駅伝中継関連の見どころスポット
箱根駅伝中継について、箱根にお越しの際に知っているとさらに楽しめるスポットも、往路のコースに沿って順番に紹介しましょう。
まずは日本テレビが中継の要として活用する、NTT双子無線中継所がある二子山。国道1号線を箱根に向かって走ると、箱根板橋駅を少し過ぎた辺りから前方左側にお椀を2つ伏せて置いたような山が見えてきます。右側が上二子山、左側が下二子山。駅伝中継では重要な役割を果たす場所です。
まずは日本テレビが中継の要として活用する、NTT双子無線中継所がある二子山。国道1号線を箱根に向かって走ると、箱根板橋駅を少し過ぎた辺りから前方左側にお椀を2つ伏せて置いたような山が見えてきます。右側が上二子山、左側が下二子山。駅伝中継では重要な役割を果たす場所です。
国道1号線・箱根板橋付近から二子山を望む。奥にかすんで見える右のお椀が上二子山、左が下二子山
国道1号線をさらに進み、5区の給水ポイントとして知られる大平台のヘアピンカーブに近づくと、右側の視界が開けます。早川の谷を越えて向こうに見えるのは箱根を取り囲む外輪山。テレビ初中継にあたって下見に来た日本テレビスタッフが、その斜面に林道のガードレール、尾根付近に木の生えていない場所を見つけ、中継所の設置を決めたといいます。葉の落ちた冬季にはガードレールを見つけられるかもしれません。
大平台駅周辺から外輪山方面を眺めたところ
現在はコース唯一の踏切となった小涌谷踏切を渡り、しばらく行くと、道の右手に黄色を基調とした南欧風の建物が見えてきます。箱根ホテル小涌園の関連施設で温泉のテーマパークとして知られるユネッサンです。
箱根ホテル小涌園の正面にあるユネッサン。駅伝の日には中継のためのやぐらが立つ
そしてそのユネッサンと道を挟んで向かい側、左手にあるのは、初回生中継の際に300名のスタッフに会議場と宴会場を提供した箱根ホテル小涌園です。当時の建物は2018年1月に営業を終了して取り壊されましたが、2023年7月に建て替えて新装オープンしました。今も当時の面影を感じさせるデザインです。
箱根ホテル小涌園の現在のエントランス
さらに国道1号線を進むと、芦之湯の先に「国道1号最高地点874m」と書かれた看板があります。この辺りでは前述の上二子山が左手に見えます。
国道1号線最高地点の看板。ここからは「山登り」の往路5区も芦ノ湖に向かって下りになる
ゴール地点付近、元箱根から遠くに見える台形の山は、ヘリコプターからのマイクロウェーブを受ける箱根駒ケ岳です。二子山には一般の人は登れませんが、駒ケ岳にはロープウェーで簡単に登ることができます。晴天の日なら360度展望が開けた山頂からは素晴らしい眺望を楽しめると同時に、なぜこのポイントに中継所を設置したかを肌で感じることができるでしょう。
ゴール地点近くの元箱根から見る箱根駒ヶ岳
今回は箱根駅伝のテレビ中継にまつわるエピソードを中心に紹介しました。次回は箱根駅伝の往路5区・復路6区のコースを、選手やドラマの出演者気分で味わえる見所やエピソードなどを紹介します。お楽しみに。

美馬 哲
タクシー乗務員/「箱根観光情報新聞」編集長
10年前、企業の管理職を辞して箱根へ移住。旅館勤務を経て、現在はタクシー乗務員として日々観光客を案内している。2019年に「箱根観光情報新聞」を創刊し、編集長として地域の魅力や旅人との出会いを発信中。











