GMOくまポンが提供する美容医療などの自由診療クリニック向け経営支援プラットフォーム「キレイパスコネクトbyGMO(以下、キレイパスコネクト)」に12月5日、「LINE連携機能」が新たに追加されました。
LINE連携機能とは、キレイパスコネクトとクリニックのLINE公式アカウントと連携させることで、LINE公式アカウント内のリッチメニューに「キレイパスコネクト byGMO」の予約導線を設置できるというもの。これによって、患者はWEB予約と同じフローでLINE経由で予約ができます。
クリニック側は、LINE経由の予約を受け付けると、患者情報にLINEのユーザーIDが表示されます。さらに予約台帳にもLINE経由での予約であることが自動反映され、患者が来院した際のオペレーションやコミュニケーションがスムーズになります。クリニックのLINE公式アカウントの有効利用による集客率アップや、管理工数の削減が期待されます。
かねてより美容クリニックに足しげく通う身としても、このLINE連携機能は「アツい!」と思いましたし、かゆいところに手が届く機能だと感じました。本稿ではその理由をいち患者目線から説明します。
LINE連携機能とは、キレイパスコネクトとクリニックのLINE公式アカウントと連携させることで、LINE公式アカウント内のリッチメニューに「キレイパスコネクト byGMO」の予約導線を設置できるというもの。これによって、患者はWEB予約と同じフローでLINE経由で予約ができます。
クリニック側は、LINE経由の予約を受け付けると、患者情報にLINEのユーザーIDが表示されます。さらに予約台帳にもLINE経由での予約であることが自動反映され、患者が来院した際のオペレーションやコミュニケーションがスムーズになります。クリニックのLINE公式アカウントの有効利用による集客率アップや、管理工数の削減が期待されます。
かねてより美容クリニックに足しげく通う身としても、このLINE連携機能は「アツい!」と思いましたし、かゆいところに手が届く機能だと感じました。本稿ではその理由をいち患者目線から説明します。
自由診療クリニックのLINE活用と予約のハードル
自由診療クリニックでは、患者とのコミュニケーションに電話やメールだけでなく「LINE」を活用することも一般的になりつつあります。
私が通ういくつかの美容クリニックでも「よろしければLINEの登録をお願いします」と案内を受けて、友だち登録しています。かかりつけの先生の空き状況やキャンペーンをいち早く知ることができて便利なんです。
でも、「じゃあ予約しようかな」と思っても、そこからのハードルが高い。
たとえばこんな感じ。
とある平日の20時、電車での移動中。暇つぶしがてらスマートフォンでLINEをチェックしていると、クリニックからのお知らせに目が留まります。スケジュールの都合もいいし、そろそろ相談に行きたかったことを思い出した私は、LINEのクリニック公式アカウントに並ぶメニューから「予約はこちら」というボタンをカジュアルに押します。するとクリニックの電話番号が表示されました。ハイ、最初のハードルが来ましたよ!
電車に乗っている間は電話はかけられないし、そもそも時計は20時をまわっているから、すでにクリニックは営業時間外。なんなら翌日はクリニックの定休日ってこともありえる。そして40時間経っても自分が「マッサージピーリングを受けなきゃ!」と覚えているかどうかなんて、私には自信がない。
なぜなら「熱が出た」や「歯が痛い」といった今まさにウンウン苦しめられている待ったなしの症状と違って、自由診療で「ちょっと肌の調子を見てもらおうかしら」と考えるには、確固たる意志と、それなりの客観性が必要だからです。
では、仮に40時間後も自分の肌のことをキッチリ覚えていたとしましょう。ここからさらにハードルが待ち構えているのです。仕事の合間にクリニックに電話をかけます。いつもの受付のお姉さんの優しい声。大好き! でもね、最初に「診察券の番号はおわかりですか」って聞かれて「しまった」となります。私は自分の診察番号なんて暗記していないし、診察券が手元にないことだってよくある話。氏名や生年月日を伝えて、クリニックのスタッフに調べてもらうのも申し訳ない。調べてもらっている最中に鳴り響く電話の保留音の気まずさと言ったら……!
でね、その長い保留音が明けてから「XXさまですね。いつもありがとうございます。今日はどうなさいましたか?」と優しく聞いてくれるも、こちらが希望する日時や施術内容を伝えると「申し訳ございません、あいにくその日はすでにご予約で埋まっておりまして……」となるわけです。キーッ! でも、前々日の夜20時に気がついた私が悪い! だって人気のクリニックだもの!
LINE連携機能によってLINEから予約ができるなら、これらのハードルは一気に消えるわけです。
病院側の予約管理もきっとラクになるはず。
私が通ういくつかの美容クリニックでも「よろしければLINEの登録をお願いします」と案内を受けて、友だち登録しています。かかりつけの先生の空き状況やキャンペーンをいち早く知ることができて便利なんです。
でも、「じゃあ予約しようかな」と思っても、そこからのハードルが高い。
たとえばこんな感じ。
とある平日の20時、電車での移動中。暇つぶしがてらスマートフォンでLINEをチェックしていると、クリニックからのお知らせに目が留まります。スケジュールの都合もいいし、そろそろ相談に行きたかったことを思い出した私は、LINEのクリニック公式アカウントに並ぶメニューから「予約はこちら」というボタンをカジュアルに押します。するとクリニックの電話番号が表示されました。ハイ、最初のハードルが来ましたよ!
電車に乗っている間は電話はかけられないし、そもそも時計は20時をまわっているから、すでにクリニックは営業時間外。なんなら翌日はクリニックの定休日ってこともありえる。そして40時間経っても自分が「マッサージピーリングを受けなきゃ!」と覚えているかどうかなんて、私には自信がない。
なぜなら「熱が出た」や「歯が痛い」といった今まさにウンウン苦しめられている待ったなしの症状と違って、自由診療で「ちょっと肌の調子を見てもらおうかしら」と考えるには、確固たる意志と、それなりの客観性が必要だからです。
では、仮に40時間後も自分の肌のことをキッチリ覚えていたとしましょう。ここからさらにハードルが待ち構えているのです。仕事の合間にクリニックに電話をかけます。いつもの受付のお姉さんの優しい声。大好き! でもね、最初に「診察券の番号はおわかりですか」って聞かれて「しまった」となります。私は自分の診察番号なんて暗記していないし、診察券が手元にないことだってよくある話。氏名や生年月日を伝えて、クリニックのスタッフに調べてもらうのも申し訳ない。調べてもらっている最中に鳴り響く電話の保留音の気まずさと言ったら……!
でね、その長い保留音が明けてから「XXさまですね。いつもありがとうございます。今日はどうなさいましたか?」と優しく聞いてくれるも、こちらが希望する日時や施術内容を伝えると「申し訳ございません、あいにくその日はすでにご予約で埋まっておりまして……」となるわけです。キーッ! でも、前々日の夜20時に気がついた私が悪い! だって人気のクリニックだもの!
LINE連携機能によってLINEから予約ができるなら、これらのハードルは一気に消えるわけです。
病院側の予約管理もきっとラクになるはず。
「エンジニアに伝えますね!」
最近私が頻繁に通っている自由診療クリニックは、どこもSNS発信とオンライン予約の機能に力を入れています。そんなお気に入りのクリニックのひとつで、ナースに「予約のシステムがわかりやすいし、使いやすくていいですよね」と雑談がてら言ったところ、「ありがとうございます。すごく工夫して作っているそうなんです。エンジニアに伝えますね!」とニッコリされました。
まさかクリニックで「エンジニア」という単語を聞くことになるとは、と驚きましたが、施術内容や治療メニューだけじゃなくシステムにも力を入れているからこそ、ライバルのクリニックが多いであろう都心の一等地で多くの患者に選ばれているのだなと納得しました。
話をキレイパスのLINE連携機能に戻します。この数年で自由診療クリニックへの心理的ハードルは下がりつつあると思います。自己流で肌の悩みをあれこれ対策するくらいなら、お医者さんに相談する方が私は好きです。そしてLINEをはじめとするSNSで患者へ直接メッセージを届けるクリニックも増えてきました。
でも、先に述べたように、空き状況はLINEでわかったとしても、予約は電話対応のみだったりするケースがままあるのです。
そして、全てのクリニックが、患者からのニーズをエンジニアに伝えられるとも思えませんし、インハウスのエンジニアを擁するクリニックなんてそうそうないはず。それでも、いいクリニックはたくさんあります。先生の人柄が素敵だったり、勉強熱心だったり、スタッフがみんな明るくて優しかったり。だからとてももったいない!
そんなクリニックの「もったいない!」をキレイパスコネクトのLINE連携機能は解決してくれるんです。
せっかくLINEでダイレクトにお知らせを届けてくれるのなら、予約だってそのままシームレスにLINEで完結できたら理想的。そんな患者側の妄想をも、このサービスは叶えてくれているように私は思いました。
まさかクリニックで「エンジニア」という単語を聞くことになるとは、と驚きましたが、施術内容や治療メニューだけじゃなくシステムにも力を入れているからこそ、ライバルのクリニックが多いであろう都心の一等地で多くの患者に選ばれているのだなと納得しました。
話をキレイパスのLINE連携機能に戻します。この数年で自由診療クリニックへの心理的ハードルは下がりつつあると思います。自己流で肌の悩みをあれこれ対策するくらいなら、お医者さんに相談する方が私は好きです。そしてLINEをはじめとするSNSで患者へ直接メッセージを届けるクリニックも増えてきました。
でも、先に述べたように、空き状況はLINEでわかったとしても、予約は電話対応のみだったりするケースがままあるのです。
そして、全てのクリニックが、患者からのニーズをエンジニアに伝えられるとも思えませんし、インハウスのエンジニアを擁するクリニックなんてそうそうないはず。それでも、いいクリニックはたくさんあります。先生の人柄が素敵だったり、勉強熱心だったり、スタッフがみんな明るくて優しかったり。だからとてももったいない!
そんなクリニックの「もったいない!」をキレイパスコネクトのLINE連携機能は解決してくれるんです。
せっかくLINEでダイレクトにお知らせを届けてくれるのなら、予約だってそのままシームレスにLINEで完結できたら理想的。そんな患者側の妄想をも、このサービスは叶えてくれているように私は思いました。
花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori