スティーヴ・アオキは、知らない人が見ても一発で「スティーヴ・アオキだ」とわかる
いよいよスティーヴ・アオキの出番です。「来ますよ〜」と言わずとも、オーディエンスはすぐに彼の訪れを察します。なぜなら衣装ダンスの親玉みたいなサウンドシステムの音がグッと深く重たく変わるから。
私は、今年はステージ前方へは行かず、後ろで熱狂を拝むことにしました
スティーヴ・アオキのチャーミングなところは、誰が見ても「ああ、この人こそが“スティーヴ・アオキ”だ」と一瞬でわかる明確さです。たとえ彼を知らない人でも、その姿とパフォーマンスを見れば、スティーヴ・アオキという存在がインストールされるわけです。富士山みたいな圧倒的存在感。富士山みたいな人ってそうそういないよ!
そんな突き抜けたカリスマ性に加えて、サービス精神旺盛かつ親切なので、EDMやロックに親しんでいない人でもクスッと笑顔になるような選曲をしてくれます。パーティーってみんなのものなんだよなあって、しみじみうれしくなる。
そして、こういう爆音パーティーのいいところは、1人でボーッと見るもよし、踊るもよし、知り合いと乾杯するもよしなところ。身の置き所があるんです。
やがて「Cake Face」というタイトルの、明らかにケーキ関連の何かが起こりそうな曲がかかり、「それ」が始まりました。クリームたっぷりのケーキを全身で受け止めるつもりのオーディエンスはステージ前に、そうでない人は後ろに下がります。
そんな突き抜けたカリスマ性に加えて、サービス精神旺盛かつ親切なので、EDMやロックに親しんでいない人でもクスッと笑顔になるような選曲をしてくれます。パーティーってみんなのものなんだよなあって、しみじみうれしくなる。
そして、こういう爆音パーティーのいいところは、1人でボーッと見るもよし、踊るもよし、知り合いと乾杯するもよしなところ。身の置き所があるんです。
やがて「Cake Face」というタイトルの、明らかにケーキ関連の何かが起こりそうな曲がかかり、「それ」が始まりました。クリームたっぷりのケーキを全身で受け止めるつもりのオーディエンスはステージ前に、そうでない人は後ろに下がります。
DJ卓に上がり、「ケーキを欲しい子はいないか〜」といった感じで周囲を見渡すスティーヴ・アオキ
指さして「キミに投げるよ!」と予告。なんとも美しい瞬間
こうして今年も社員食堂にケーキが舞い踊り、なんだかハッピーな空気満載で会はお開き。ちなみにケーキは程よい甘さでおいしかった。
見事ケーキを受け止めた人! パネルが抜きん出て巨大でした
ケーキを浴びた猛者たちがその後どうなるかといえば、人によってはそのままの状態で渋谷の街へワイルドに繰り出したり、あるいはGMO側が用意した着替えで身なりを整えて帰路につきます。これぞ世界一面倒見のいいケーキ・ミー。
「着替えあります」のプラカードを掲げたパートナーが会場内をそっと練り歩いていました。親切!クラブはこんなこと絶対してくれないよ!
GMO 渋谷FUTURE 2024は、パーティーの狂乱と企業イベントの真面目な手厚さが両立しているところが実に好ましいです。着替え完備なところもそうですし、例えばパーティー会場に入る前に必ず手指の消毒をします。そして「もしよかったら使ってくださいね」と全員にマスクを手渡してくれたり(しかも個装タイプのマスクだから、その日使わなくても、後日重宝するんです)。
そしてスティーヴ・アオキは何度見ても楽しい。びっくりするくらい働き者で、ゴージャスで、フロアの隅から隅まで笑顔にする超一流のDJ。世界一ってこういうことなのかと実感します。
そんな彼がどうしてGMO 渋谷FUTURE 2024に来てくれたのかといえば、GMO SONIC 2024の2日目に出演するというご縁によるものではありますが、去年の社食パーティーが楽しかったことも理由のひとつじゃないかなあと私は想像しています。ということで、スティーヴ、また来てね〜!
そしてスティーヴ・アオキは何度見ても楽しい。びっくりするくらい働き者で、ゴージャスで、フロアの隅から隅まで笑顔にする超一流のDJ。世界一ってこういうことなのかと実感します。
そんな彼がどうしてGMO 渋谷FUTURE 2024に来てくれたのかといえば、GMO SONIC 2024の2日目に出演するというご縁によるものではありますが、去年の社食パーティーが楽しかったことも理由のひとつじゃないかなあと私は想像しています。ということで、スティーヴ、また来てね〜!
花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori