無料でどこまでできる!?HeyGen使い方＆ビジネスでの活用シーン解説

2024.8.21

もっと詳しく！「HeyGenでできること」

ここでは、HeyGenでできることをもう少し具体的に見ていきましょう。

リアルなAIアバター

HeyGenは、ユーザーがカスタマイズできるリアルなAIアバターを提供しています。ユーザーは自分の動画のコンセプトに合ったキャラクターのアバターを動画に組み込むことができます。アバターの口の動かし方などは音声に沿う形になっており、かなり自然です。また、「音声クローン」のアドオンを利用することで、アバターにオリジナル音声を適用することもできます。

テキストから動画への自動変換

HeyGenでは、テキストを直接動画に変換することができます。例えば「こんにちは」と入力すると、アバターの口も「こんにちは」と動く動画が生成されます。編集スキルがなく、動画ならではの見せ方を知らないユーザーも、アイデアさえあれば、動画を1人で作成できるのです。

トーキングフォト生成

任意の写真をアニメーション化し、自然な人間の声を付加して、リアルに話しているような動画を生成できます。少ない素材だけでも、動画のキャラを生き生きと表現できます。

HeyGenの特徴はズバリこれ！

簡単に始められる！

動画作成は時間がかかるもの。人気YouTuberの編集作業動画を見て「これは自分には無理だ……」と思ったことのある人もいるのでは？

AIの活用で動画制作のプロセスを自動化し、「トークスクリプトだけがある」状態から動画を作れるのはもちろん、そこに「使いたいアバター」「音楽」を加えるなど、自分に無理なく用意できる素材だけで動画作成が可能なのがミソ。編集作業を大幅に時短できるのが、HeyGenの強みです。

誰でも使える

HeyGenは、UIの良さも大きな魅力。筆者は動画制作の経験はほぼゼロですが、初見でも「何をすれば、どうなる」ということはすぐに把握できました。「動画作成をやってみたいけど、難しいのでは……」という初心者の心も折れない、わかりやすさが嬉しいところ。

また、「テキストから動画への変換」「自動字幕生成」といった機能の使い勝手の良さも見逃せません。アイデアをテキストに起こすことさえできれば、そこからすぐに動画を作成できたり、地味に時間のかかる字幕作成の手間をスキップできるのは、ある程度、動画作成スキルのある人にとっても大きなメリットです。

どんなレベルの人にとっても、使いやすい機能が充実しています。

テンプレートで簡単動画作成

HeyGenの大きな特徴が、豊富なテンプレートです。

動画作成の経験がないと「動画にテンプレート？」と、ピンとこないかもしれません。筆者もそうでした。このレベルの人がゼロから「見栄えの良い動画」を作成するのは大変なことです。動画の画面内に、どのような構図で人物や画像タイトルを配置するかを、いざ考えてみるとなかなか大変です。動画のサムネイルとしても見栄えのいい構図である必要もあります。

しかしテンプレートがあれば、企業ブランドやプロジェクトのコンセプトに合った動画の作成がより簡単になります。また、テンプレートからアイデアを得ることもできるでしょう。

提供されているテンプレートは300以上もあり、広告、eラーニング、SNSといった用途に合わせてカスタマイズできます。テンプレートを選択し、アバター、テキスト、背景などを調整していくだけで動画が完成する手軽さは、ビジネスシーンで大きく役立つでしょう。

どんな仕事で役に立つの？

ビジネスで利用するなら、「クリエイタープラン」からスタートしましょう。生成した動画の商用利用が可能になります。その後、必要に応じて「チームプラン」「エンタープライズプラン」にアップグレードもできます。このように、初期コストを抑え、自分に本当に合ったプランを選べるのがうれしいポイントです。

商品・サービスの紹介動画制作に

製品やサービス説明といった動画は、外部に依頼すればコストがかかり、内製化するにしてもキャストや撮影は誰がこなすのかという問題が起こりがち。企業の規模や業種によっては新商品やサービスをリリースするたびに動画を制作するのが難しい場合もあります。

HeyGenなら、そういった問題をクリアできるだけでなく、さまざまなフォーマットの動画を大量に素早く作ることができます。「数を打つ」ことでPDCAサイクルを素早く回して、より効果的な動画を作るスキルも身に付くでしょう。

社内研修用動画

社内教育、トレーニングに関する動画作成にもHeyGenは役立ちます。

学習者の理解を深めるには、テキストよりも動画が適していることも多いもの。HeyGenを使えば、文章を入力するだけでも研修動画を作成することができます。

例えば、中途入社した人に対して、福利厚生や社内ルールを説明する必要があるとします。これは個別の反応を見て行う教育ではなく、単なるルール説明にあたりますが、毎度、人事課などの社員に説明をさせているという会社も多いはず。

これをe-ラーニングにするだけで、担当者が同じ説明に時間を割く必要がなくなります。しかもHeyGenなら、動画作成のための出演者や衣装、脚本作成といった準備が不要となり、大きなコストカットにつながります。また社内規定が改正された場合の動画のアップデートも負担なく行えます。

説明を受ける側にとっても「任意のタイミングで説明を受けられる」「わからないところも、気兼ねせず再度確認できる」といったメリットが生まれます。

SNSマーケティング

「人間の顔」には人の目を引く効果もありますが、ネット上にアップする動画に、実在の社員の顔を使うことには慎重にならなくてはいけません。そんなときもHeyGenと、StableDiffusionやMidjourney　DALL·Eなどで生成した画像を組み合わせれば、オリジナルアバターでの動画作成が可能です。

顔ありの動画を公開できるだけでも、動画主体のSNSに参入しやすくなります。HeyGenにアバターとして用意されている、モナリザのような「有名、かつ実在の人物ではない」とはっきりわかる人物に、ナレーターになってもらうこともできます。

また、PC向けの横型動画だけでなく、スマホ対応の縦型動画が簡単に作成できるのも、SNSマーケティングでは強みになるでしょう。

小規模イベントのPR動画

イベントや会議でのプレゼンテーション資料として、HeyGenで作成された動画を活用できます。「人目を引く」「訴求力」という点では、テキストベースよりも動画のほうが断然効果も大きいはず。それを、ほぼコストをかけずに量産できるのはHeyGenの強みです。

動画生成AIがビジネスの可能性を広げる

AIを活用したHeyGenで、編集スキルがなくても高品質な動画を素早く作れるということは、ビジネスの可能性を大きく広げると感じます。

本文中でも触れましたが、「数を打てる」ということは、それだけ進歩も早くなるということだと思います。「ビジネスで動画を利用したい」「動画中心のSNSに参入して、ユーザーの間口を広げたい」……HeyGenはそんな願いもかなえてくれるのではないでしょうか。