ランチで世界の子どもを支援！ GMOの「TABLE FOR TWO」メニューに込められた想い

2021.8.27

GMOインターネットグループの社内コミュニティスペース「GMO Yours」で提供されるランチメニュー「からだに嬉しいお野菜ランチ」が、開発途上国の子どもの学校給食費を支援するNPO法人TABLE FOR TWO International主催の「第2回 TABLE FOR TWO アワード」で「メニュー・ドリンク部門大賞」を受賞した。

受賞メニューのからだに嬉しいお野菜ランチは、GMOインターネットグループがフードサービス企業のLEOCと共同で開発・提供。「食べる具沢山ミネストローネ」、「鯖のチーズ焼きサラダプレート」、「ほうれん草のミルクプリン」の3品からなる。食物繊維を意識し、“野菜をとにかくたくさん食べてもらう”ことをコンセプトに開発されたメニューには、1食あたり290グラム分の野菜（食物繊維10.6グラム）が含まれる。

「2人のための食卓」TABLE FOR TWOとは？

「TABLE FOR TWO」は、肥満や生活習慣病予防のためにカロリーを抑えた食品が購入されるごとに、1食につき20円の寄付金が開発途上国の子どもの学校給食費に充てられるというプログラムだ。GMOインターネットグループとLEOCは、2020年12月よりGMO Yoursにて、TABLE FOR TWO対応ランチメニューの提供を開始し、これまでさまざまなメニューを開発・提供してきた。

人・環境に配慮したエシカル、サステナブルな取り組みのひとつとして行われているTABLE FOR TWO対応ランチメニューは、今年からは月1回のペースで提供されている。

ちなみに今年7月のランチメニューは、ビタミン、ミネラルをテーマにしたものだとのこと。「ランチメニューはLEOCの管理栄養士の方が開発してくださっているのですが、週に1度、味や栄養バランス、盛りつけに至るまで、担当者と意見を交わしながらメニューを決めています」と語るのは、GMOインターネットグループコミュニケーション部の山本さんだ。

日々の食事から健康やフードロス、世界の貧困について考える

「日々働いている中で、何気なく食べている食材や無駄に捨てていた食材、世界の貧困については、なかなか考える機会がないと個人的にも思っていた」という山本さん。TABLE FOR TWO対応ランチメニューを始めたきっかけについて、次のように説明する。

「普段、無料で提供されるランチを食べることが当たり前の環境の中で、さらにランチにどのような付加価値をつけられるのか。単なる食事としてだけではなく、食を通じて、パートナー（従業員）が自分の健康やフードロス、貧困などの問題について、何かを考えるきっかけにしたいという想いから、TABLE FOR TWO対応ランチメニューの提供を始めました」（山本さん）

GMOインターネットグループコミュニケーション部山本さん

第2回 TABLE FOR TWO アワード受賞については、「まさか大賞をいただけるなんて、という驚きの方が喜びよりもすごく大きくて」と謙遜しつつも、山本さんはこう語る。

「TABLE FOR TWOを通じて、パートナーが自分から『何か社会にプラスに働くようになるようなことをしよう』『自身の生活習慣も見直そう』と考えるきっかけになればと思っていたのですが、栄誉ある賞を受賞したことで、改めてそういったことを考える機会ができました。私たち担当部署としても、そうしたことを考えるパートナーが1人でも増えてくれたらうれしいですし、その意味でも受賞できたことを非常にうれしいなと思っています。それと日々メニューを開発していただいてるLEOCさんにも、改めてすごくありがたいなという気持ちがあります」（山本さん）

最近では、カフェやランチメニューへの感想を従業員がオンラインで投稿できるコンテンツを開設した。今後も従業員の声を集めながら、次のTABLE FOR TWOメニューや、日々のメニュー開発に活かしていく予定だ。

普段の食を通じて社会問題に目を向けるきっかけに