ってみました

この日のタップリスト。昔プラハで飲んだビールのおいしさを思い出して、1番のチェコビールを詰めてもらうことに

こちらのお店では、グラウラーでおいしいビールを提供するために、にいくつかこだわりがあります。まず「グラウラーをしっかり洗浄すること」。他のお店でもビールを注ぐ前に水筒をキレイに洗ってくれましたが、こちらは時間をかけてパーツの一つ一つまでしっかり洗ってくれました。

洗浄を待っている間に、私が最近クラフトビールの量り売りにハマり始めたことや、量り売りに対応しているお店とそうでないお店があることに戸惑ったことを店員さんに話すと「飲食店の各免許だけをお持ちのお店だったのかもしれませんね。酒類販売業の免許がないと、量り売りってできないんですよ」と教えてくれました。なるほど！

店内を眺めるのが楽しい。グラウラーもたくさんそろっていました

そしてこのお店のもうひとつのこだわりが「容器の一番上までビールを注ぐこと」。つまりビールを注いで、栓をするときにグラウラーからビールがあふれるくらいの満タンです。そうすると炭酸が抜けづらいのだとか。今回選んだクラフトビールをMTA-T080に目いっぱい注いでもらった結果、2300円ほどでした。

そして「帰宅後は、グラウラーを冷蔵庫で静置して、1時間ほど休ませてから飲んでくださいね。ぜひ今日中に召し上がってください」と手渡された水筒に添えられていたのは……？

ラベルがかわいい〜〜〜〜！夏に合うさっぱりとおいしいラガーでした。満タンに入っていたはずなのにスイスイ飲んでしまって、ボトルがあっという間に空っぽに！

お酒だけではなくノンアルコールの珍しい飲み物もたくさんそろっていたので、また遊びにいきます。そしてミードを開拓したい！

リカーショップナイトオウル
住所：東京都渋谷区恵比寿1-8-3 恵比寿リバストーンハイム103
TEL：03-6277-3743
営業時間：平日 14：00〜21：00（金〜22：00）、土日祝 12：00〜20：00
定休日：不定休・変則営業有

ついに“ビール専用ボトル”になる

クラフトビールをありったけ楽しんだ結果、我がMTA-T080はビール以外を入れるなんて考えられない水筒になってしまいました。だんだんボトルのカッパー色すらおいしそうなビールに見えてくる。

そして各パーツを中性洗剤で念入りに洗っても、どうしてもクラフトビールの強い香りが残りがちだったのです。丁寧にすすいで乾燥させたパーツを、そっと鼻先に近づけてスーッと香りを吸い込むと、ほんのりビールの香りがします。でもまあいいさ、しばらくMTA-T080にはビールを運ぶ仕事だけを任せます。おいしいし、なにより楽しいもの。

いつか無色透明の炭酸水を入れたくなったら、パーツを取り寄せることにしましょう。

今回のように、真夏の暑さに負けずにビールを水筒に詰めて持ち歩くのはとても愉快なことでした。そして秋から春にかけてのおでかけシーズンに、ピクニックへ連れて行くのも楽しみです。炭酸飲料好きのみなさん、そしてビール好きのみなさん、専用ボトルを使ってみてください。クラフトビールをお店で詰めてもらって、ホームパーティーのお土産に持って行くのもよさそうです。そうそう、そのときはぜひ「満タンでお願いします！」と注文してくださいね。