既婚者は未婚者より出会いの場に参加していた!
【Q7.】参加したことがある出会いの場は?
未婚者と既婚者に、これまで異性と出会う目的で参加したことがあるものを質問し、婚活内容の実態を調査しました。
未婚者と既婚者に、これまで異性と出会う目的で参加したことがあるものを質問し、婚活内容の実態を調査しました。
参加したことがある出会いの場は?
未婚者、既婚者ともに「友人や知り合いからの紹介」が最も多い結果となりました。ほかの出会い方に比べると知人を介して知り合えるため、コミュニケーションを取る際のハードルも低くなります。そのため、出会いの手段として多く選ばれているのかもしれません。
また「友人や知り合いからの紹介」「合コン、街コンの参加」「職場の飲み会への参加」と、婚活への参加も未婚者より既婚者の割合が大きく、異性と積極的にコミュニケーションを取っていたことが分かります。
さらに、年代別に婚活の行動を見てみましょう。未婚者・既婚者ともに30代・40代では「合コン、街コンの参加」が高く、20代では「マッチングアプリの利用」が高いといった傾向が見られました。世代により婚活の活動内容に差があるようです。
「当てはまる項目はない」と回答したのは、既婚者よりも未婚者が多く、既婚者の方が婚活に積極的で出会いにつながる行動を起こしていたといえます。積極的に婚活をすることで、結婚につなげていたのかもしれません。
また「友人や知り合いからの紹介」「合コン、街コンの参加」「職場の飲み会への参加」と、婚活への参加も未婚者より既婚者の割合が大きく、異性と積極的にコミュニケーションを取っていたことが分かります。
さらに、年代別に婚活の行動を見てみましょう。未婚者・既婚者ともに30代・40代では「合コン、街コンの参加」が高く、20代では「マッチングアプリの利用」が高いといった傾向が見られました。世代により婚活の活動内容に差があるようです。
「当てはまる項目はない」と回答したのは、既婚者よりも未婚者が多く、既婚者の方が婚活に積極的で出会いにつながる行動を起こしていたといえます。積極的に婚活をすることで、結婚につなげていたのかもしれません。
2020年以降、婚活の場はマッチングアプリの利用が主流に
【Q8.】未婚者の出会いの場はどう変化しているのか?
未婚者を対象に、異性と出会う目的で1回以上参加したことがあるものを聞いたところ、最も一般的な行動として「知り合いからの紹介」が挙げられました。
未婚者を対象に、異性と出会う目的で1回以上参加したことがあるものを聞いたところ、最も一般的な行動として「知り合いからの紹介」が挙げられました。
未婚者の出会いの場の変化
しかしコロナ禍(2020年)以降の異性と出会うための行動と比較してみると、全体的に減少傾向ではあるもののマッチングアプリの利用が最も多い結果になりました。出会いに向けて最も多い行動が「友人や知り合いからの紹介」から、2020年以降は「マッチングアプリの利用」に変化していることが分かります。
この他、「SNSの活用」も挙げられました。外出の制限や、会食の自粛などで気軽に知り合うこと自体が難しくなった結果、異性との出会いの場がオンラインに移っていっていると考えられそうです。
「友人や知り合いからの紹介」「合コン、街コンの参加」「職場の飲み会への参加」をはじめ、出会いにつながる項目が全体的に減少しており、コロナ禍の影響が婚活に与える大きさが見えてきました。
この他、「SNSの活用」も挙げられました。外出の制限や、会食の自粛などで気軽に知り合うこと自体が難しくなった結果、異性との出会いの場がオンラインに移っていっていると考えられそうです。
「友人や知り合いからの紹介」「合コン、街コンの参加」「職場の飲み会への参加」をはじめ、出会いにつながる項目が全体的に減少しており、コロナ禍の影響が婚活に与える大きさが見えてきました。
女性の方がコロナ禍による出会いの変化をより感じている傾向に
【Q9.】コロナ禍で異性と出会う方法が変化したと思うか?
前項では「異性と出会うための行動」の変化を調べてみましたが、心境の面ではどうでしょうか。コロナの影響で異性との出会いにどのような変化があったのか、未婚者を対象にコロナ禍の出会いについて質問しました。
前項では「異性と出会うための行動」の変化を調べてみましたが、心境の面ではどうでしょうか。コロナの影響で異性との出会いにどのような変化があったのか、未婚者を対象にコロナ禍の出会いについて質問しました。
コロナ禍で異性と出会う方法が変化したと思うか?
出会い方が変化したと「思う」と回答した方は、未婚者全体では23.0%でした。コロナの影響による出会いの変化を感じた理由としては、以下の回答がありました。
・在宅ワークや感染予防で外出を控えるようになった
・相席店や合コンに参加する機会が減った
・マスク越しでの出会いなので素顔が分からないことが多くなった
・まわりでマッチングアプリなどで出会っている人が増えた
合コンなど出会いの場に参加する機会が減ったり、周りにマッチングアプリを利用する人が増えたことから、出会いの変化を感じているようです。
男女の差に目を向けてみると、コロナ禍で出会いに変化があったと回答している人の割合が、どの年代でも女性が男性を上回っていました。どちらかというと、女性の方がコロナ禍の影響を強く感じているようです。
特に20代女性は、34.8%が出会いについて変化を感じていると回答しています。結婚観での質問でも、20代女性は結婚に積極的な傾向が見られましたので、行動の自粛による変化を強く感じている人が多いと考えられます。
また、「どちらともいえない」との回答も全体で3割程度となりました。積極的に婚活をしていない未婚者が多かったため、コロナ禍で影響があったかどうか判断に迷う人も多くいるといえそうです。
・在宅ワークや感染予防で外出を控えるようになった
・相席店や合コンに参加する機会が減った
・マスク越しでの出会いなので素顔が分からないことが多くなった
・まわりでマッチングアプリなどで出会っている人が増えた
合コンなど出会いの場に参加する機会が減ったり、周りにマッチングアプリを利用する人が増えたことから、出会いの変化を感じているようです。
男女の差に目を向けてみると、コロナ禍で出会いに変化があったと回答している人の割合が、どの年代でも女性が男性を上回っていました。どちらかというと、女性の方がコロナ禍の影響を強く感じているようです。
特に20代女性は、34.8%が出会いについて変化を感じていると回答しています。結婚観での質問でも、20代女性は結婚に積極的な傾向が見られましたので、行動の自粛による変化を強く感じている人が多いと考えられます。
また、「どちらともいえない」との回答も全体で3割程度となりました。積極的に婚活をしていない未婚者が多かったため、コロナ禍で影響があったかどうか判断に迷う人も多くいるといえそうです。
4人に1人は「コロナ禍では交際できなかった」と回答
【Q10.】既婚者はコロナ禍でも今の配偶者と交際できたと思うか?
コロナの影響による出会いの変化を既婚者はどのように感じているのでしょうか。2019年以前に交際を開始して結婚した既婚者を対象に、コロナ禍でも今の配偶者と交際できていたと思うかを聞きました。
コロナの影響による出会いの変化を既婚者はどのように感じているのでしょうか。2019年以前に交際を開始して結婚した既婚者を対象に、コロナ禍でも今の配偶者と交際できていたと思うかを聞きました。
既婚者はコロナ禍でも今の配偶者と交際できたと思うか?
コロナ禍でも今の配偶者と交際できたと回答した方は73.8%でした。それぞれに理由を質問したところ、以下のような回答がありました。
◆コロナ禍でも交際できたと思う理由
・学生時代からの付き合いで、他の選択肢を考えることがないため
・大学の部活で出会ったため、コロナ禍でも部活で顔を合わせるので交際したと思う
・会社で普段から顔を合わせる機会があり、プライベートであまり会えなくてもコミュニケーション手段はあったから
・SNSで同じ趣味を通して出会った
学生時代からの付き合いや、会社の同僚として出会っているなど、コロナ禍でもなくならない接点や連絡を取り合う機会があるために交際できたという回答が複数挙げられました。
一方コロナ禍では今の配偶者と交際できなかったと回答した方は26.2%でした。コロナ禍では交際できなかったと回答した方の理由は以下の通りです。
◆コロナ禍では交際できなかったと思う理由
・対面型のイベントで出会ったので、コロナ禍では出会わなかったと思う
・元々スポーツのサークルで出会ったため、コロナで自粛していたら会えなかった気もする
・同窓会で出会い遠距離恋愛だったので、コロナ禍だと同窓会が行われず、もし付き合ったとしてもコロナで遠距離だと会えていたか分からない
・婚活パーティーで出会ったため、コロナ禍だとなかなか婚活ができなかったと思うから
コロナ禍では出会えなかったと回答した人は、イベントや婚活パーティーなどで出会って交際しているため、コロナ禍では出会う機会を失っていた可能性があると考えているようです。
既婚者の4人に1人は「コロナ禍では出会えなかった」と回答しているため、交際や結婚のきっかけに少なからずコロナの影響があるといえそうです。
◆コロナ禍でも交際できたと思う理由
・学生時代からの付き合いで、他の選択肢を考えることがないため
・大学の部活で出会ったため、コロナ禍でも部活で顔を合わせるので交際したと思う
・会社で普段から顔を合わせる機会があり、プライベートであまり会えなくてもコミュニケーション手段はあったから
・SNSで同じ趣味を通して出会った
学生時代からの付き合いや、会社の同僚として出会っているなど、コロナ禍でもなくならない接点や連絡を取り合う機会があるために交際できたという回答が複数挙げられました。
一方コロナ禍では今の配偶者と交際できなかったと回答した方は26.2%でした。コロナ禍では交際できなかったと回答した方の理由は以下の通りです。
◆コロナ禍では交際できなかったと思う理由
・対面型のイベントで出会ったので、コロナ禍では出会わなかったと思う
・元々スポーツのサークルで出会ったため、コロナで自粛していたら会えなかった気もする
・同窓会で出会い遠距離恋愛だったので、コロナ禍だと同窓会が行われず、もし付き合ったとしてもコロナで遠距離だと会えていたか分からない
・婚活パーティーで出会ったため、コロナ禍だとなかなか婚活ができなかったと思うから
コロナ禍では出会えなかったと回答した人は、イベントや婚活パーティーなどで出会って交際しているため、コロナ禍では出会う機会を失っていた可能性があると考えているようです。
既婚者の4人に1人は「コロナ禍では出会えなかった」と回答しているため、交際や結婚のきっかけに少なからずコロナの影響があるといえそうです。
婚活は結婚への大きなきっかけの一つ コロナ禍は出会いに大きな影響
ここまで結婚への価値観や婚活、またコロナ禍による出会いへの影響についてのアンケート結果を紹介しました。
結婚したい・したくないと考える人は、それぞれ半数で結婚の意識は二極化しているといえます。なかでも20代の女性は、結婚願望が高めで婚活にも意欲的でした。ただし女性は年齢が上がるにつれて、結婚や婚活への意識が低下する傾向があるようです。一方男性は、女性に比べると結婚願望も低めで、意識的に婚活をしている人も少ないことが分かりました。
婚活事情を見てみると、既婚者の方が積極的に婚活をしていた人が多く、婚活は結婚のきっかけとなるといえそうです。
婚活に意欲的な20代の女性は、コロナ禍の影響を感じていると回答した割合がほかの年代に比べて高い傾向にありました。イベントや婚活パーティーなどをきっかけに異性と出会っていた人は影響を感じているものの、マッチングアプリを利用したり、SNSを活用したりと、出会いの方法が着実に変化していることが分かりました。
既婚者を対象にした調査では、既婚者の4人に1人は「コロナ禍では今の配偶者と出会えなかった」と回答しており、交際や結婚につながる出会いにコロナによる影響が見受けられる結果となりました。
【調査概要】
・調査方法:infoQでwebアンケート実施
・調査期間:2022年5月6日~2022年5月10日
・有効回答:6000サンプル
・調査対象:全国20~49歳の男女
・アンケート調査の詳細はこちら
結婚したい・したくないと考える人は、それぞれ半数で結婚の意識は二極化しているといえます。なかでも20代の女性は、結婚願望が高めで婚活にも意欲的でした。ただし女性は年齢が上がるにつれて、結婚や婚活への意識が低下する傾向があるようです。一方男性は、女性に比べると結婚願望も低めで、意識的に婚活をしている人も少ないことが分かりました。
婚活事情を見てみると、既婚者の方が積極的に婚活をしていた人が多く、婚活は結婚のきっかけとなるといえそうです。
婚活に意欲的な20代の女性は、コロナ禍の影響を感じていると回答した割合がほかの年代に比べて高い傾向にありました。イベントや婚活パーティーなどをきっかけに異性と出会っていた人は影響を感じているものの、マッチングアプリを利用したり、SNSを活用したりと、出会いの方法が着実に変化していることが分かりました。
既婚者を対象にした調査では、既婚者の4人に1人は「コロナ禍では今の配偶者と出会えなかった」と回答しており、交際や結婚につながる出会いにコロナによる影響が見受けられる結果となりました。
【調査概要】
・調査方法:infoQでwebアンケート実施
・調査期間:2022年5月6日~2022年5月10日
・有効回答:6000サンプル
・調査対象:全国20~49歳の男女
・アンケート調査の詳細はこちら
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。