GMO TECHがLLMOやAIOなどの最新技術まで網羅した「SEOチェックリスト」を無料公開

2025.8.26

インターネット上の集客サービスを展開するGMO TECHは、AI時代に対応した「最新版SEOチェックリスト」を2025年8月1日に無料で公開しました。

公開されたチェックリストは、AI時代の最新技術まで網羅したSEO対策に関する具体的なアドバイスを盛り込んだチェックリストです。従来のSEO対策に加え、LLMO（大規模言語モデル最適化）対策、AIO（複数のWebサイトからAIが収集・要約した情報を検索結果の上部に表示する機能）対策まで網羅した80以上のチェック項目で構成され、Web担当者の効果的なSEO対策を支援します。

検索用途でのAI活用増加に合わせてチェックリストを公開

生成AIの普及に伴い、検索エンジンは大規模言語モデル（LLM）重視へと変化しています。また検索用途でのAI活用も増加しています。総務省の「情報通信白書令和6年版」によると、AIを「既に利用している」「ぜひ利用したい」と回答した割合は、「調べものをする」が合計約42.4％と最も高く、「コンテンツの要約・翻訳をする（約35.8％）」や「画像や動画を生成する（約24.2％）」を超える結果となっています。

総務省

生成AIの利用意向

Web検索を取り巻くこのような環境の変化により、Web担当者は従来のSEO対策に加え、LLMO、AIOへの対策が不可欠となっています。その一方で、LLMOやAIO対策に関する情報やノウハウの不足により、ユーザーの検索意図に合致したコンテンツの提供が困難なケースも少なくありません。

GMO TECHではこのようなニーズに応え、LLMOやAIO対策に関する知見を活用した「最新SEOチェックリスト」を作成し、Webマーケティング関係者を対象に無料で公開したとのことです。

SEO初心者でも実践できる“本当に使える”リスト

最新版SEOチェックリストの特長は以下の通りです。

AI時代の検索トレンドに即した内容

検索結果の生成にAIが深く関与する現在、SEO対策において「検索内容に合致した、適切で良質なコンテンツの提供」がより一層重視されています。本チェックリストでは、この新たなSEOの考え方を反映し、AI時代に最適な内容へとアップデートしています。

LLMOまで網羅

最新のAI技術、特に大規模言語モデル（LLM）の発展によって変化する検索行動やユーザーニーズに対応しています。Webコンテンツの品質や検索内容との関連性など、LLMが評価するとされる要素を考慮しチェック項目に盛り込んでいます。

AIOへの備えも万全

Googleの検索結果の上部にAI生成回答を表示するAIO（AI Overview）にも対応。ユーザーの検索行動がWebサイトの閲覧から、AI生成回答の参照へと変化しつつある中で、自社情報をAIOへ適切に認識させるポイントをチェック項目に反映しています。

明確な合格基準と確認方法

各項目の合格基準は可能な限り数字で明確に示し、具体的な確認方法も併記しています。この点は、初心者の方でも迷わず実践できるよう特にこだわっています。

誰でも使える“分かりやすさ”を追求

SEOの知識がない人でも理解しやすいように、専門用語を避けた表現で、誰でも活用できるマニュアルとしての品質を追求しました。

SEOの現場で活躍する、GMO TECHトップコンサルタントが監修

チェックリストの項目は全て、10年以上の経験を持つトップコンサルタントをはじめ、現場の第一線で活躍するメンバーが監修しました。「Web担当者が本当に使えるリスト」を目指し、チェック項目や確認方法を厳選しています。

「最新版SEOチェックリスト」のサンプル

SEOチェックリストは、以下のURLから無料でダウンロードできます。
https://gmotech.jp/semlabo/seo/document/seo-checklist/

GMO TECHは創業以来、SEOを事業の中核に据え、独自のAI技術を組み合わせたサービスを展開しています。セミナー開催やホワイトペーパーの配布を通じ、SEOに関する知見やノウハウを外部へ発信しています。GMO TECHでは、今後もこれらの活動を通じ、Webマーケティング業界の健全な成長と発展に貢献していくとのことです。

GMO TECHが公開した「最新版SEOチェックリスト」は、LLMOやAIOといったAI技術の進化で高度化するSEO対策に対応した画期的なツールです。経験豊富な担当者が監修しただけでなく、初心者でも理解しやすいように工夫されており、最新トレンドに基づいた網羅的なチェック項目によって効果的なSEO対策を支援します。これからSEO対策に取り組む担当者はもちろんのこと、長年SEOに携わっている担当者の方も、改めて対策を見直す上で見逃せないチェックリストなのではないでしょうか。

安蔵靖志

Techジャーナリスト／家電エバンジェリスト
家電製品協会認定　家電製品総合アドバイザー（プラチナグレード）、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ～ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。