2024年に立てた目標を確実に実現する7つの方法

2024.1.24

もし、1年頑張れば何でも叶うとしたら、あなたは何がしたいですか？

「なんでも叶う」というと夢のように聞こえますが、大きな願いでも、じっくり1年かけるつもりで取り組めば達成できるものは想像以上に多いのです。

仕事の目標はもちろん、「結婚したい」「収入を倍増させたい」「有名人に会いたい」といった思い切った願いや他の人の協力や同意が必要な願いも、計画を立てていけば大丈夫。自分の1年を捧げるにふさわしい目標を立てるなら、今この瞬間、思い立った時がチャンスです。

しかし、漠然と「こうなったら嬉しい」と考えているだけ、あるいは「やみくもに頑張る」といった方法では、その目標をクリアできないことも。そこで、立てた目標を確実に実現するための7つのコツをお話しします。

ただ「願えば叶う」わけではない

「願いに対する想いが強いほど叶いやすくなる」と考える人もいますが、目標や願いの実現に、そうしたスピリチュアルな要素は必要ありません。何もせず、あるいは立てるべき計画を立てずに、ただ願っていれば目標を達成できる、などというわけはないのです。

身近な例でいえば「行けたら行く」程度に考えておいた飲み会に、本当に参加する人は少ないはずです。それは、飲み会に参加するには「19時までに会場の店に行く」と決め、そこから逆算して出発時間を決め、その時間までに仕事や、やるべきことを終えられるよう取り組む必要があるからです。「行けたら行く」ではなく、「絶対行く」つもりで行動しないと、ただ「飲み会に行く」という誰にでもできそうな目標さえ、クリアすることはできません。

必要なのは「やみくもに願う」より「確実にやる」気持ちです。この後「“確実にやる”ための計画の立て方」をお話ししていきますが、思考したり、机上で計画を練るといったことだけでなく、実際に動いてみる行動量を増やすことがポイント。「動きながら思考していく」ことで、目標に手が届くスピードも上がっていきます。

目標に対して期限を設定する

夢を叶える、目標を達成するには「いつまで」という期限をしっかり決めることが大事です。期限を設定をせずに願いが叶うことはないでしょう。

結婚や離婚といった「自分以外の人も関係する願い」や、大幅なダイエットなどの「ハードルの高い目標」に、いざ期限を設定するとなると「決めたところでその通りに進むかわからない」と弱気になることもあると思います。しかし、それでも「この日までに必ず達成する」という期限を、多少強引にでも明確に決めてしまうべきです。「期限がある」──ただそれだけのことで、がぜん取り組み方は変わります。

とはいえ「期限を決める」には、ある程度目標への道のりがイメージできているか、自分の作業時間に対する見積もりができている必要があります。そのため、期限を設定すること自体を面倒に感じてしまうかもしれません。

そんな時、設定してはいけないNGワードは「なるべく早く」です。人によって「なるべく」の解釈が分かれるため、その時点で「明確な目標」ではなくなります。また、全ての工程に等しくその期限を設定するのは、なにも決めていないのと一緒です。

立てた計画を、誰にも邪魔されず遂行できる人はごく少数です。1年もの期間があれば、日々の計画に思わぬ何かが割り込んでくることも多々あります。それも含めて、日々優先順位を考えながら行動していくことで、夢や目標のために大事なこととそうでないことが、よりはっきり見えるようになります。

スモールステップにする

「期限を設定する」ための第一歩が「目標までの道のりを小さなステップに分解すること」です。

「何かに集中している時間」は飛ぶように早く過ぎていきますが、「何をしようか迷っている時間」も同じではないでしょうか。「次に何をすればいいのか」「この仕事を終わらせるために、どこから手を付けたらいいのか」など、考えているうちに1時間近く過ぎていた……そんな経験を持つ人もいるのでは？

このような「溶けてしまった」時間が多ければ多いほど、作業の見積もりが難しくなり、先の見通しが立たなくなり、目標から遠ざかります。そこで目標をやるべきことのイメージがしやすい単位にまで分解してしまえば、迷わず行動に移せます。

たとえば「1か月で3キロ痩せたい」と思っただけでは、具体的に毎日どの程度の節制が必要なのかがわかりにくく、やるべきことがハッキリしません。しかし、「平均して1日当たりおよそ100グラム減っていれば目標をクリアできる」と考えれば、どんな生活を送ればいいか、ある程度想像がつくはずです。

目標も、仕事も、できる限り小さなステップに分解することにより、「今やること」が見えてくるようになります。目標を細かく分割し、日々や時間に落とし込みましょう。「迷っていた時間」が「行動できる時間」に変わります。

「そうはいっても、その“落とし込み”が難しい」という人は、ChatGPTのような生成AIによる対話型のチャットサービスを頼るのも1つの手です。

たとえば、本のレビュー原稿作成という目標があるとします。「要点を把握し、その本を魅力的に紹介するため」の本の読み方と、「ただ読者として文章を味わい、楽しむ」読み方は違うはずです。後者の読み方をしていては、レビューを書く前に何時間かかるかもわかりません。どうしたら効率的に、魅力的なレビューを書けるか、ChatGPTに聞いてみましょう。

ChatGPTに頼ってみる

何に気を付けて読めばいいかわかると同時に、レビュー執筆のプロセスまで教えてくれました。1と2を頭に入れて読むだけでも、本の内容が効率的に頭に入ってきそうです。必要があれば、ここからさらに掘り下げて、作業時間の見積もりを行うこともできます。

作業時間もChatGPTに見積もってもらう

私は比較的読むのが早いため、3時間を目安に作業計画を立てることにしました。

「3時間」を目標に掲げるだけでも、予定が大きく狂うことはなくなります。さらに、その通りにタスクをこなすことで、日々小さな達成感を感じられます。この「小さな達成感」を積み上げることも、夢や目標を叶えるための大きな後押しになりますよ。

また、このスモールステップの手法は、一度実践することで次回以降繰り返すことが容易なのも特徴です。

「目的と手段の逆転」に注意！行動にメリハリをつけることも大事