想像以上のジャマイカバイブス、持ち運べる音楽ガジェット「EP-40 riddim supertone」で日常に“リディム”を!本格的なレゲエ/ダブが手軽に
スウェーデンのストックホルムを拠点とする、音楽ガジェットメーカー・teenage engineering。同社の製品は音楽機材としての性能だけでなく、卓越したデザイン性でも世界中を魅了している。代表作のシンセサイザー「OP-1」や電卓サイズの「pocket operator」シリーズは、日本でも「グッドデザイン賞」を受賞。さらに過去には故ヴァージル・アブロー氏(ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター)とのコラボレーションを生むなど、音楽制作機材としてだけでなく、多方面から支持されている。
そんな同社が2025年11月に発売した最新機材が「EP-40 riddim supertone(以下EP-40)」だ。EP-40は、大ヒットしたサンプラー「EP-133 K.O. II」、中世ヨーロッパがテーマの「EP-1320 medieval」に続くEPシリーズ第3弾。これまでシリーズで培ってきた直感的な操作感を継承しつつ、レゲエ/ダブ/ダンスホールに特化した「ループレイヤー」型の制作&演奏用ビートマシンである。
そんな同社が2025年11月に発売した最新機材が「EP-40 riddim supertone(以下EP-40)」だ。EP-40は、大ヒットしたサンプラー「EP-133 K.O. II」、中世ヨーロッパがテーマの「EP-1320 medieval」に続くEPシリーズ第3弾。これまでシリーズで培ってきた直感的な操作感を継承しつつ、レゲエ/ダブ/ダンスホールに特化した「ループレイヤー」型の制作&演奏用ビートマシンである。
左:EP-133 K.O. II、右:EP-1320 medieval
今回は実機を手に取り、音楽制作未経験者でも楽しめるガジェットとしての実力と魅力をレビューする。
サンプラー/シーケンサー/コンポーザーが融合した多機能ビートマシン
EP-40は、サンプラー、シーケンサー、コンポーザーという多彩な顔を持つ。ユーザーは、本体に内蔵された300種類以上のドラム、パーカッション、ベース、リード、コードスタブ、効果音、ボーカルシャウトなど、レゲエ/ダブ/ダンスホール系のサンプル音源や、強力なシンセエンジン「Supertone」を駆使して、楽曲を組み立てることができる。
基本的な使い方は、12個のパッドに割り当てられた音源を叩いてリズムやフレーズを作ったり、ループを重ねたりするというシンプルなもの。打ち込みは、叩いたそのままを記録する「リアルタイム入力」のほか、1拍ずつ音を配置する「ステップ入力」が可能だ。また、フレーズ作成に便利なのが「KEYS」モード。これをオンにすると、12個のパッドがピアノの鍵盤のように音階が割り当てられた並びに切り替わり、指一本でメロディを作ったり、コード(和音)を奏でたりできる。
さらに、あらかじめ用意されたドラムやベース、ギターなどのフレーズサンプルを、自分で打ち込んだリズムに重ねて演奏することも可能だ。完成したフレーズは「シーン(パターン)」や「ソング(楽曲)」として本体に保存できる。
基本的な使い方は、12個のパッドに割り当てられた音源を叩いてリズムやフレーズを作ったり、ループを重ねたりするというシンプルなもの。打ち込みは、叩いたそのままを記録する「リアルタイム入力」のほか、1拍ずつ音を配置する「ステップ入力」が可能だ。また、フレーズ作成に便利なのが「KEYS」モード。これをオンにすると、12個のパッドがピアノの鍵盤のように音階が割り当てられた並びに切り替わり、指一本でメロディを作ったり、コード(和音)を奏でたりできる。
さらに、あらかじめ用意されたドラムやベース、ギターなどのフレーズサンプルを、自分で打ち込んだリズムに重ねて演奏することも可能だ。完成したフレーズは「シーン(パターン)」や「ソング(楽曲)」として本体に保存できる。
デモ曲で味わう“サウンドシステム・カルチャー”
音楽制作と聞くと「難しそう」と感じるかもしれないが、EP-40ならその心配は無用だ。本体には、2025年に来日公演も行ったイギリスのダブシーンの重鎮、Mad Professor(マッド・プロフェッサー)など、トッププロデューサーが制作した8種類のデモトラックが最初から収録されている。
まずはこのデモ曲で遊んでみた。プロジェクトを選んで再生ボタンを押すと、重厚なレゲエのリズムが流れ出す。これに合わせてパッドを叩き、フレーズを切り替えたり効果音を鳴らしたりするだけで、気分はもう現地のDJだ。さらにディレイやリバーブなどの内蔵エフェクトを、本体左側のフェーダーで直感的に調整すれば、瞬時に「ダブ」特有の空間がねじれて、まどろむような音響効果を演出できる。これらは本体右部のXYノブで効果の深さを調整できるため、インプロビゼーション的な演奏にはもってこいの機能だ。
また、ボタンを押している間だけかかる「パンチインエフェクト」も秀逸だ。フィルターをかけて音をこもらせたり、ピッチを極端に下げたりといった、ライブパフォーマンスを盛り上げるトリッキーかつアクセントとなる仕掛けが用意されている。
ジャンル特化型ならではの機能として興味深かったのが、パッドを押し込む強さで音が変化する「感圧式ダブ・サイレン」だ。あの「プィーン!」というサイレン音を指先ひとつで自在に操れる遊び心には、同社らしさが光る。
まずはこのデモ曲で遊んでみた。プロジェクトを選んで再生ボタンを押すと、重厚なレゲエのリズムが流れ出す。これに合わせてパッドを叩き、フレーズを切り替えたり効果音を鳴らしたりするだけで、気分はもう現地のDJだ。さらにディレイやリバーブなどの内蔵エフェクトを、本体左側のフェーダーで直感的に調整すれば、瞬時に「ダブ」特有の空間がねじれて、まどろむような音響効果を演出できる。これらは本体右部のXYノブで効果の深さを調整できるため、インプロビゼーション的な演奏にはもってこいの機能だ。
また、ボタンを押している間だけかかる「パンチインエフェクト」も秀逸だ。フィルターをかけて音をこもらせたり、ピッチを極端に下げたりといった、ライブパフォーマンスを盛り上げるトリッキーかつアクセントとなる仕掛けが用意されている。
ジャンル特化型ならではの機能として興味深かったのが、パッドを押し込む強さで音が変化する「感圧式ダブ・サイレン」だ。あの「プィーン!」というサイレン音を指先ひとつで自在に操れる遊び心には、同社らしさが光る。
teenage engineering EP-40 riddim supertone /Dub improvisation
via www.youtube.com
さらに別売り(初回限定版のみ同梱)のハンドヘルド型マイク/エフェクター「EP-2350 ting fx」を併用すれば、演奏体験がより充実する。エコーやロボ声などのボイスエフェクトをかけながらマイクで煽り、内蔵されたエアホーンを鳴らせば、自宅で本格的なサウンドシステム・カルチャー(巨大な自作スピーカーから放たれる重低音と、MCの煽りで一体となって楽しむジャマイカ発祥のパーティー文化)を味わえる。
teenage engineering EP-40 / EP-2350
via www.youtube.com

Jun Fukunaga
ライター・インタビュワー
音楽、映画を中心にフードや生活雑貨まで幅広く執筆する雑食性フリーランスライター・インタビュワー。最近はバーチャルライブ関連ネタ多め。DJと音楽制作も少々。















