ランチで世界の子どもを支援！ GMOの「TABLE FOR TWO」メニューに込められた想い

2021.8.27

食べ物だけでなく飲み物を通じた「CUP FOR TWO」にも取り組む

GMOインターネットグループでは、2019年12月にグループ第2本社（渋谷フクラス）でコミュニケーションスペースGMO Yoursの運営を始めたことをきっかけに、TABLE FOR TWO対応メニューだけでなく、これまで食を通じたCSR（Corporate Social Responsibility：企業の社会的責任）の取り組みを推進してきた。

GMOインターネットグループのコミュニケーションスペース「GMO Yours・フクラス」の厨房

今年5月からはTABLE FOR TWOと並行して、「CUP FOR TWO」の取り組みも行っている。CUP FOR TWOはTABLE FOR TWOと同じく、TABLE FOR TWO Internationalのプログラム。社内外に設置されている自動販売機や、社内カフェ・売店で、CUP FOR TWOガイドラインに沿った、カロリーに配慮した飲料などのヘルシードリンクを購入すると、1杯ごとに寄付金が開発途上国の子どもの学校給食費に充てられる。

2つのプログラムは、参加する企業の従業員たちがヘルシーな食べ物や飲み物をとることで健康になると同時に、それが開発途上国の子どもたちの支援につながるという点で共通する。GMO Yoursでは、先月、フェアトレードのコーヒーがCUP FOR TWOの対象になるなど、現在は食べ物と飲み物の両軸からそういった取り組みを行っている。

食を通じた取り組みへの理解がサステナブルな社会の実現につながる

山本さんは、今後のTABLE FOR TWOとCUP FOR TWOの取り組みの目標についても語ってくれた。

「パートナーの皆さんの中には寄付や募金は大それたことだというイメージを持つ人も少なくありませんが、普段食べたり、飲んだりしているものが寄付につながっていると知ることで、会社を離れたところでも寄付や募金を気軽にできるようになる、大きなきっかけになると思います。それを全員が意識して日々過ごしていくのは難しいかもしれませんが、これを機に社会問題やSDGsにも目を向けてもらえればと思っています」（山本さん）

現在は、GMO Yoursの中にTABLE FOR TWOのPOPを出したり、TABLE FOR TWOメニューの提供日には、メニューについてよく目につく場所にポスターを貼ったりするなど、視覚的にもこの取り組みを意識してもらうような活動を行っていると山本さん。こういった地道な取り組みも日々継続していくことで、1人でも多くの従業員にTABLE FOR TWOやCUP FOR TWOに興味を持ってもらい、自ら行動を起こすきっかけにしてもらう考えだ。

最後に次回のTABLE FOR TWOアワードについて、聞いてみたところ、「引き続き、健康を考えた美味しいメニューを提供していきたいと考えており、結果としてそれが受賞につながるのならば嬉しい」と山本さんは力強く答えてくれた。

GMO Yoursでは、TABLE FOR TWOやCUP FOR TWOの取り組みのほかに、海洋汚染につながるプラスチックごみの削減を目的に、無料で提供されるカフェドリンクやお弁当の容器には原則プラスチック製品は使わず、代替品に切り替える「脱プラスチック」の取り組みや、ランチメニューは予約制で提供する「食品ロス削減」といった取り組みも行われている。

そこには食べ物や飲み物といった身近なものを通じて、GMOインターネットグループが企業として、食を通じたCSRに取り組んでいる姿勢が読み取れる。TABLE FOR TWOを通して社員1人1人も参加していくことは、サステナブルな社会の実現につながるはずだ。