マシュメロからLE SSERAFIMまで！ハイブリッドなラインアップに熱狂したGMO SONIC 2023 初日レポート

2023.2.16

日本デビューを果たしたLE SSERAFIMによる圧巻のステージ

初日のタイムテーブル前半では、NOA、&TEAMが会場内を盛り上げた。そして前半のハイライトとなったのは、現在、ガールズK-POP第4世代の中核を担う存在として、韓国本国やここ日本のみならず、グローバルで存在感を示しているLE SSERAFIMのステージだろう。

カズハとサクラ（宮脇咲良）の2人の日本人メンバーを擁する5人組グローバルガールズグループのLE SSERAFIMは、2022年の年末にNHK紅白歌合戦にも出演。2023年1月には待望の日本1stシングル「FEARLESS」で日本デビューを果たし、ここ日本における人気も急上昇中だ。

GMO SONICでは、先述の日本デビューシングル収録曲の「FEARLESS(JP ver)」、「Blue Flame(JP ver)」や、“レゲトン”を取り入れた人気曲「ANTIFRAGILE」など、全6曲を披露。今後、さらなるグローバルでの活躍が期待される彼女たちらしい、ハイクオリティでキレキレのパフォーマンスは、LE SSERAFIM目当てのファンのみならず、その場にいた観客全てを大いに魅了した。またカズハやサクラはもちろん、他のメンバーの日本語によるMCにも親近感を覚えた人は多かったことだろう。

タイムテーブル後半はマシュメロらEDMスターが登場！

タイムテーブル後半は、若手EDMスターのアラン・ウォーカーからスタート。これまでの出演者とは異なるEDMスタイルの音楽が大音量で鳴り出すと、会場は一気にダンスフロアと化した。続いて登場した日本でも抜群の知名度を持つスティーヴ・アオキは、自身のEDMヒット満載のDJパフォーマンスを披露。VJ映像には自身のMVを用い、スティーヴ・アオキ色が濃いものになっていたため、ファンの盛り上がりも凄まじいものになっていた。

スティーヴ・アオキはまた、アラン・ウォーカーをステージに招き、2人のコラボ曲「Are You Lonely」など、ここでしか見ることができないパフォーマンスを披露。観客は大いに沸き立った。

今回は、おなじみのケーキ投げはなかったものの、EDMフェスでは定番となっている「Crowd Control」の歌詞にあわせて、曲名どおり、観客を右や左に移動させて、文字通り観客を"コントロール"するパフォーマンスもあり、ワールドクラスのDJに相応しい盛り上げ巧者ぶりを見せつけた。

この日のヘッドライナーにして、トリを飾ったマシュメロは、シグネチャーサウンドである“トラップ”だけでなく、近年TikTokやヒップホップシーンなどで人気を博し、音楽トレンドとして人気がリバイバル中の“ジャージークラブ”なども織り交ぜたDJプレイを披露。自身の代表曲「Happier」や「Alone」など世界的EDMヒットの投下によって、会場の盛り上がりを何度も最高潮に導くそのパフォーマンスは圧巻の一言に尽きた。また当日の会場では、マシュメロの覆面を被る熱狂的なファンを何組も見かけたことは、ここ日本におけるマシュメロの人気の高さを改めて実感させられた出来事だった。

“日本のユースカルチャー・音楽シーンの発展への貢献”が強く伝わる

GMOインターネットグループは、かつて有名EDMフェスティバルであるEDCを日本で開催するなど、かねてから音楽カルチャーにも深く関わってきた。また音楽だけでなくファッションやフード、テクノロジーなど、さまざまなトレンドが日々発信されている渋谷を拠点にした企業らしく、さまざまな日本のカルチャーとも密接に結びついている。

今回のGMO SONIC 2023では"日本のユースカルチャー・音楽シーンの発展に貢献したい"というテーマが掲げられていたが、それも、こうしたカルチャーに造詣が深い熊谷代表が率いる、GMOインターネットグループならではのこと。初日の盛り上がりを見る限り、その想いは確実に集まった観客に伝わっていたはずだ。

初日に引き続き、ザ・チェインスモーカーズやKep1erらが出演したGMO SONIC 2023の2日目についても、i4Uでレポートする。

・『ザ・チェインスモーカーズ、Kep1er、イアン・ディオール……初日に負けぬ熱量のGMO SONIC 2023 2日目レポート』