ハンドメイドマーケット「minneミンネ byGMOペパボ」がデジタルコンテンツの取り扱いを開始、作家・ブランドの活躍をさらに支援！

2023.3.17

GMOペパボが運営する国内最大級のハンドメイドマーケット「minneミンネ byGMOペパボ」は、デジタルコンテンツの取り扱いを開始しました。2023年3月2日からデジタルコンテンツ作品の登録受付を開始しており、ダウンロード販売の開始は2023年春を予定しています。

今回のデジタルコンテンツの取り扱い開始に伴い、作家やブランドはイラストやアートなど作品のデータ販売だけでなく、レッスン動画やレシピなど自分の技能をコンテンツ化して販売できるようになりました。

minneのデジタルコンテンツ販売特設サイト

ものづくりの範囲が拡大する中でデジタルコンテンツの取り扱いを開始

日本国内におけるデジタル系分野のBtoC EC市場の規模は年々増加しており、2021年は前年の12.38％増とBtoC EC市場全体（前年比7.35％増）と比較しても大きく成長しています（経済産業省「令和3年度電子商取引に関する市場調査」より）。また、国内のCtoC EC推定市場規模も増加し続けており、どちらも今後の成長が期待されています。

minneは、86万を超える作家・ブランドによるファッション・家具・インテリア・ベビー用品・フードなど幅広いジャンルのハンドメイド・クラフト作品が1608万点以上販売・展示されているマーケットです。ものづくりに関するモノ・ヒト・コトが集まる“ものづくりの総合プラットフォーム”として、個人から法人まで幅広く利用されています。

またminneは、時代を問わないものづくりの魅力を伝えるアイテムとして2022年3月に「アンティーク・ヴィンテージ」の取り扱いを開始。加えて昨今、デジタル技術の進化やクリエイティビティの多様化により、ものづくりの範囲が拡大していることを踏まえ、デジタルコンテンツの取り扱いを開始することにしたとのことです。

デジタルコンテンツの取り扱いを開始することで、minneの作家・ブランドは、自分が作った作品のみならず、ワークショップ動画や刺しゅう図案のデータといったものづくり技術の販売が可能になります。これらの技術の販売によりスキルシェアを促進し、minneの作家・ブランドの新しい挑戦や活動の幅の拡大を支援するのが、今回の背景になっています。

今後もminneでは、ものづくりの多様性や技術の革新にあわせて、作家・ブランドの活躍の場を広げる取り組みを進めていくとしています。

310カテゴリーのうち41カテゴリーでデジタルコンテンツの販売が可能に

2023年1月末時点でminneには310件のカテゴリーがありますが、そのうち41件のカテゴリーでデジタルコンテンツのデータ販売が可能になります。

特徴は以下の通りです。

技術や特技をコンテンツ化して販売できる

イラストやデジタルアートなどのデジタル作品はもちろん、作品制作のレッスン動画やデザイン図案、型紙、レシピなど、これまで作品制作のために培った技術をコンテンツ化して販売できます。

在庫管理や発送の手間いらず

データを1度作成・販売すると、購入者に自動的にデータが送付されるため、在庫管理や発送などの作業は不要です。

アート作品など購入者が楽しみ方を選択できる

アート作品などにおいては、「パソコンやスマートフォンの壁紙としてデジタルのまま楽しむ」「ポスターやポストカードに印刷して楽しむ」など購入者が作品の楽しみ方を自分で選択できます。

【事前登録方法】

事前登録方法は以下の通りです。

1.Webブラウザーでminneにログイン
2.作品登録ページにアクセス
3.ダウンロード販売タブをクリック
4.販売するファイルを選択
5.作品情報を入力し、登録ボタンをクリック

・対応ファイル形式：ファイル形式は不問
・特設サイト：https://minne.com/lp/digital-downloads/seller
・販売開始予定：2023年春

　※事前登録時に「公開」で設定したデジタルコンテンツは、販売開始時に自動で公開・販売されます
※デジタルコンテンツの登録・販売にはminneへの販売者登録（無料）が必要
※利用規約に反していないコンテンツであることが条件

今回の販売開始によって、デジタルコンテンツを作成できるクリエイターはもちろんのこと、クリエイターをサポートできる動画制作者などにもチャンスが広がります。デジタルコンテンツ販売に興味がある人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

安蔵靖志

Techジャーナリスト／家電エバンジェリスト
家電製品協会認定　家電製品総合アドバイザー（プラチナグレード）、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ～ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。