ビジネスに使える?
なるほど、確かにテキストが書けたら、それなりの形になるな……! ピンとひらめいたのは、ぼくらが普段仕事でよく見る文字だらけのプレゼン資料です。あの資料をそのままWorld Makerにぶっ込んだら、おもしろいマンガとは言わないまでも、そこそこ読みやすいマンガ形式になるのでは? もしかしたらマンガ風プレゼンでクライアントも発注を決めてくれるのでは? 発注が大量に舞い込みウハウハなのでは? と。
捕らぬタヌキの皮算用はここまで。実際にさっそく試してみまして、出来上がったのがこれです。冒頭部分だけですが、画像でご確認ください。
捕らぬタヌキの皮算用はここまで。実際にさっそく試してみまして、出来上がったのがこれです。冒頭部分だけですが、画像でご確認ください。
このスクリーントーンや集中線、オノマトペなどのマンガ固有の表現を見よ! 小難しい内容もマンガ形式になることで、なんとなくスッと入ってくるのが不思議ですね。集中線やオノマトペもさることながら、やっぱりコマ割りなどのフォーマットがマンガに慣れ親しんだ人間としては受け入れやすいのかなあ。今後も検証してみたいところです。
ちなみに基になった資料はこちらです。基の資料でも使ってますが、いやま国民的フリー素材集となったいらすとやのイラスト素材もWorld Makerに利用できますよ。普段から資料にお使いの人も安心ですね(ニコッ)。
ちなみに基になった資料はこちらです。基の資料でも使ってますが、いやま国民的フリー素材集となったいらすとやのイラスト素材もWorld Makerに利用できますよ。普段から資料にお使いの人も安心ですね(ニコッ)。
もともとのプレゼンはこちら。横書きです
見た目で気になってしまったのは、World Makerで使えるのは縦書きのレイアウトだけなんですよね。今はベータ版なので、縦書きレイアウトのみなのかもしれませんが、ぜひ横書きレイアウトにも対応してほしい!(ビジネスの資料作りのために対応するかどうかは微妙かもしれませんが……汗)
そしてレイアウトが縦書きだからかもですが、セリフやナレーションなどの文字も縦書きなのでアルファベットなどの横文字を使うときは要注意です。半角英語だと横向きに倒れてしまいます。しかも英語は倒れますが、数字は倒れないんですよね……。そうしたらここは、全角を使うといいかなあ、カタカナにするかなあ。悩みどころです。
そしてレイアウトが縦書きだからかもですが、セリフやナレーションなどの文字も縦書きなのでアルファベットなどの横文字を使うときは要注意です。半角英語だと横向きに倒れてしまいます。しかも英語は倒れますが、数字は倒れないんですよね……。そうしたらここは、全角を使うといいかなあ、カタカナにするかなあ。悩みどころです。
半角だと文字が倒れちゃう
作るのも少し慣れが必要です。対応機種がiOSかAndroidのスマホかタブレットだけなので、普段使いのPCからはアクセスできません。コピペしてすませられる程度の作業であれば大丈夫そうですが、たくさん文字を打ちたいなら、スマホ/タブレット向けのキーボードなどを使うと作業がはかどりそうです。
手元にChromebookがないので試せてないですが、ChromebookのブラウザはAndroidのWebビューが使えるので、もしかしたらPCライクな使い方ができるかもしれませんね。
手元にChromebookがないので試せてないですが、ChromebookのブラウザはAndroidのWebビューが使えるので、もしかしたらPCライクな使い方ができるかもしれませんね。
写真はiCleverのタッチパッド付折り畳みキーボード(Bluetooth接続)。筆者も購入しました
ちなみに鷹木はPCで作ったスライドをGoogle Driveにアップロードして、スマホからGoogle Driveのスライドを開き、それをコピペする、という方法でやりました。もともとGoogle Slideなどを使ってスライドを作っておくとアップロードの手間が省けて楽かもしれません。
なお、今は5ページまでのマンガしか作れないようなので、めちゃくちゃ長い資料を全部マンガ化するのは難しそう。逆に要素の一部をマンガ化して、スライドに貼り付けるのはアリだなあ。実際のプレゼンのときに全部マンガだと、それを読み上げるのもなんとなく気恥ずかしい気もするし……。
と、課題はありつつも、プレゼンのツールとしてもかなりおもしろそうなWorld Maker。今はベータ版ですが、スマホやタブレットからWebサイトにアクセスすれば誰でも無料で利用できます。ベータがとれるのはいつかわかりませんが、順調にアップデートを繰り返して、もっといいサービスになってほしいなあ。期待しています~。
次回は、この秋冬のデジタルガジェットのお買い物について(予定)。特にタブレット端末が気になっています!
なお、今は5ページまでのマンガしか作れないようなので、めちゃくちゃ長い資料を全部マンガ化するのは難しそう。逆に要素の一部をマンガ化して、スライドに貼り付けるのはアリだなあ。実際のプレゼンのときに全部マンガだと、それを読み上げるのもなんとなく気恥ずかしい気もするし……。
と、課題はありつつも、プレゼンのツールとしてもかなりおもしろそうなWorld Maker。今はベータ版ですが、スマホやタブレットからWebサイトにアクセスすれば誰でも無料で利用できます。ベータがとれるのはいつかわかりませんが、順調にアップデートを繰り返して、もっといいサービスになってほしいなあ。期待しています~。
次回は、この秋冬のデジタルガジェットのお買い物について(予定)。特にタブレット端末が気になっています!
鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。