夏休みの旅行のために、何カ月も前からホテルを予約し、現地のオシャレなカフェやアクティビティを調べて準備万端……のはずなのに、当日現地に行ってみれば、まさかの大雨。予定はすべて狂い、ホテルの近くで適当に食事を済ませ、部屋でスマホをいじるだけで終わってしまった、といった苦い経験はないでしょうか?
子連れ旅行や記念の旅行といった特別な旅に限って、当日の天候や想定外の混雑、子どもの急な体調変化といった不確定要素にプランを乱されるもの。 そんな「もしも」の事態を想定して、旅程の崩壊を防ぐための強い武器となるのが、ビジネスでおなじみの「判断のフローチャート(分岐図)」です。
今回は、「なんだか難しそう」「書くのが面倒くさそう」に思えるフローチャートを、生成AIの力を借りて「数秒で・きれいに」作成し、何があっても困らない無敵の旅行計画を立てる方法を紹介します。
子連れ旅行や記念の旅行といった特別な旅に限って、当日の天候や想定外の混雑、子どもの急な体調変化といった不確定要素にプランを乱されるもの。 そんな「もしも」の事態を想定して、旅程の崩壊を防ぐための強い武器となるのが、ビジネスでおなじみの「判断のフローチャート(分岐図)」です。
今回は、「なんだか難しそう」「書くのが面倒くさそう」に思えるフローチャートを、生成AIの力を借りて「数秒で・きれいに」作成し、何があっても困らない無敵の旅行計画を立てる方法を紹介します。
頭の中の「もしも」をAIにぶつけて、チャートの土台を作る
まずは、自分の頭の中にある旅行の「理想のプラン」と、想定される「リスク」をAIに整理させましょう。
自分でAパターン、Bパターンとノートに書き出すのは面倒ですが、AIなら条件を箇条書きでぶつけるだけで、一瞬で論理的な分岐ルートを考えてくれます。
AIへのプロンプト例:
「家族で2泊3日の沖縄旅行に行きます。1日目の理想は『美ら海水族館と、近くのビーチで遊ぶ』ですが、雨が降った場合は『室内のものづくり体験や、国際通りの屋根のあるエリアでの食べ歩き』に変えたいです。また、ランチ候補のお店が激混みだった場合の第2候補も用意したい。この条件で、1日目の判断フローチャートのテキストを作ってください」
AIはこれを受け、「天候は?(晴れ/雨)」「飲食店の混雑度は?(スムーズ/激混み)」といった条件ごとに、きれいに整理されたルートをテキストで出力してくれます。
自分でAパターン、Bパターンとノートに書き出すのは面倒ですが、AIなら条件を箇条書きでぶつけるだけで、一瞬で論理的な分岐ルートを考えてくれます。
AIへのプロンプト例:
「家族で2泊3日の沖縄旅行に行きます。1日目の理想は『美ら海水族館と、近くのビーチで遊ぶ』ですが、雨が降った場合は『室内のものづくり体験や、国際通りの屋根のあるエリアでの食べ歩き』に変えたいです。また、ランチ候補のお店が激混みだった場合の第2候補も用意したい。この条件で、1日目の判断フローチャートのテキストを作ってください」
AIはこれを受け、「天候は?(晴れ/雨)」「飲食店の混雑度は?(スムーズ/激混み)」といった条件ごとに、きれいに整理されたルートをテキストで出力してくれます。
AIが条件を整理してくれる
しかしテキストでルートができても、それを自分で四角や矢印を使って図にするのは面倒です。そこで、ここでもAIの力を借ります。
その方法は、生成AIに「このフローチャートを、Mermaid(マーメイド)記法で出力して」と依頼すること。これだけで、フローチャートのための図を描画するためのコードをAIが作ってくれます。
その方法は、生成AIに「このフローチャートを、Mermaid(マーメイド)記法で出力して」と依頼すること。これだけで、フローチャートのための図を描画するためのコードをAIが作ってくれます。
数秒で生成されたコード
一見、難解なプログラムのように見えますが、中身をよく見ると、先ほどAIが整理してくれたテキストがそのまま矢印(-->)でつながっているのが分かります。あとはこのコードを無料の描画ツール「Mermaid Live Editor」などに丸ごとコピペするだけ。自分で四角や矢印を書く作業は一切なしで、スッキリまとまった「旅行計画フローチャート」をすぐに生成できます。
またたく間に「理想の旅」の箇条書きがチャートに
スマホにこのフローチャートの画像(スクショ)を1枚入れておけば、予定を狂わせるアクシデントが起きても、迷うことなく「次の一手」へスマートに移行できるようになるはず。
チャートを動的に書き換えて、フレキシブルな旅のしおりに
……と、このようにチャートを作り、あらかじめ旅程全体をざっくり眺めておくだけでも、突発的な状況に振り回されにくくはなるはずです。
しかし、こうした静的な「旅のしおり」を作るだけなら、AIがなくても十分対応できます。AIの真の強みは「リアルタイムの状況変化(時間、予算、体力、渋滞情報など)をぶつけることで、その場でフローチャートを動的に書き換え・再提案してくれる柔軟性」。 単なる「事前の計画ツール」ではなく、旅先で発生する予想外の変数をその場で処理する「リアルタイムのアドバイザー」として頼ってこそ、本領を発揮するのです。
旅行中に「思ったより子どもの機嫌が悪く、歩き疲れてぐずり始めた」「夕方から急に激しい渋滞が発生した」というように、想定を超えたリアルタイムのトラブルが起きた時、あらかじめ作っておいたフローチャートでは役に立ちません。
そんなときこそAIの出番です。スマホで事前に作ったフローチャートのテキストを開き、現在地と「これからどう過ごしたいか」を追加条件として打ち込みます。
しかし、こうした静的な「旅のしおり」を作るだけなら、AIがなくても十分対応できます。AIの真の強みは「リアルタイムの状況変化(時間、予算、体力、渋滞情報など)をぶつけることで、その場でフローチャートを動的に書き換え・再提案してくれる柔軟性」。 単なる「事前の計画ツール」ではなく、旅先で発生する予想外の変数をその場で処理する「リアルタイムのアドバイザー」として頼ってこそ、本領を発揮するのです。
旅行中に「思ったより子どもの機嫌が悪く、歩き疲れてぐずり始めた」「夕方から急に激しい渋滞が発生した」というように、想定を超えたリアルタイムのトラブルが起きた時、あらかじめ作っておいたフローチャートでは役に立ちません。
そんなときこそAIの出番です。スマホで事前に作ったフローチャートのテキストを開き、現在地と「これからどう過ごしたいか」を追加条件として打ち込みます。
「今の困りごと」をそのまま書けばOK
すると、
■ 四条烏丸からの緊急リカバリーフロー
【現在地】14:00:四条烏丸(子どもが限界・だっこ状態)
↓
【分岐】お子様の今の状態は?
┣ 【すでに寝そう、または寝ている】 ⇒ 「ルート①:個室・静寂おこもりルート」へ
┣ 【疲れているが、まだ寝ない(少し遊びたい)】 ⇒ 「ルート②:涼しい屋内リフレッシュルート」へ
┗ 【とにかく早く横にさせたい(限界突破)】 ⇒ 「ルート③:ホテル・一時退避ルート」へ
……といった形でAIはその場でルートを瞬時に再計算し、新しいMermaidコードを吐き出してくれます。
■ 四条烏丸からの緊急リカバリーフロー
【現在地】14:00:四条烏丸(子どもが限界・だっこ状態)
↓
【分岐】お子様の今の状態は?
┣ 【すでに寝そう、または寝ている】 ⇒ 「ルート①:個室・静寂おこもりルート」へ
┣ 【疲れているが、まだ寝ない(少し遊びたい)】 ⇒ 「ルート②:涼しい屋内リフレッシュルート」へ
┗ 【とにかく早く横にさせたい(限界突破)】 ⇒ 「ルート③:ホテル・一時退避ルート」へ
……といった形でAIはその場でルートを瞬時に再計算し、新しいMermaidコードを吐き出してくれます。
すぐにコードが生成される
これをMermaidツールにコピペすれば、5秒で「現在の状況に最適化された最新のフローチャート」にアップデートできます。
「旅のしおり」を事前に印刷して持って行っても、なにかアクシデントが起きた瞬間にそれは「ただの紙クズ」になってしまいます。しかし、AIが作るフローチャートなら、追加の条件を1行投げ込むだけで、今のピンチを切り抜けるための専用ルートがすぐさま再生成されます。荷物が少なければ少ないほどありがたい旅行というシチュエーションと、スマホ1台あれば使えるAIフローチャートは、相性抜群なのです。
「旅のしおり」を事前に印刷して持って行っても、なにかアクシデントが起きた瞬間にそれは「ただの紙クズ」になってしまいます。しかし、AIが作るフローチャートなら、追加の条件を1行投げ込むだけで、今のピンチを切り抜けるための専用ルートがすぐさま再生成されます。荷物が少なければ少ないほどありがたい旅行というシチュエーションと、スマホ1台あれば使えるAIフローチャートは、相性抜群なのです。

中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019














