成瀬先生、どうしてロボットなんですか?
DeNAのワークショップを体験した後、GMOインターネットグループのワークショップが始まります。待ち構えるSPIKEとタブレット型PCたち……ところで、どうしてテーマが「ロボット」なんでしょうか。
「子どもたちに“プログラムすると、ロボットが動く”ということを体感して、知ってもらいたかったからです」と、ニコッと笑う成瀬氏。なになに、どういうこと?
まずはロボットを直進させて、直角に曲がらせて、また直進させて……という動きのプログラミングにチャレンジ。
「子どもたちに“プログラムすると、ロボットが動く”ということを体感して、知ってもらいたかったからです」と、ニコッと笑う成瀬氏。なになに、どういうこと?
まずはロボットを直進させて、直角に曲がらせて、また直進させて……という動きのプログラミングにチャレンジ。
ビジュアルプログラミングでロボットの動きをプログラミングしていきます
PC上でロボットの動きをプログラムして、PCとロボットをつなげて、プログラムを送り込んで、ロボットの動きが狙い通りかを確かめるのですが、参加した小学生の皆さんは、小学校低学年から高学年までさまざま。最初は「どう動かせば……?」とPCを触る手が止まってしまう子もたくさんいました。
でもヒントを見ながらビジュアルプログラミングを試していくと、やがてロボットを動かせるようになるんです。そして、ロボットが動き出した瞬間に、本人も、親も、横で見守る私も、みんな本当にうれしそうな顔になる。ここで成瀬氏の「“プログラムすると、ロボットが動く”ということを体感してもらう」意味がわかりました。うれしくて「アッ」って声が出るんですよね。
でもヒントを見ながらビジュアルプログラミングを試していくと、やがてロボットを動かせるようになるんです。そして、ロボットが動き出した瞬間に、本人も、親も、横で見守る私も、みんな本当にうれしそうな顔になる。ここで成瀬氏の「“プログラムすると、ロボットが動く”ということを体感してもらう」意味がわかりました。うれしくて「アッ」って声が出るんですよね。
SPIKEはカメラもモーターも搭載。小さいけれど、ちゃんとロボなんです(撮影:夏野かおる)
次第に自分で考えてあれこれ試していく参加者のみなさん(撮影:夏野かおる)
そして一度「うまくいった!」と成功体験を手に入れると、次のステップにどんどん進めます。この成功体験が次のステップにつながる瞬間は、DeNAの「プログラミングゼミで初めてのゲーム作り!」でも見られました。シューティングゲーム作りで、作り方には書いていなかった“弾幕”をなんと自分でプログラムした子もいたとか。
そう、子どもたちは、マニュアル通りに手を動かすのではなく、自分で考えて「どうすればうまくいく?」と試行錯誤をしながら作っていたのです。
そう、子どもたちは、マニュアル通りに手を動かすのではなく、自分で考えて「どうすればうまくいく?」と試行錯誤をしながら作っていたのです。
試行錯誤の末、ジグザグと複雑な動きをするロボット
子どもに教えるコツは「手を出すのをガマンすること」
「自分で考えて手を動かす」ことの大切さは、今回のサマーキャンプでSPIKEが採用された理由にも込められています。
成瀬氏いわく「SPIKEは、子ども向けプログラミング教材のなかでも、子どもが自分で読んでもわかる日本語教材が特に充実している」ことが評価ポイントなのだとか。プログラミングサマーキャンプ2024に参加した子どもたちも、教材の動画からヒントを見つけて、新しいプログラムに挑戦しています。
子どもたちの各テーブルを巡回する成瀬氏は、例えばロボットがうまく動かなくて困っている子には「じゃあ一緒に考えてみよう、まず、先生をロボだと思ってね」と言いながら、その子が作ったプログラムを1ステップずつ、全身を使って再現していきます。つまり成瀬氏は「ここが違うよ」とは教えずに「どこが違うと思う?」と、その子自らが考えるよう促すんです。
子どもに教えるコツについて成瀬氏に尋ねると、一言「手を出さないこと!」と答えてくれました。つい「こうするんだよ、こうすればうまくいくよ」と大人がやってみせたくなるけれど、そこをグッとこらえて、子どもが自分で考えることを促していくのだそう。
どうしても難しいときは「み、右かな〜……?」とヒントをちょっとずつ出していくのだとか。子どもが自分で一生懸命考えて「右だ!」と自分で答えを見つけたら、その答えは、その子のものになるんですね。だから自分でどんどんロボットを動かしていくようになる。
最初は「難しいなあ……」と手が止まってしまっていた子でも、次第にプログラミングに没頭していきます。会場の様子を見学している私にもその子が「おもしろい!」と感じた瞬間が見えて、静かに感動します。子どもって、たった数時間の体験でみるみる変わっていく。きっと、あっという間に大人になっちゃうんだろうな。
自分でゲームを作ってみたり、ロボットを動かしてみたり。プログラミングサマーキャンプ2024での体験が、子どもたちにとって楽しい夏の思い出となり、プログラミングと仲良くなるきっかけになったんじゃないかなあ。また遊びに来てくださいね!
成瀬氏いわく「SPIKEは、子ども向けプログラミング教材のなかでも、子どもが自分で読んでもわかる日本語教材が特に充実している」ことが評価ポイントなのだとか。プログラミングサマーキャンプ2024に参加した子どもたちも、教材の動画からヒントを見つけて、新しいプログラムに挑戦しています。
子どもたちの各テーブルを巡回する成瀬氏は、例えばロボットがうまく動かなくて困っている子には「じゃあ一緒に考えてみよう、まず、先生をロボだと思ってね」と言いながら、その子が作ったプログラムを1ステップずつ、全身を使って再現していきます。つまり成瀬氏は「ここが違うよ」とは教えずに「どこが違うと思う?」と、その子自らが考えるよう促すんです。
子どもに教えるコツについて成瀬氏に尋ねると、一言「手を出さないこと!」と答えてくれました。つい「こうするんだよ、こうすればうまくいくよ」と大人がやってみせたくなるけれど、そこをグッとこらえて、子どもが自分で考えることを促していくのだそう。
どうしても難しいときは「み、右かな〜……?」とヒントをちょっとずつ出していくのだとか。子どもが自分で一生懸命考えて「右だ!」と自分で答えを見つけたら、その答えは、その子のものになるんですね。だから自分でどんどんロボットを動かしていくようになる。
最初は「難しいなあ……」と手が止まってしまっていた子でも、次第にプログラミングに没頭していきます。会場の様子を見学している私にもその子が「おもしろい!」と感じた瞬間が見えて、静かに感動します。子どもって、たった数時間の体験でみるみる変わっていく。きっと、あっという間に大人になっちゃうんだろうな。
自分でゲームを作ってみたり、ロボットを動かしてみたり。プログラミングサマーキャンプ2024での体験が、子どもたちにとって楽しい夏の思い出となり、プログラミングと仲良くなるきっかけになったんじゃないかなあ。また遊びに来てくださいね!
i4U編集部
i4U(アイ・フォー・ユー)は、新しい「情報」と「感動」と「笑顔」をお届けする、GMOインターネットグループのオウンドメディアです。有名メディアでの執筆・編集経験者による記事をお楽しみください。