仕事でミスしたときに一瞬で気持ちを切り替える方法7つ＆未然にミスを防ぐ習慣1つ

2022.8.5

仕事で大きなミスをして、血の気がサッと引くような感覚を経験したことはありませんか。また、ちょっとしたケアレスミスなら気にならないのかと言えば、それはそれで「どうしてこんなことに気づけなかったんだろう」と恥ずかしくなることも。ある程度のミスは仕事にはつきものだと言われても、自分を責めてしまったり、なかなか立ち直れないことは誰しもあるのではないかと思います。

ずっとクヨクヨした気持ちを引きずってしまうと、次の仕事にも影響しかねません。そんな時、パッと気持ちを切り替えるにはどうすればよいのでしょうか。

今回はミスから早く立ち直る方法と、ミスを起こさないために心に留めておきたい習慣をご紹介します。

方法その1：すぐに謝る

「仕事でミスをしたら、まずは謝罪」。よく言われることですが、謝罪には「相手の怒りを収める」「事態がこじれるのを防ぐ」以外にも、さらに場の空気を切り替え、当事者たちを冷静にさせる効果があると思います。スパッと謝ることで、相手も自分も気持ちが切り替わり、ミスの再発防止や、今後の対策への建設的な話し合いといった、次のステップに早く進めます。ミスの原因究明はそれからでも遅くありません。

「自分だけが悪いの？」と思うこともありますが、謝罪の遅さは態度の悪さと受け取られがち。「ミスの原因を分析して、報告とともに謝罪しよう」と考えている間に、先方は謝罪がないことに激怒し、担当替えを余儀なくされるケースもあります。また「謝らない＝自分が悪い自覚がない＝仕事を理解していない＝信用がない」と受け取られることも。これでは気持ちの切り替えどころか、1つのミスがいつまでも嫌な経験として残ってしまいます。

一も二もなく謝ることのできる人は意外に少ないです。それだけに、素直で迅速な謝罪は皆の気持ちを切り替えますし、ミスをした人自身の心のダメージを少なくする効果もあるのです。

方法その2：意図を説明する

ミスと思われたものが、厳密にはただのすれ違いで、ミスではなかったということも割とあるものです。

「こちらがミスをした」体で怒られたものの、「これは自分のミスなのか？」「自分としては指示されたとおりにやったのに」と思うこともありますよね。そんな時は、謝罪ののちに、ミスが発生した作業の意図を仕事相手や上司に説明することで、理解を得られる場合があります。

仮に説明をしてもミスはミスとしてとらえられたままだったとしても、「なぜ、この仕事がミスとして扱われたか」を知ることができたり、次回以降の仕事の進め方についてのすり合わせができたりします。その業務についての迷い・モヤモヤが1つ晴れることで自信につながり、気分が切り替わるでしょう。

方法その3：「ミス」と「それ以外」は切り分けて考える

特に若い人、失敗の経験が少ない人には、「仕事上の指摘を受けると、人格も否定されてしまったように感じる」タイプが多く、ミスした後の落ち込みが大きい傾向があると思います。

「ミスをした人＝最低」とか「ミスをしたら、ほかの仕事もすべて台無し」といった考えは、自分だけでなく、他人の居心地も悪くさせ、仕事における人間関係をギスギスさせる原因にも。ミスをした箇所と、それ以外は切り分けて考えるようにすることで、ミスを引きずらず、気持ちの切り替えがしやすい仕事の環境が整うのではないでしょうか。

また、ミスしないように気をつけることは大切ですが、ただ後悔することや、漠然と「次は気をつけよう」と思うだけではミスは減りません。「何に対し、どのように気をつけるのか」まで考えましょう。自然と「ミスはしたが、自分の人格まで全否定する必要はない」と思えるはずです。「ミスは自分が成長すべきポイントを教えてくれるもの」と受け入れてみては？

方法その4：フィードバックを受ける

ここまでの「意図を説明する」「ミスとそれ以外を切り分ける」ことによって、何がミスの原因になったのか、また、どうすれば再発を防止できるのか、ヒントが出てくるのではないかと思います。そのうえで失敗を分析し、それをもとに上司や先輩からフィードバックを受けることも、仕事のミスの後の気持ちの切り替えに大いに役立ちます。

デキる人からのフィードバックは、失敗したからこそ得られる大きなメリットです。さらに先輩や上司の仕事のフローを観察することや、有能な人に直接「ミスを減らすために心がけていること」などの仕事術を尋ねてみるのもいいでしょう。気分が前向きになり、やる気が刺激されるはずです。

ミスから学んだことをメモ、自分の成長を楽しみつつ次のミスを防ぐ！