筆者はフリーランスで取材・ライティングや、ウェブメディアのディレクションをしています。3年ほど前から趣味で画像生成AIも使っており、昨年からAIによる画像・動画生成の仕事も始めました。
今や仕事でもプライベートでも、AIが欠かせない生活です。でもAIって、種類やバージョンが多すぎてどれを使えばいいのか迷いませんか? まだまだハルシネーション(AIがもっともらしい嘘をつくこと)はあるし、「この回答、本当に合ってるのかな?」と不安になることも……。
そこで今回試してみたのが「天秤AI byGMO」(以下、天秤AI)です。GMOインターネットグループのGMO天秤AIが提供している無料のAI比較サービスで、「ChatGPT」「Claude」「Gemini」など最大6つのAIモデルに同時に質問を投げて、回答を並べて比較できる、というもの。
無料プランでも主要なAIモデルは一通り使えるので、「まず試してみたい」という人には十分です。さらに有料のPlusプラン(月額970円)なら、履歴保存数が増え、画像生成も使えるようになります。チームで使いたい場合は法人向けのBizプランもあります。
今や仕事でもプライベートでも、AIが欠かせない生活です。でもAIって、種類やバージョンが多すぎてどれを使えばいいのか迷いませんか? まだまだハルシネーション(AIがもっともらしい嘘をつくこと)はあるし、「この回答、本当に合ってるのかな?」と不安になることも……。
そこで今回試してみたのが「天秤AI byGMO」(以下、天秤AI)です。GMOインターネットグループのGMO天秤AIが提供している無料のAI比較サービスで、「ChatGPT」「Claude」「Gemini」など最大6つのAIモデルに同時に質問を投げて、回答を並べて比較できる、というもの。
無料プランでも主要なAIモデルは一通り使えるので、「まず試してみたい」という人には十分です。さらに有料のPlusプラン(月額970円)なら、履歴保存数が増え、画像生成も使えるようになります。チームで使いたい場合は法人向けのBizプランもあります。
仕事柄、まずは文章を校正してみた
最初に試したのは、私が一番AIに頼りたい「文章校正」です。
インタビュー記事の導入文を想定して、こんな文章を用意してみました。
少子高齢化やライフスタイルの変化などもあり、街の書店を取り巻く状況は、ここ数年でかなり厳しくなってきました。大型書店やネット書店が当たり前になった今、地域で長く続いてきた個人経営の書店は、経営面でも集客面でも苦戦しているケースが少なくありません。
そうした中、東京都内で家族経営の書店を続けてきた株式会社みどり書房は、「本を売る店」という枠組みそのものを見直し、来店のきっかけづくりから考え直す新しい取り組みを始めています。
まずはAI選択画面で、比較したいAIサービスを決めます。リリースされたばかりのバージョンもしっかり入ってるので、「見せてもらおうか、Gemini 3の実力とやらを」みたいな気分で選択できます。そのときどきの「おすすめ」も表示されるので、迷ったら、まずはおすすめを選ぶのもよいですね。
インタビュー記事の導入文を想定して、こんな文章を用意してみました。
少子高齢化やライフスタイルの変化などもあり、街の書店を取り巻く状況は、ここ数年でかなり厳しくなってきました。大型書店やネット書店が当たり前になった今、地域で長く続いてきた個人経営の書店は、経営面でも集客面でも苦戦しているケースが少なくありません。
そうした中、東京都内で家族経営の書店を続けてきた株式会社みどり書房は、「本を売る店」という枠組みそのものを見直し、来店のきっかけづくりから考え直す新しい取り組みを始めています。
まずはAI選択画面で、比較したいAIサービスを決めます。リリースされたばかりのバージョンもしっかり入ってるので、「見せてもらおうか、Gemini 3の実力とやらを」みたいな気分で選択できます。そのときどきの「おすすめ」も表示されるので、迷ったら、まずはおすすめを選ぶのもよいですね。
AIモデルの選択画面
比較したいAIサービスを選んだら、トップ画面で質問を入力します。
先ほどの文章を入力して読みやすくしてもらう
入力欄右下の送信ボタンをクリックすると、選んだAIの回答がズラッと一覧で表示されます。
回答を一覧で確認できる
私が選んだAIモデルのうち、「GPT 5.2」はさらっと自然に文章を整えてくれるタイプ。一方「Claude Opus 4.5」は「『などもあり』→『により』」「『厳しくなってきました』→『厳しくなっています』」など、修正箇所を1つずつ説明してくれました。なぜ変えたのかが分かるので、自分の校正スキルを上げたい人にもよさそうです。AIそれぞれに特徴があるのが分かります。
個人的にはGemini 3 Proが「パターン1:自然な修正(元のニュアンスを維持)」「パターン2:簡潔・ビジネス向け(レポート・ニュースリリースなど)」「パターン3:ソフト・共感重視(ブログ・広報誌・エッセイなど)」と、3パターンの回答を生成してくれたのが、とても参考になりました。
個人的にはGemini 3 Proが「パターン1:自然な修正(元のニュアンスを維持)」「パターン2:簡潔・ビジネス向け(レポート・ニュースリリースなど)」「パターン3:ソフト・共感重視(ブログ・広報誌・エッセイなど)」と、3パターンの回答を生成してくれたのが、とても参考になりました。
「壁打ち」ボタンで決定版を作る
5つのAIから回答が返ってきましたが、どれも良くて迷ってしまった……そんなときに便利なのが「壁打ち」ボタンです。この「壁打ち」ボタンを押すと、続けて下記のように質問文(プロンプト)の候補が提案され、これを送信すると各AIが全回答を比較検討した上で、良いとこ取りの回答を改めて生成してくれます。
「壁打ち」を使うと、全回答をそれぞれ比較して統合した回答を出力させるためのプロンプトが生成される
Claude Opus 4.5に統合版を作ってもらったところ、5つのAI回答のエッセンスが詰まった、すごく読みやすい文章になっていました。Claudeは日本語が上手で、読んだ時のリズムも気持ちがよいです。校正や要約系のタスクに良さそうだなあと感じました。
少子高齢化やライフスタイルの変化により、街の書店を取り巻く状況はここ数年で厳しさを増しています。大型書店やネット書店が当たり前となった今、地域で長く続いてきた個人経営の書店は、経営・集客の両面で苦戦しているケースが少なくありません。
そうした中、東京都内で家族経営の書店を続けてきた株式会社みどり書房は、「本を売る店」という従来の枠組みを見直し、来店のきっかけづくりから再考する新たな取り組みを始めています。
少子高齢化やライフスタイルの変化により、街の書店を取り巻く状況はここ数年で厳しさを増しています。大型書店やネット書店が当たり前となった今、地域で長く続いてきた個人経営の書店は、経営・集客の両面で苦戦しているケースが少なくありません。
そうした中、東京都内で家族経営の書店を続けてきた株式会社みどり書房は、「本を売る店」という従来の枠組みを見直し、来店のきっかけづくりから再考する新たな取り組みを始めています。
リサーチ・比較分析
文章校正のような軽めの作業で手応えを感じたので、次はもう少し重いタスクを試してみることに。仕事で実際にやっている「競合リサーチ」をAIに任せられるか検証してみます。
SEOやLLMO(AI検索最適化)を意識したオウンドメディアの企画を考える際、まず「このキーワードで上位表示されている記事って、どんな内容?」と検索してリサーチします。以前は検索結果を1つずつ開き、Excelで表を作るなどして自力で比較していました。この作業、AIに任せられるかな?
例として、ふるさと納税を資産形成に活用する、という記事を想定します。天秤AIで使えるAIモデルでは最新の検索結果を直接取得できない場合もあるので、「ふるさと納税 わかりやすく」で検索した上位5記事のURLを渡してあげます(「現時点の上位記事をピックアップして」といった指示は基本的にできず、24年時点の検索結果になりました)。自社メディアの情報(20〜30代向け資産形成メディア、KPIは資料請求数(ホワイトペーパーのダウンロード数)と仮定)も伝えた上で、競合分析と企画の方向性を聞いてみました。
ちなみにChatGPT 5.2はURLを貼るだけでは「中身が見えない」といってきたので、今回は「Gemini 3 Pro」「Grok 4.1 Fast」「Claude Opus 4.5」の3つで比較しています。
まず各サイトの想定読者像の分析。1〜2位のポータルサイト(さとふる、ふるさとチョイス)は「初心者向け」、3位の総務省は「正確な情報を求める慎重層」、4位の銀行コラムは「資産運用に関心がある堅実層」と、3つのAIでほぼ一致していました。
SEOやLLMO(AI検索最適化)を意識したオウンドメディアの企画を考える際、まず「このキーワードで上位表示されている記事って、どんな内容?」と検索してリサーチします。以前は検索結果を1つずつ開き、Excelで表を作るなどして自力で比較していました。この作業、AIに任せられるかな?
例として、ふるさと納税を資産形成に活用する、という記事を想定します。天秤AIで使えるAIモデルでは最新の検索結果を直接取得できない場合もあるので、「ふるさと納税 わかりやすく」で検索した上位5記事のURLを渡してあげます(「現時点の上位記事をピックアップして」といった指示は基本的にできず、24年時点の検索結果になりました)。自社メディアの情報(20〜30代向け資産形成メディア、KPIは資料請求数(ホワイトペーパーのダウンロード数)と仮定)も伝えた上で、競合分析と企画の方向性を聞いてみました。
ちなみにChatGPT 5.2はURLを貼るだけでは「中身が見えない」といってきたので、今回は「Gemini 3 Pro」「Grok 4.1 Fast」「Claude Opus 4.5」の3つで比較しています。
まず各サイトの想定読者像の分析。1〜2位のポータルサイト(さとふる、ふるさとチョイス)は「初心者向け」、3位の総務省は「正確な情報を求める慎重層」、4位の銀行コラムは「資産運用に関心がある堅実層」と、3つのAIでほぼ一致していました。
興味深かったのは5位のサイト(財源確保.com)の解釈が分かれたことです。GrokとClaudeは「企業・自治体担当者向け」と分析しましたが、Geminiは「仕組みを論理的に理解したい個人」と答えました。実際に記事を開いてみると、サイト自体は「企業版ふるさと納税」のメディアなのですが、記事内容は一般個人、初心者向けの解説でした。Geminiの方が正確だったわけです。
ただ、「企業版ふるさと納税を検討している担当者」という読者像を知れたのは良かったです。同じキーワードを検索していても、目的や知りたい情報が違うことは当然あり得ます。
企画の方向性について、3つのAIが共通して指摘したのは「上位記事は制度解説か商品カタログに偏っていて、行動喚起が弱い」という点。その上でGeminiは「返礼品を日用品にして生活費を圧縮し、浮いたお金を投資原資に」、Claudeは「年収300万・400万・500万円のライフステージ別控除シミュレーター」といった切り口を提案してくれました。
複数のAIの見解を比べることで分析の妥当性を確認でき、企画のヒントも多角的に得られるのが天秤AIの強みですね。
ただ、「企業版ふるさと納税を検討している担当者」という読者像を知れたのは良かったです。同じキーワードを検索していても、目的や知りたい情報が違うことは当然あり得ます。
企画の方向性について、3つのAIが共通して指摘したのは「上位記事は制度解説か商品カタログに偏っていて、行動喚起が弱い」という点。その上でGeminiは「返礼品を日用品にして生活費を圧縮し、浮いたお金を投資原資に」、Claudeは「年収300万・400万・500万円のライフステージ別控除シミュレーター」といった切り口を提案してくれました。
複数のAIの見解を比べることで分析の妥当性を確認でき、企画のヒントも多角的に得られるのが天秤AIの強みですね。

にどね
2022年からMidjourneyで遊んでいるオタク。
最近のお気に入りAIは、Claude opus 4.5 とNanobanana Pro 、感動した機能はChat GPT 5.2 の外部連携でApple Musicのプレイリストが作れるようになったこと!
今年は長めのAI動画を作ってみたいです。
Threads とインスタやってます。
Threads:@nidone_tyo
Instagram:@nidone_tyo













