2021年11月にビットコインが史上最高値の700万円台を更新するなど、世間での暗号資産（仮想通貨）に対する興味・関心が高まっています。一方で、金融庁からは投機目的などで利用する人に向けて、「法定通貨ではないこと」「価格が変動すること」「金融庁・財務局の登録を受けた事業者かどうか確認すること」など、注意喚起がなされています。

そんななか、第三者の立場で顧客満足度調査を実施するoricon ME（オリコン エムイー）が、「おすすめの暗号資産取引所 現物取引（仮想通貨）ランキング・比較」を発表しました。暗号資産取引所20社の現物取引についての満足度調査を実際の利用者3575人に対して実施したもので、GMOコインが2021年に続いて2年連続で最も高い評価を獲得しました。

◆みんなどうやって選んでる？仮想通貨取引所。満足度調査結果ランキングが発表（2021年の満足度ランキングの記事）
https://i4u.gmo/0xDRL

暗号資産（※）は、インターネット上で不特定多数と商品などの対価としてやり取りができる財産的価値のことです。
※以前は「仮想通貨」などとも呼ばれましたが、貸金決済法の改正（2020年5月施行）によって法令上「暗号資産」に呼称変更されました

暗号資産は「交換所」や「取引所」と呼ばれる事業者（暗号資産交換業者）から入手・換金することができます。2017年4月1日から「暗号資産」に関する新しい制度が開始され、国内で暗号資産と法定通貨との交換サービスを行うには、金融庁・財務局において暗号資産交換業の登録が必要となっています。

「おすすめの暗号資産取引所 現物取引（仮想通貨）ランキング・比較」は暗号資産交換業者として登録されている事業者を対象に、取引の中で最も一般的といわれる「現物取引（暗号資産をその時々の市場価格で売買する取引）」の満足度調査を実施し、ランキング形式で発表したものです。その結果、GMOコインが2021年に続いて2年連続で最も高い評価を獲得しました。

同調査は、2021年1月5日～12日および2021年11月5日～12日の期間において、過去2年以内に主に裁量トレードを用いて暗号資産の現物取引を自身で行っている20～69歳の3575人に、利用したサービスの満足度について回答を得たものです。

対象企業については、「1．暗号資産交換業者として金融庁に登録されている」「2．暗号資産の現物取引サービスを行っている」「3．ビットコインと日本円の取引（BTC/JPY）に対応している」という、これらすべての条件を満たすものと定義し、今回は該当する20社について調査を行いました。

総合ランキングを構成する評価項目は、「口座開設（※1）」「取引のしやすさ」「手数料の妥当性」「資産管理（※1）」「提供情報の充実さ」「キャンペーン」「問い合わせ（※2）」「システムの安定性（※3）」の8つで、これらは全22の設問から形成されています。なお、ランキングは「総合」のほか、これら8つの評価項目別の結果も発表しています。
　※1：2022年発表の調査から新設
※2：評価項目「問い合わせ」は、問い合わせされた方のみが回答しており、ランキングについては一定の回答数に達した企業のみで構成されています。
※3：「セキュリティ」（2021年）から「システムの安定性」（2022年）へ項目名変更

2021年に続いて2度目の発表となる今回のランキングでは、GMOコインが前回に続いて2年連続の総合1位を獲得しました。

今回、「口座開設」と「資産管理」の2項目が新設された全8項目の評価項目別ランキングでは、前回の6項目中5項目1位（「問い合わせ」以外の5項目で1位）を上回り、8項目すべてで1位を獲得。特に、手続きの容易さなどについて聴取した「口座開設」では、75.7点の高評価を得ています。

【GMOコインについて 実際の利用者コメント】
・入出金手数料が無料であることが良かった（30代・女性）
・簡単に口座開設でき、操作も直感的で使いやすい。またシステムも安定していて、使えない時が少ない点が良かった（40代・男性）
・サービス内容が充実していてわかりやすい（40代・男性）」・セキュリティに生体認証を使用している点が良かった（40代・男性）
・入口がGMOだったので比較的安心して取り掛かることができた（50代・男性）

GMOコイン 代表取締役社長の石村富隆氏は、この結果について次のようにコメントしています。

「この度は、『2022年 オリコン顧客満足度調査 暗号資産取引所 現物取引』において、2年連続で総合第1位に選んでいただき、誠にありがとうございます。また、評価項目別の順位についても、評価対象となった全8項目において、すべて1位ということは大変光栄です。

この栄誉は、ひとえに我々のサービスをご利用のお客様が我々の継続的なサービス改善に一定の評価をくださっているからこそと感じております。『More Reasonable（少しでもリーズナブルに）』『More Fun（楽しく続けて、もっと楽しく）』『More Flexible（いつでも、どこでも、あらゆるチャンスを）』の世界を実現させるために、既存の枠組みにとらわれない発想力とテクノロジーを活用してさまざまな事業に取り組み、挑戦し続けていきたいと思います。今後とも変わらぬご支援賜りますよう、お願い申し上げます」（GMOコイン 石村社長）

暗号資産を取り巻く状況は年を追うごとに法整備が進んでおり、より安心して取引ができるような環境が整いつつあります。一方、金融庁から注意喚起がなされているように、価格の変動や急落によって損をする可能性がありますし、業者によってはトラブルが発生する事例も報告されています。より安心・安全に取引できる取引所選びが重要でしょう。

【調査概要】 2022年 オリコン顧客満足度調査　暗号資産取引所　現物取引
●サンプル数：3575人
●調査企業数：20社　
●規定人数：100人以上
●定義：以下すべての条件を満たす企業
1）暗号資産交換業者として金融庁に登録されている
2）暗号資産の現物取引サービスを行っている
3）ビットコインと日本円の取引（BTC/JPY）に対応している
●調査期間：2021/11/05～11/12、2021/01/05～2021/01/12
●調査対象者
・性別：指定なし　・年齢：20～69歳　・地域：全国
・条件：過去2年以内に、主に裁量トレードを用いて暗号資産の現物取引を自身で行っている人
●調査対象企業詳細：SBI VCトレード（SBI VCトレード株式会社）／Fxcoin（FXcoin株式会社）／Coincheck（コインチェック株式会社）／CoinTrade（株式会社マーキュリー）／Coinbase（Coinbase株式会社）／CoinBest（CoinBest株式会社）／Zaif Exchange（株式会社カイカエクスチェンジ）／GMOコイン（GMOコイン株式会社／TAOTAO（SBI VCトレード株式会社）／DMM Bitcoin（株式会社DMM Bitcoin）／DeCurret（株式会社ディーカレット）／BTCBOX（BTCボックス株式会社）／Bitgate（Bitgate株式会社）／bitbank（ビットバンク株式会社）／bitFlyer（株式会社 bitFlyer）／BITPOINT（株式会社ビットポイントジャパン）／Huobi Japan（フォビジャパン株式会社）／LINE BITMAX（LVC株式会社）／楽天ウォレット（楽天ウォレット株式会社）／Liquid by Quoine（QUOINE株式会社）
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